NPOきものを世界遺産にするための全国会議 10年の活動を経産省政務官に報告

特定非営利活動法人きものを世界遺産にするための全国会議

2023.03.28 10:00

きものの世界遺産(無形文化遺産)登録は産業、経済面からも重要

NPO法人きものを世界遺産にするための全国会議(本部・東京都中央区 代表・吉田重久 https://omotenashi.or.jp)は、このほど、活動10年目の節目として「10年目の超レビュー」と題した活動報告を年表スタイルでまとめ、産業としてのきもの業界の所管官庁である経済産業省の大臣政務官、長峯誠氏に面会、報告をいたしました。

日比谷公園の桜、ソメイヨシノが満開直前の2023年3月24日、私たちの10年の歩みを報告するために、経済産業省を訪ね、参議院議員で経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官の長峯誠氏に面会することができました。写真は向かって右から当NPO認定の「和装家®︎」城さん、田村さん、そして長峯誠政務官、きもの世界遺産アンバサダーの藤村さん、NPO理事の藤永です。写真の中心で長峯政務官と藤村さんが手にしているのは当NPOの10年年表です。

長峯政務官にはご多忙中にもかかわらず、お時間をいただき、当NPOの活動を10年年表を参考にしながら報告させていただきました。全国の中学、高校で浴衣の着付け出前教室や、その際、学生に浴衣をプレゼントしていること、和裁を支えてくれている国、ベトナムでの活動の話、和装家の説明、原則、毎年開催している「大サムライ会」や「黒紋付会」が話題になりました。

長峯政務官のお母様や奥様も、自らがきものをよくお召しになるだけでなく、時には人の着付けもしてあげているとのことで、きものはとても身近な存在のようでした。

また所管官庁として「最近のきもの産業はどうですか?」というご質問もいただきました。最後には「日本の民族衣装として、きものが無形文化遺産になるといいですね。何か力になれそうなことがあれば、おっしゃってください」との、きもの業界全体にとっても心強いお言葉をいただきました。

経済産業省はきもの業界を「産業として視点」からバックアップしてくれる所管省庁になりますが、その政務官にお会いし、きものを世界遺産にするための活動を報告できたことで次の歩みがより大きな一歩になりそうです。

特定非営利活動法人 きものを世界遺産にするための全国会議
活動目的は、法人名の通りにきものを世界遺産にすることで、和装業界に貢献しようというものです。2014年きもの業界各社が設立。同時に活動を開始(活動内容等はhttps://omotenashi.or.jp)。2023年3月現在、本会員、賛助会員120を超える業界各社が加盟しています。また「和装家」として3千人を超えるきものファンが活動をバックアップしています。

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種類
イベント

カテゴリ
ファッション

サブカテゴリ
自治体など