失踪の謎をめぐる感涙連作集『残された人が編む物語』 6/9発売!

株式会社祥伝社

2022.06.03 15:34

消えてしまったあなたへ― 足あとから明かされる、失踪人たちの秘められた人生とは。喪失と再生の物語。

桂望実さん最新作『残された人が編む物語』が、祥伝社より2022年6月9日から順次全国の書店とネット書店(電子書籍書店含む)で発売されます。

『残された人が編む物語』
桂望実著/定価1,870円/四六判/ISBN978-4-396-63624-1

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消 え て し ま っ た あ な た へ ――

突然の失踪。動機は不明。音信は不通。

足取りを追って見えてきた、失踪人たちの秘められた人生。

喪失を抱えて立ちすくむ人々が、あらたな一歩を踏み出す物語。

 

■あらすじ

「知っている人がいて欲しい」
主婦の上田亜矢子は、疎遠だった弟・和也が消えていたと知り驚愕する。
行方不明者捜索協会に依頼して、担当になった西山静香と、和也の行方を追うことに。
和也と時間を共にした人たちから聞かされる話は、亜矢子が知っていた弟とは違っていて……(「第一話 弟と詩集」)。
行方不明者捜索協会を訪れる依頼人と、そこで働く西山静香。
消えた人の人生を「物語」と呼ぶには、ある事情があって――。
捜索のはてに、彼らがみつけたものとは。感涙の連作集。

■著者略歴

桂望実(かつらのぞみ):1965年、東京都生まれ。大妻女子大学卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年、『死日記』でエクスナレッジ社「作家への道! 」優秀賞を受賞しデビュー。05年刊行の『県庁の星』が映画化されベストセラーに。他の著書に『恋愛検定』『僕は金になる』(ともに祥伝社文庫)、『結婚させる家』『終活の準備はお済みですか?』など多数。著者公式ホームページはこちら

 

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突然、大切な人が消えてしまったら……? 

突如として失踪の事実を突きつけられ、呆然とする残された人々。昨今の報道からも、行方不明者を捜し続け、待ち続ける人々の苦悩は、察するにあまりありません。絶対に帰ってくるという希望、二度と会えないかもしれないという絶望。残された人々は揺れ動く気持ちを抱えたまま、身動きがとれずにいるかもしれません。
桂望実さんの最新小説は、家族や友人などの失踪により、行方不明者捜索協会を訪れる人々を描いた連作集。誰もが突然の失踪に戸惑いながら、手がかりを求めて、協会サポート部の西山静香とともに行方不明者の足どりを追います。残された人たちは少しずつ、失踪者たちの事情を、人生を知っていきます。そのことで残された人たちの人生もまた、動き始めます。捜索のはてに、彼らが見つけたものとは。

『県庁の星』の桂望実さんによる、涙必至の新たなる代表作の誕生です。

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<深い感動の声、続々!>

普通の人にもドラマがある。この物語には、人を癒す力がある。そして、この物語が持つ力に圧倒されました。
(文真堂書店 ビバモール本庄店 山本智子さん)

誰の心もひとつではない。この作品の温かさに心が沁みて、救われた。
(ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん)

この作品に込められたメッセージ、本当に深淵です。見事な人間ドラマが心に突き刺さる。
(ブックジャーナリスト 内田剛さん)

残された人が生きていくために、その人の足跡をたどり思い出を集め、紡いで物語にする。自分の中に生き続ける物語。それは新しい明日を迎える糧となる。
(精文館書店 中島新町店 久田かおりさん)

 

 

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