書籍『はじめて学ぶ 映像コミュニケーション』発売! 映像制作の基礎をバランスよく学べる入門書
映像力を養う必須スキル「見る・撮る・知る」が一冊でわかる!
福村出版株式会社(東京都文京区、代表取締役社長・宮下基幸)は、4月1日に新刊書籍『はじめて学ぶ 映像コミュニケーション──映像メディアを見る・撮る・知る』(編・長野真一、著・長野真一、増本貴士)を刊行いたしました。本書は、長年NHKのテレビプロデューサーを務めた編者が書き下ろした、大学生向けの映像制作入門書です。バランスのとれた基礎知識を通じて、「伝わりやすい映像」の撮影方法を学べます。全国の書店・オンライン書店でお求めいただけます。
現代社会では、YouTubeやTiktokなどで誰もが簡単に映像を発信できるようになりました。映像を通じて正しい情報を、適切な表現で、わかりやすく伝えることが重要です。しかし、現代に求められる映像制作の教育はまだ十分ではありません。映像撮影の技法だけでなく、撮影した映像が炎上を防ぐためのコンプライアンスや倫理についても知っておく必要があります。また、過去の映像表現を知り、より良い表現を目指すことも、「伝わりやすい映像」を撮るためには必要です。
本書『はじめて学ぶ 映像コミュニケーション』は、映像メディアを学ぶ学生を対象に、これらの要請に応える基本的な知識とスキルを一冊にまとめました。本書は以下の三部構成となっています。
①「見る」…過去の映像メディア史を概観し、教養を身につける
②「撮る」…映像撮影の基礎、企画と編集、ナレーションなどの技術を習得する
③「知る」…放送業界の仕組みや放送倫理、著作権の基礎を学ぶ
従来の映像制作入門書と比較して、初心者にとって必要な知識をバランスよく提供する本書は、映像コミュニケーションの理解を深めるための理想的な一冊です。
『はじめて学ぶ 映像コミュニケーション』は、映像制作の基礎から応用までを幅広くカバーし、学生だけでなく、映像制作に関心のある一般の方々にも役立つ内容となっています。現代のデジタルメディア環境を踏まえた上で、映像コミュニケーションの重要性を理解し、効果的な映像表現を追求する力を育てることを目指しています。
福村出版株式会社は、『はじめて学ぶ 映像コミュニケーション』を通じて、映像メディアを学ぶ学生や映像制作に興味を持つ一般の方々に、映像コミュニケーションの魅力と力を伝え、より良い映像表現を追求する環境を提供することに尽力してまいります。本書を通じて、映像コミュニケーションの分野がさらに発展し、新たな才能が育まれることを期待しています。
【書誌情報】
書名:はじめて学ぶ 映像コミュニケーション──映像メディアを見る・撮る・知る
編者:長野真一(大和大学社会学部准教授、元NHKテレビプロデューサー)
著者:長野真一、増本貴士(大和大学社会学部准教授)
定価:本体2,600円+税
発行日:2023年4月1日
ISBN:978-4-571-41072-7
発行:福村出版株式会社
【著者プロフィール】
長野真一:大和大学社会学部准教授。専門は映像コミュニケーション論、放送メディア論、映像制作。NHK入局後、幅広く番組制作や編成業務に従事。英語アニメ『リトル・チャロ』、東日本復興支援ソング『花は咲く』のほか、『その時歴史は動いた』『英語でしゃべらナイト』『新日本風土記』などを担当。
増本貴士:大和大学社会学部准教授。専門はインターネットコミュニケーション論、マルチメディア論、地域社会学。おもな共著書に『コンテンツツーリズム研究〔増補改訂版〕』(福村出版)。
【紙面サンプル】
【目次】
第1部 歴史編
第1章 映像前史:ビジュアル日本の夜明け
1 絵巻物に見る映像文化の萌芽
2 絵と文字を組み合わせる文化
3 マスメディアの元祖・浮世絵
第2章 映像の発明と映画の隆盛(20世紀前半)
1 映像の発明──エジソンとリュミエール兄弟
2 無声映画の成熟期──サイレント映画の巨匠たち
3 活動写真と弁士──日本独自の進化
4 トーキーとカラー化──1930年代:映画隆盛の時代
5 戦争を伝えたニュース映画──「日本ニュース」
第3章 テレビ放送の時代(20世紀後半)
1 テレビの開発と普及──高度経済成長時代のシンボル
2 テレビ隆盛時代の番組──1970~80年代のテレビ
3 進化するテレビ──1990年代:衛星放送と多チャンネル化時代
4 インターネット時代の映像メディア──2010年代:放送と通信の融合と高精細化
第4章 日本アニメの世界進出
1 鉄腕アトムと手塚治虫──リミテッドアニメで価格競争
2 日本文化情報の輸出──アニメに見る「日本的」なもの
3 ポケモンに見るメディアミックス展開──「ポケモン経済圏」
4 インバウンド需要の起爆剤──アニメと「聖地巡礼」
第2部 実技編
第5章 企画・取材
1 メディアコンテンツの類型
2 映像制作のフロー
3 企画とは何か
4 企画の作り方
5 企画書の書き方
第6章 撮影・ロケの基本
1 撮影現場の様子
2 撮影の準備と進め方
3 撮影テクニックの基本①:サイズ
4 撮影テクニックの基本②:アングルとカメラワーク
5 良い映像、使いやすい映像を撮るためのコツ
6 ロケ現場の演出とは何か
7 音声・照明の基本
第7章 構成・編集の基本
1 「構成」と「編集」とは
2 構成と編集でできること
3 編集の基本理論
第8章 音声表現
1 MA作業とは
2 伝わる日本語表現のための3か条
3 映像と組み合わせて引き立つナレーション
4 音声表現の基本:意味を伝えるプロミネンス
5 音響効果の基本:感じる音楽のつけ方
第3部 社会編
第9章 放送の業界と仕事
1 日本のテレビ業界
2 テレビ産業を支える組織
3 テレビ放送・番組制作に携わる人たち
4 視聴率と番組の評価
第10章 映像発信の心得:放送倫理から学ぶ
1 放送倫理の体系:放送法とガイドライン
2 放送倫理の概要:映像制作上の留意点
3 著作権の基本
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