テーブルマークのうどん博士が語る! 今注目を集める「ご当地冷凍うどん」の魅力とは
〜新商品開発での苦労やこだわりなど製造の裏側を大公開〜
冷凍麺世界売上No.1※1のテーブルマーク株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松田要輔)は、2025年秋冬の新テーマとして「おうちで楽しむ完成度の高いご当地の味」を掲げました。2025年9月より発売となった新商品を含めたテーブルマークの「ご当地冷凍うどん」の魅力を開発のこだわりも含めご紹介します。
昨今の物価高騰を受け、生活者の節約意識は高まり続けています。特に主食であるお米の価格上昇は、うどんをはじめとする麺類への関心を高める一因となっています。
一方で、内食の機会が増えたことや物価上昇に伴う節約が続いたことによる節約疲れにより「家庭での食卓のマンネリ化」が、多くのご家庭の共通の悩みとなっています。冷凍うどん国内シェアNo.1※2でもあるテーブルマークは、こうしたニーズに応え、ご家庭で手軽に“ご当地グルメ”を味わえる冷凍うどんをご提案します。
商品開発部のチームリーダーであり、年間365食(ほぼ毎日!)うどんを食する、テーブルマークの「うどん博士」山田さんが、開発の裏側を語ります。
※1正式記録名:最大の冷凍麺ブランド(最新年間売上)*パスタ除く。対象年度:2024年認定機関:ギネスワールドレコーズ
※2インテージSRI+ 冷凍うどん市場 2015年10月~ 2025年9月 推計販売規模(金額,個数)
<生活者の変化>
節約意識の中、高まる「ご当地グルメ」への強い関心
昨今の物価高により、生活者にも変化が見えます。円安影響で国内旅行が増加、節約意識は高まる一方、国内旅行需要は回復しています。
注目すべきは、旅行の目的です。2024年に最もしたい旅は「温泉」(45.1%)を抑え、「現地(ご当地)のグルメ」(51.1%)がトップとなりました。※3
物価高の中で生活者は、節約を意識しながらも、旅行などで「ご当地グルメ」を味わうといった「プチ贅沢」や「非日常の体験」に強い関心を持っています。
※3 観光庁の「令和7年版観光白書(令和7年5月)」参照
旅行が回復したことで現地の味を知る機会が増えた一方、節約を意識している生活者が、「ご当地の味を手軽に楽しめる」よう最近ではご当地グルメの全国展開も話題となっています。
米の高騰で今注目を集めているうどんでは、福岡うどんのような地域に根差したうどんチェーンが全国的に店舗を展開し、外食を含め『ご当地うどん』市場が非常に盛り上がっています。
同時に冷凍食品も2024年の年間で冷凍食品消費額1兆円超え、国内生産金額が4年連続で過去最高8000億円を初めて突破し冷凍食品の需要も年々と右肩上がりとなっています。食材の高騰やタイパがトレンド化、冷凍食品技術の向上など様々な理由で冷凍食品が日常により浸透しています。


日本のご当地うどん
日本には秋田県「稲庭うどん」、栃木県の「耳うどん」、山梨県の「ほうとう」、 上州「ひもかわうどん」、愛知県の「味噌煮込みうどん」、香川県の「讃岐うどん」、 福岡県の「肉ごぼう天うどん」などなど国民に愛されるうどんには 各地域によって様々な特徴があります。 日本のソウルフードであるうどんを求め、 各地域でご当地うどんを楽しむ声もSNSで話題になっています。

テーブルマーク消費者へ聞いた
冷凍食品で食べたいご当地うどん!
テーブルマークの企画調査にて生活者の方から、食べてみたいご当地うどんを調査。
様々なご当地うどんの中から、麺に特徴のあるうどん「福岡うどん(肉ごぼう天うどん)」「ひもかわうどん」を今年秋冬の新商品として発売いたしました。アンケートで上位の「稲庭うどん」と「ほうとう」はすでにテーブルマークで商品化がされており、現在もご家庭でお楽しみいただける商品となっています。

<2つのご当地うどんの特徴>
★博多うどん
柔らかな麺と上品なだしが特長。
代表的なメニューの一つとして、肉ごぼう天うどんがある。やわらかめのうどんにサクサクのごぼう天と甘辛く味付けした牛肉をトッピング。
★ひもかわうどん
群馬県に伝わる郷土料理。
一般的なうどんとは異なる平たい形状が特徴。
麺の幅は1.5cmから10cm以上のものまでさまざま。
「おうちで楽しむご当地の味」開発の裏側
テーブルマーク商品をうどん博士が紹介
「冷凍めんのテーブルマーク」は、麺・スープの特徴にとことんこだわり、現地の味の再現性を高めた「ご当地うどん」をみなさまの食卓にお届けするため、日々商品開発に励んでいます。今回は、テーブルマークの「うどん博士」こと商品開発部の山田が、新商品を含む5商品の特徴と開発の裏側をご紹介します。
開発者が最も苦戦!「ひもかわうどん」〜矛盾する“薄さ”と“耐久性”の追求〜

もちもちしたしっかりとした平打ち麺が特徴のひもかわうどん。
商品化にあたり、太さと薄さをこだわると、耐久を維持するのが試練であり、 テスト段階では切れたりなどしていたことも。数々の試作を経て、インパクトのある約4㎝の超幅広麺を完成。「つるん」とした新たな冷凍麺の食感を出すためにこだわりの麺の薄さを実現させました。
超幅広麺に合うようにかつおぶし粉末を使用した魚介の旨味が豊かなつゆに、彩り豊かに豚肉、かまぼこ、ほうれん草、人参をトッピングして、食べ時の満足感も◎。
九州の味を再現「肉ごぼう天うどん」〜“やわらかい”だけではない“ふわっと感”〜

福岡うどんの特徴は、ただ柔らかいだけでなく『ふわっと』した食感。
チルド麺の『柔らかい』とは違う、この独特の食感を冷凍麺の技術でどう表現するかにこだわった商品。硬さだけでなく、粘り気なども含めた細部までこだわって開発を続けた。今までのテーブルマーク商品にはなかった、新たな冷凍うどんの魅力となるふわっとやわらかな⾷感を原料配合や工程上の工夫により実現。
ボリュームのあるスティック状ごぼう天3本が入り、九州らしい甘さを残しながら、さば節粉末・いわし煮干し粉末を入れることでだしをしっかり感じられる味に仕上げました。
リニューアルのこだわり「かぼちゃほうとう」〜“もちっと感”から“お店の食感”へ〜

独特なしっかりとした食感が特徴のほうとう。
リニューアルにあたり、山田が麺の改良を担当しました。
従来品は『もちっと感』が強くありましたが、お店で食べるような『弾力があまりないが、硬いだけでもない、独特なしっかりとした食感』を目指しました。つるっと感を抑えるように粉の配合を変え、より本場の食感に近づけています
かぼちゃ、白菜、にんじん、油揚げといった具材がたっぷり入ったかぼちゃほうとう。神州一味噌に、かつおと利尻昆布の特製だしを合わせた深みのあるつゆが、国産小麦を使用した特製平打ち太麺と絡み、煮込むほどにおいしさが広がります。
博士の故郷の味「カトキチ さぬきうどん」〜 “伸びない”感動から、“太さ”の追求へ 〜

うどんは時間を置くと伸びてしまいますが、冷凍うどんはおいても美味しい。『お店と同じくらい美味しい』と感動したのが、冷凍うどんとの出会いです。
テーブルマークの定番商品、強いコシやもちもち感、なめらかなのどごしをレンジ調理で手軽に味わえます。こだわりの製法(包丁切り、大釜ゆで)と急速凍結で閉じ込めた打ちたてのおいしさを楽しめます。
この定番商品もリニューアルに関わり、『なぜこの太さなのか?』という原点を見つめ直し、太さを改良し、それに合わせて中身の配合も変えています。
圧倒的なコシと弾力を追求「丹念仕込み 本場さぬきうどん」〜職人の技と独自製法「綾・熟成法」が結実した究極の商品〜

讃岐うどん職人の手作業に学び、生地を縦横に延ばす独自の「丹念仕込み 綾・熟成法」を開発。家庭で簡単にしっかりと「押し返すような強いコシと弾力」をお楽しみいただける商品を実現しました。この技術こそが、専門店さながらの「色とつや、のど越し」と圧倒的な腰の強さを再現できた、テーブルマークだからこそ作れた究極の一品です。
繊細なのどごし「稲庭風うどん」〜 博士も驚いた、細いコシ“つるつる食感” 〜

私が内定式で初めて食べた時、その“つるつるさ”に非常に驚いた記憶があります。私自身は開発に携わっていませんが、テーブルマークの長い開発歴史が織りなした細く繊細で上品な口当たりとのどごしの良い食感が特徴。
このつるつるとした独特の食感をレンジ調理でお手軽にお楽しみいただけます。
【うどん博士へのプチインタビュー】
テーブルマーク 商品開発部チームリーダー 山田 顕さん
・年間でどのくらいのうどんを食べていますか?
「試食を含めると週5は絶対にたべてます。プライベートだけだとしても、週4~5(4~5食/21食1週間)になるので、365食/年を食べているといっても過言ではない」
・うどんに興味をもったきっかけは何ですか?
「香川県出身というのが一番大きい(うどんが身近な存在だった)、大人になり、入社したことから本格的に興味を持ち出した。」
テーブルマーク株式会社 概要

社名:テーブルマーク株式会社 代表取締役社長:松田 要輔 本社所在地:東京都中央区築地6-4-10 事業内容:冷凍食品、その他食料品の製造・販売 URL:https://www.tablemark.co.jp/
企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。
