女子高生向けの「女性活躍推進シンポジウム」にトークナビ代表 樋田かおりが登壇

株式会社トークナビ

2023.08.21 10:36

“夢”を見つけるきっかけとなった高校時代のエピソードやキャリアの拓き方アドバイスも!

東京都世田谷区の下北沢成徳高等学校ミモザホールで2023年7月末、女子高生ら約120人参加のもと開かれた「女性活躍推進シンポジウム」(主催:大学新聞社)に、トークナビ代表取締役、アナウンサーの樋田かおり(といだ・かおり)がパネリストの1人として登壇しました。

シンポジウムは女子高生たちが進路を考える場として「女性活躍推進についての進路フェア」内で開かれたもので、パネリストとして下北沢成徳高等学校の平野昌子校長をはじめ、教育現場や民間企業で活躍する女性リーダーたち5名が登壇。樋田はアナウンサーとしてTV局で働いたのち、自身で起業した会社で女性たち70名を抱える経営者として体験談を語り、「女性活躍の可能性は無限大。可能性は自分たちがどう捉え、どう道を作るかで決まる」と女子高生たちにメッセージを送りました。

シンポジウムでは女子高生にとっての様々なロールモデルとして、5名が「女性活躍について今、感じること」「キャリアの拓き方」などについて語りました。樋田の話のポイントをご紹介します。

 

司会:日本の女性活躍の現状についてどう思う?

樋田:「20代で終わる」時代から「無限大の可能性」の時代へ

私がTV局に就職した10年以上前は「20代で女子アナは終わる」と言われていました。1年や3年で契約が切れてしまう労働条件であることも多く、早朝や深夜などの不規則の時間帯の仕事もあるため、女性は結婚したら消えていくのがアナウンサー業界でした。

それが今、女性活躍の可能性が増えてきています。私たちの会社には(子育て中の女性も含め)女性アナが70人ほど所属しています。国の動きとしても女性の労働者を増やそうとしています。女性管理職を増やそうという動きも増えています。女性自身がどうやって働いていくのか、どうやってキャリアを築くのか考える人が増えれば、時代が変っていくと思います。女性活躍の可能性は無限大です。

 

司会:にこやか?厳しい?アナウンサー業界の仕事とは?

樋田:秒単位で時間と向き合う、まるでスポーツのような仕事

TVに出て話している華やかな世界に見えると思いますが、実際は秒単位で時間と向き合う、まるでスポーツのような仕事です。10秒単位の仕事というと、例えば(番組の前後に流れる)「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」というナレーションなどがあります。こういった短い秒数で伝えること、ニュースを伝えること、気象情報を伝えることなど様々な仕事があります。

また、ひとたび番組を持つと、風邪をひいたからといって担当番組を外れることは一切できません。時間とともに戦いながら、絶対に休めない。いわば「替えが効かない」厳しい職種です。

 

司会:いつ頃からアナウンサーを目指した?

樋田:高校時代に先生に勧められた放送コンテストがきっかけ

実は皆さんと同じ高校生の頃、夢なんて一切なかったんです。私は人についていくタイプで、みんなの中で目立たない存在でした。それが高校時代に放送部でスピーチコンテストに出場したことをきっかけに、声だけで伝える面白さに目覚め、声の仕事に興味を持ちました。でも、自分でコンテストに出たいと言ったわけではなく、先生の勧めでした。

目立たない放送部員だった私はコンテスト出たことで、「全国にこんなに声に向き合う高校生がいるんだ」と鳥肌が立つ経験をしました。また、声に想いをのせると涙する人や笑顔になる人がいて、声って面白いなと思いました。声をどう使うかによって自分も相手も幸せにできる“最強の武器”だと気づきました。そして、高校3年生で賞をとったことが自信になり、アナウンサーになる夢を描きました。

女性のキャリアの可能性は、自分たちがどう捉えるか、どう道を作るかで決まります。女性活躍の環境が整ってきているので、これからは働きやすい、女性が活躍しやすい社会になっていくと思います。

 

司会:女子高生へのメッセージをお願いします

樋田:ポジティブな言葉と声で、未来を切り拓いてほしい

「声で未来を変える。」と伝えたいです。これはトークナビの会社のビジョンでもあります。「あー疲れた」とばかり言うと、疲れるばかりの人生。「今日もよく頑張った」とポジティブな言葉に変換することで、私たちの生き方ってガラっと変わるんです。言葉が人生を作るといってもいいくらい。高校生のいまの瞬間を大切に、その時々の発する言葉や声で自分や友人家族にいい影響を与えてほしい。声という武器で未来を切り拓いていただきたいです。

 

<シンポジウム概要>

  • 名称:「女性活躍推進についての進路フェア」第1部シンポジウムパネルディスカッション
  • 日時:2023年2023年7月27日(木)
  • 場所:下北沢成徳高等学校ミモザホール
  • 登壇者:平野 昌子様(下北沢成徳高等学校 校長)、西川史子様(山脇学園中学校・高等学校 校長)、鷹野 景子様(東京家政学院大学 学長)、白土 真紀様(株式会社資生堂 ブランド価値開発研究所 R&Dサステナビリティ&コミュニケーション部 S/PARK事業企画グループ、健康科学博士)、樋田 かおり(株式会社トークナビ 代表取締役、アナウンサー)
  • 司会進行:坪田まり子様
  • 主催:大学新聞社
  • 参加者:下北沢成徳高校の1年生のほか、高校生、既卒生、保護者ら120人
  • 告知URL:https://shinronavi.com/news/detail/1724

<樋田かおり プロフィル>といだ・かおり  株式会社トークナビ代表取締役 アナウンサー


日本テレビ系列青森放送にアナウンサーとして入社。テレビ・ラジオの放送現場を経験した後、28歳で独立し、2015年に起業。幼少期から人前で話をするのが大の苦手だった自身の経験から、“伝える力”向上に貢献したいと、アナウンサーを講師とするコミュニケーション研修事業や、アナウンサーが中小企業の顔となって広報活動を行う「女子アナ広報室」などの事業を行う。結婚や出産で離職した女性アナウンサーのセカンドキャリアをつくることに尽力し、全国各地に約70名抱えるユニークな企業に成長させた。

著書に「社長の伝え方には会社を変える力がある」(青春出版社)他。

<会社概要>

  • 名称:株式会社トークナビ
  • 所在地: 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス17F
  • 代表取締役:樋田かおり
  • 事業内容:研修事業・講演会・セミナー企画、運営/司会者キャスティング事業/広報代行事業/人材コンサルティング
  • URL:https://talknavi.co.jp/

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