マクロミル・博報堂グループのH.M.マーケティングリサーチの協賛により中高探究学習におけるリサーチ活用支援を開始
中高探究学習を支援する一般社団法人e-donutsは、株式会社H.M.マーケティングリサーチと共にリサーチ活用に関する包括的支援を図ります
「10代の『やってみたい』を育てる、叶える。」をミッションに掲げ、公教育の探究的な学びを支援する一般社団法人e-donuts(本社:京都府京都市、代表理事:藤原彪人、以下「e-donuts」)は、中高生へのリサーチノウハウの提供及びリサーチ活用支援のため、株式会社H.M.マーケティングリサーチ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:恒藤優、以下「HMM」)とのパートナーシップを開始します。
探究学習とは何か
生徒自らが学びたい・やってみたいテーマを決め、設定した課題の解決に向けて調査・議論をしながら進める学びです。近年注目されている学習形態で、特に高校では「総合的な探究の時間」という科目で2022年度から全国で必修化しています。
しかしながら、多くの学校において、生徒の自由な探究心を叶えるには様々な専門知見や物理的リソースが不足しており、e-donutsは外部連携プラットフォームを構築することでこれを解決しようとしています。
なぜ今回の協賛に至ったか
探究学習において、「リサーチ」は非常に密接な関係にあり、多くの生徒がプロジェクトの中で大小様々なリサーチを必要とします。
しかし、多くの生徒はリサーチの考え方や方法論を体系的に学んだことがなく、また、基本的に無料のリサーチしか行えません。そのため、「本来別の対象に取るべきアンケートも学内生徒にアンケートを取っている」「そもそも定量調査と定性調査の役割の違いがわからない」といったことが起きています。
こうした課題を解消し、探究学習におけるリサーチ機会の拡充を図るべくHMMとのパートナーシップを開始するに至りました。
どういった支援を行うか
マクロミル・博報堂グループのHMMは、マーケティング活動に必要なデータアセットとリサーチノウハウを持ち合わせ、生活者発想を起点として、多様な社会および生活者ニーズを的確に捉え、顧客企業のマーケティングを支援しています。
今回HMMからは、e-donutsへの資金協賛(※1)に加えて、主に以下の支援を学校向けに展開いただくことで、中高生の「知りたい」「やってみたい」を叶えられるような体制を整備します。
- リサーチ機会の教育機関への無償提供:例えば「30代女性100名に化粧品の制作研究のためのアンケートを行いたい」といった、本来学校の予算内では実行できないようなリサーチ機会を提供(実施数の上限は設定)
- リサーチノウハウの提供:「そもそもリサーチとは」「定量調査と定性調査の考え方の違い」といった通常授業では学ばないようなリサーチに関する本質的かつ本格的な知見を提供する講座の実施
- 探究学習におけるメンタリングの実施:生徒が学習の中でグループごとに進めるプロジェクトに関して、リサーチの観点で助言や監修が必要な場合のサポートの実行
(※1)協賛費は、学校機関への探究学習支援を無償で行うためのメンタリング費用や各種機材など物理リソースの調達に活用されます。
両社からのコメント
株式会社H.M.マーケティングリサーチ
代表取締役社長 恒藤 優
公教育における探究学習を支援できること自体の歓びを感じながら、次世代に対してマーケティングリサーチの普及・啓蒙する使命を果たす一歩になることを嬉しく思います。
実際にリサーチを起点として探究学習をサポートする中で、生活者の「不」や新たな機会を捉えた、斬新で柔軟なアイデアが生まれることを楽しみにしています。
一般社団法人e-donuts
代表理事 藤原 彪人
私たちが支援する探究学習の中で、「リサーチ」は切っても切れない関係性にあり、リサーチノウハウやリサーチ活用の機会を公教育現場に届けることは非常に重要な意味があると考えています。
今回のパートナーシップにより、中高生が生活者のニーズやペインに気づき、課題解決への思いを強める機会や中高生が「知りたい」「調べてみたい」ことを自由に調査できる機会を拡充できるよう努めてまいります。
企業情報
株式会社H.M.マーケティングリサーチ
設立: 1965年6月
代表取締役社長:恒藤優
所在地:東京都中央区日本橋小網町6-1 山万ビル(本社)
URL :https://www.hmmr.co.jp
一般社団法人e-donuts
設立: 2023年5月
代表理事:藤原彪人
所在地:京都府京都市西京区大原野上里北ノ町907-9
URL :https://www.e-donuts.com
企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。