マティスを〈読んで、観る〉フェア! 20年振りの大回顧展をもっと楽しめる、 マティス著『画家の覚書』(電子書籍)

ヒラタ印刷株式会社

2023.04.28 11:00

マティスの絵画論エッセイ『画家の覚書』(新訳・電子書籍版)を、ぜひ鑑賞のお供に。

2023年4月27日から東京で開催される、約20年ぶりのマティスの大回顧展。 その開催を記念して、万象堂ではエッセイ『画家の覚書』から、“マティスの言葉”を抜粋してご紹介する『マティスを〈読んで、観る〉フェア!』をSNSで開催中。本書より注目の言葉を抜粋してご紹介する記念企画です。

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マティスが書いた、芸術史に残る絵画論

アンリ・マティス。19世紀末から20世紀半ばまで、84年という生涯のほとんどを絵画制作に打ち込み、20世紀を代表する画家というだけでなく、21世紀の現在においても、国境や世代を超えた人気を誇ります。その画風は、変遷に次ぐ変遷を重ね、どの時期をとってもマティスの絵画は時代の刻印を明確に示しています。

本書は、マティスが39歳の時に文芸雑誌『La Grande Revue(ラ・グラン・ルヴュー)』(第52号・1908年)へ寄稿した芸術論『Notes d'un Peintre』の全訳です。

 

野獣派(フォーヴィスム)のまっただ中に、人々へ示した絵画への情熱。

マティスは自らが画家であることに意識的だった芸術家で、そもそもは画家が文章を書くことには懐疑的でした。では、なぜそんなマティスが本論を書いたのでしょうか。そこには、書かねばならなかった必然がありました。

1905年にパリで始まったフォーヴィスム(野獣派)。その3年後の1908年、野獣派絵画へのあからさまな批判に、マティスは信念をもって向き合います。野獣派の擁護ではなく、絵画芸術の存在のために。

画家として、絵筆ではなくペンで人々に語りかけるのです。絵を描くとは、どういうことなのか、と。

マティスの絵画思考を多角的にご紹介。

本論の執筆動機が、批判への対応がきっかけだったとしても、すでに画家として充分な実績と評価を得ていたマティスの絵画論は、真摯に絵画と芸術を語った情熱的な芸術論となりました。本論でマティスは、絵画の普遍性や画家の独自性への探求、敬愛する芸術家の紹介、また自身の制作手法も公開しています。

本書では、本論の全訳に加え、マティスが取りあげた多くの画家や絵画作品を、充実した注解で掲載しました。その中には、ダ・ヴィンチやセザンヌによる絵画論の抜粋や、発端となる批判記事(当時人気のあったフランスの作家・美術評論家であるジョセファン・ペラダンによる評論文)、マティスを擁護する画家デヴァリエールの序文も含め、本論を多角的に読めるよう工夫を凝らしました。

 

■著者プロフィール

アンリ・マティス(Henri Matisse)
画家
1869年、北フランスのル・カトー=カンブレジ生まれ。1887年(18歳)で法律事務所に勤務し、1889年(20歳)での病気をきっかけに母親から贈られた画材道具で絵画に興味を持ち、画家になる決心をした。1891年(22歳)に私立美術学校アカデミー・ジュリアンで、1895年(26歳)からは国立美術学校エコール・デ・ボザールで学び、ギュスターヴ・モローに師事。当初取り組んだ古典的な画風は、様々な画家たちとの出会いを経て何度も変遷を重ねていく。1905年の第3回サロン・ドートンヌに出展した絵画が発端となったフォーヴィスム(野獣派)の中心的存在となり、その後は幾何学的絵画を経て独自の画風を確立。晩年には切り絵で色彩と造形を融合した絵画に到達する。1954年(84歳)、ニースにて死去。フランスを代表するだけではなく、芸術史に残る画家として、世界中の美術館に作品が所蔵され、展覧会も多く開催されている。


マティスの文章を読んで、マティス展で作品を観て、20世紀を代表する画家の情熱をもっと身近に感じる2023年。
ぜひお楽しみください。

 

■書籍情報

著者:アンリ・マティス
訳者:青岳那苑
価格:990円(10%税込)※希望小売価格
発行:2022年7月4日
EPUB、リフロー形式
ISBN 978-4-902324-19-8 C0072


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