スイス基準の核シェルターモデルルームが本日オープン!
核攻撃を防ぐ堅牢な造り。地震などの自然災害にも有効!
特定非営利活動法人日本核シェルター協会は茨城県つくば市に、本日5月 10 日、核シェルターの モデルルームをオープンしました。核シェルターが普及しているスイスの仕様に基づいたグロー バルスタンダードの核シェルターです。本日から会員、自治体関係者、メディアに公開します。
特定非営利活動法人日本核シェルター(以下、当協会)は 2003 年に設立しました。ある一定の水準を満たした核シェルターの建設を最大の目的としています。
ある一定の水準を満たした核シェルターとは、核攻撃時に想定される 4 種類の影響である「爆風(衝撃波)」「熱線」「放射線」「残留放射線(誘導放射線と放射性降下物)」の被害を防ぐことができる仕様です。
日本ではほとんど普及していない核シェルターですが、普及率の高い国々では、この 4 種類の影響を防ぐために、核シェルターの仕様を規格化しています。どの国であっても、基本的には地上の建築物が崩壊することを前提として仕様を決めています。そのため、地下に鉄筋コンクリートで建設することが前提です。
人口比で普及率 100%を超えるスイスでは、1 バールの爆風を防ぐためには建物にどの程度の土被りが必要で、どの程度のコンクリート厚が必要か、必要なスペース、広さ、天井高、防爆扉、換気装置、非常用脱出口の位置などが詳細に決められています。そのため、最も完成度の高い核シェルターとして世界中で参照されています。
当協会が本日オープンした核シェルターもスイスの仕様に基づいています。
核シェルターは核攻撃を想定しているため、非常に堅牢な造りとなります。そのため、核攻撃、通常兵器、化学兵器などの戦争に起因する影響だけでなく、地震、噴火などの自然災害や、原発事故などの人為的災害、テロにも有効です。
核シェルターならではの限界生活を乗り越える備品・備蓄品も用意!
当協会がオープンした核シェルターのモデルルームでは、備蓄品・備品も導入しております。大人 1 人が 2 週間過ごすために必要な食料、水、日用品はどの程度のスペースを必要とするのか、応えられる人は少ないでしょう。
モデルルームでは、7 人の家族とペットが 2 週間核シェルターで過ごすことを想定して、食料、水、日用品、トイレットペーパーなどの備蓄品を用意。どの程度のスペースが必要になるのかを確認することができます。
さらに、給電優先順位管理システムと酸素/CO2濃度管理システムによって蓄電池の限られた電気容量を適切に使用できる蓄電池パッケージ、臭いや細菌・ウイルスを防ぐ自動ラップ式簡易トイレと自動ラップ式汚物回収ボックス、崩壊瓦礫堆積物を除去するための工具など、核シェルターならではの備蓄品、備品を実際に確認できます。
当協会はこの核シェルターのモデルルームを拠点として、情報の発信を行い、日本における民間防衛の一翼を担います。
※本件に関するお問い合わせ先
特定非営利活動法人日本核シェルター協会 本部・事務局
〒305-0032 茨城県つくば市竹園 2 丁目 13 番地 30 TEL. 029-886-5561
https://www.j-shelter.com/
info@j-shelter.com
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