SeiRogai、VRで伝統工芸を世界へ発信! 観光DXでインバウンド誘客と越境ECの両立を実現へ
~“体験”が“来訪”と“購買”を生む──観光DXで伝統工芸を未来へ~
株式会社SeiRogai(本社:東京都港区、代表取締役:ユエン・サムミヨル、リン・レイチェル)は、墨田区の老舗工房・片岡屏風店と連携し、伝統工芸と観光を融合させた新しい「観光DXモデル」の実証実験を開始しました。 VR体験を通じて、世界中の人々が工房を24時間・多言語で“訪問”できる仕組みを構築します。外国語スタッフがいない企業でもインバウンド対応が可能となり、観光誘客と将来的な越境EC販路の拡大を両立します。SeiRogaiは、デジタルの力で日本の職人技を世界へ発信し、地域産業の活性化と文化継承を目指します。
日本の伝統工芸が、デジタルの力で世界とつながる──。
株式会社SeiRogai(本社:東京都港区、代表取締役:ユエン・サムミヨル、リン・レイチェル)は、墨田区の老舗伝統工芸企業・株式会社片岡屏風店と連携し、観光とものづくりを融合した新たな「観光DXモデル」の実証実験を開始しました。
VRツアーと多言語デジタル発信を組み合わせることで、工房の魅力を世界中に届け、インバウンド観光客の誘致と将来的な越境EC販路拡大の両立を目指します。本事業は、墨田区の「プロトタイプ実証実験支援事業」に採択され、行政と地域企業が一体となって進める地域DXの先進事例です。
背景:伝統工芸が抱える「伝える力」の課題
日本の伝統工芸は高い美的価値と技術力を誇りながらも、次のような課題を抱えています。
- 工房が観光動線から外れており、自然な集客が難しい
- 実物を見ないと購入されにくい高価格帯製品の販路不足
- 外国人観光客・若年層への訴求力や言語対応の不足
- ECサイトやデジタル発信の導線が弱い
墨田区は「ものづくりのまち」として知られますが、観光・製造・販売の連携はまだ限定的です。こうした中で、観光DXによる“工房のデジタル化”が地域活性化の鍵として注目されています。
プロジェクト概要:片岡屏風店 × SeiRogaiの挑戦
今回の実証実験では、1946年創業の老舗「片岡屏風店」を舞台に、SeiRogaiが開発する観光DXプラットフォーム「Global Virtual Travel」を活用します。
360度VRツアーによって工房やショールームを臨場感たっぷりに体験できるだけでなく、多言語ナレーションと字幕(日本語・英語・中国語)により、訪日外国人や海外ユーザーにも分かりやすく紹介します。
視聴者は自宅から工房の制作現場を“訪問”し、伝統技術の魅力を理解しながら、興味を持った商品をその場でオンラインで閲覧・問い合わせできる仕組みを導入します。
今後は越境ECとの連携機能も視野に入れ、体験から来訪、来訪から購買へとつなぐ新たな購買導線を確立します。
パートナー企業にとっての導入メリット
- 24時間・365日、世界中からアクセス可能な“デジタルショールーム”
VRツアーはオンライン上で常時公開され、時間や場所に制約されずに工房を紹介可能。
リアル店舗が閉まっていても、常に“開かれた工房”として運用できます。 - 多言語インターフェースによるインバウンド対応の自動化
外国語スタッフがいなくても、英語・中国語対応のナレーションや字幕がガイドの役割を果たします。
来訪前に世界中の観光客が予習でき、来店時の理解度・購買意欲を高めます。 - ブランドストーリーの国際発信と長期的な販路拡大
VR映像とストーリーテリングにより、単なる製品紹介ではなく“職人技と文化の物語”を世界に発信。
将来的な越境ECとの連携で、リアル店舗とオンライン販売の相乗効果を生み出します。
SeiRogaiの技術と役割
SeiRogaiはこれまで、港区・府中市・多摩市・南砺市などで観光VRプロジェクトを展開し、平均クリック率12.6%、来訪転換率5%以上という実績を上げてきました。
今回の実証では、同社が特許出願中の「VR×ストーリーテリング×EC」技術を活用し、
- VR撮影・編集
- 多言語対応・UI設計
- データ分析(視聴率・予約率・クリック率)
- 広報・マーケティング支援
を一貫して提供します。
これにより、「観る」体験から「訪れる」「購入する」体験へと進化させる、持続可能な観光DXモデルを実現します。
社会的意義と今後の展望
本プロジェクトは、伝統工芸の販路拡大だけでなく、後継者育成や文化継承にも貢献します。
VRコンテンツはアーカイブとしても活用可能で、教育機関や観光PRにも展開予定です。
また、東京スカイツリーや浅草などの観光スポットとの連携により、地域全体の回遊性と経済波及効果が期待されます。
今後は、京都・金沢・新潟など全国の伝統産業にもモデルを拡大し、日本の工芸産業全体のデジタル化・国際化を推進していきます。
SeiRogaiにとっての意義
今回の取り組みは、SeiRogaiにとって「観光DX」から「伝統産業DX」へと事業を拡張する重要な第一歩です。
地域工房とのB2B連携を通じ、プラットフォームを「観光と産業をつなぐDX基盤」へと発展させ、全国の伝統工芸・地域産業との連携拡大を視野に入れています。
代表コメント
株式会社SeiRogai 代表取締役 コメント
「伝統工芸は日本文化の核心であり、世界中で高く評価されています。しかし、実際に現場へ行かなければその価値を体感できないという課題もあります。
私たちは「VR x EC」と多言語デジタル発信を組み合わせることで、“体験を通じた来訪と購買”という新しい形を生み出しました。
今回、片岡屏風店様や墨田区の皆様と連携できたことを大変光栄に思います。
今回の取り組みを通じて、地域工房が世界とつながる新しいモデルを確立し、伝統産業の未来をともに支えていきたいと思います。」
株式会社片岡屏風店 代表取締役 片岡孝斗氏 コメント
「弊社は創業より屏風製作のみを続けてきた数少ない会社です。現在東京都においても屏風専門店というものは弊社一社となってしまいました。国内における屏風の需要が劇的に少なくなったという要因もありますが、それ以上に屏風専門店があるということが知られていないことも大きな要因であると思います。
知ることで興味を持ってもらい購買につながっていく、本事業を通じて国内外に認知が広がることを期待しております。」
会社概要
株式会社SeiRogai
所在地:東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビル5階
代表取締役:ユエン・サムミヨル、リン・レイチェル
事業内容:映像制作、マーケティング、観光DX、越境EC支援
主力サービス:「Global Virtual Travel」プラットフォーム
株式会社片岡屏風店
所在地:東京都墨田区向島1丁目31番6号
代表取締役:片岡孝斗
事業内容:屏風製造・販売、工房体験、ショールーム運営、EC販売
【お問い合わせ先】
株式会社SeiRogai
Email: info@seirogai.com
会社HP:www.seirogai.jp
観光DXプラットフォーム「Global Virtual Travel」: https://globalvirtualtravel.com/ja
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