P2Pの全く新しい出版販売ソリューション「シェルマ」(どこでも だれでも 本屋さん)
個人と個人がつながる新しい時代における「もうひとつの出版業界」の構築を目指します。
「シェルマ」は、リブライズ合同会社が開発中の出版販売システムです。ネットで購入した書籍を、指定の場所や時間を指定して受け渡すことが出来ます。P2Pの時代の新しい流通と出版開発を進めていきます。★シェルマ・プロジェクト(地蔵真作+橘川幸夫)
P2Pの全く新しい出版販売ソリューション「シェルマ」について
(1)企画の経緯
リブライズは「図書館ごっこ」のソリューションです。本を通じて人と場所をもっと面白くするサービスとして10年の運用実績があり、現在2800余りの個人図書館・シェア図書館などで、1,031,406冊の本が登録されています。
私(橘川幸夫)は、1972年に音楽投稿雑誌「ロッキング・オン」を創刊し、1978年に「紙のインターネット」と呼ばれている全面投稿雑誌「ポンプ」を創刊し、以来、参加型メディアの開発を進めてきました。リブライズの代表である地蔵(ちくら)真作くんとは10年くらい前に図書館関係者の紹介で出会い、時折会う関係でした。リブライズのシステムは、自宅の本のバーコードをスキャンすると、自分の図書館がネット上に出来ます。友人やご近所の人がネットを見て「君の持ってる本を貸してくれないか」と貸し出すことが出来ます。誰に貸してあるかが分かるので、どこかになくなってしまう心配がありません(笑)。このシステムが10年前にリリースして、全国各地のブックカフェや公共施設、シェア図書館などで使われています。
地蔵くんは、その過程で「本屋さんごっこ」のシステムも模索していて、大手取次店などとも協同して追求していましたが、既存の出版流通システムは、大量生産・大量流通・大量販売のビジネスモデルなので、どうしても単体の書籍を個人が扱うには無理な構造になっています。
ここ数年来の動きであった「シェア図書館」が今年になって、一気に世の中の話題として広がった気がします。橘川が主催する私塾の深呼吸学部の仲間である平方亜弥子さんが2023年の3月に茨城県石岡市でシェア図書館の「つながる図書館」を立ち上げました。偶然、こちらの管理システムもリブライズを採用していました。地蔵くんに声をかけて、一緒に開所式に参加しました。
その過程で、地蔵くんから「シェルマ」の構想を聞き、全面的に協力することにしました。
(2)シェルマの仕組み
極めてシンプルに著者(出版社)が読者にP2Pで書籍を販売することが出来ます。
1.シェルマのサイトに売りたい本を登録します。
2.その際に、書籍の紹介と同時に、受け渡しの日時と場所を指定出来ます。
3.決済はネット上でクレジットで処理します。本を郵送するのではなく、指定の場所に取りにきてもらいます。
(実施例・橘川が新刊の記念講演会を実施したのですが、その際に参加費用はシェルマで書籍購入してもらい、講演会会場で書籍を受け渡すという方式で実施しました)
4.さまざまな使い方が考えられると思いますが、全国各地で行われている「文学フリマ」のブース出展者が事前にコンテンツを購入してもらい、現地ブースで引き渡すことが出来ます。その他、各種イベントでの物販が可能です。シェア図書館やシェア書店との連携も可能になります。
(3)シェルマを利用方法
シェルマは書籍以外でも展開できるのですが、当面は書籍・雑誌に限定していきたいと思います。利用者は原則的に書籍の著者自身か、書籍の販売権利を持つ出版社になります。
説明会を順次、実施していきます。
第一回の説明会は8月19日(土)、京都になります。
以下のシェルマサイトで、3冊の書籍を販売していますので、購入の上、会場においでください。書籍は500円、1000円、2000円の本になっていますが、どの本でもかまいません。
(4)橘川の活動(もうひとつの出版業界を)
「シェア書店」「シェア図書館」「シェルマ」という書籍の新しい流通構造が生まれています。それに合わせて、橘川も、その構造に向けての「書籍」「雑誌」開発を進めていきます。
「参加型シェアマガジン・ポンプ」の企画説明会を、シェア書店「TAKIBI」(安藤哲也店長)で行います。参加費は「TAKIBI」にある「深呼吸書店4号店」の棚から本を一冊購入してもらいます。当日、現地での購入をお願いします。
▼参加案内はこちらです。
2023年8月31日木曜日 18:30から20:00
シェアマガジン「ポンプ」企画説明会
台東区谷中2-5-15 寿店舗Books & Coffee 谷中 TAKIBI
(5)今後のご案内
「シェルマ」については、今後も説明会を実施していきます。
その他、橘川の各種活動については、メルマガで案内していきますので、関心のある方は登録してください。不定期発行、無料です。
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