協働が生み出すサステナブルな未来 ― OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体が2024/2025年度の成果を発表

一般財団法人 ニッセンケン品質評価センター

2025.12.05 13:00

一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下 ニッセンケン、理事長:安藤 健)が加盟する【OEKO -TEX®(エコテックス®)国際共同体】(本部・スイス)は、このたび最新の年次報告書を発表しました。

OEKO-TEX®が示した“協働の力”
― 認証件数8%増、生物多様性・化学管理でも大きく前進 ―

OEKO-TEX®は2024/2025年度、複雑化する規制・市場環境の中で、信頼性の高いサステナビリティ証明と第三者検証への需要の高まりを背景に、57,000件以上の認証書を発行(前年比8%増)しました。OEKO-TEX®国際共同体に加盟する17の独立した試験機関と多数の外部パートナー組織との連携により、協働の力が成果として明確に示されました。進展の中核となったのは、科学・産業・社会の協働、技術革新、そして活発な国際交流です。Cradle to Cradleとの相互認証強化や、世界自然基金(GNF)との共同イニシアチブにより、生物多様性保全と水資源管理の取り組みを強化。さらに、ISEAL加入を通じ、透明性と継続的改善への国際的コミットメントを示しました。

 

透明性の10年:OEKO-TEX® MADE IN GREENが世界的な拡大を記録

今年度のハイライトとして、サプライチェーンの可視化を実現する「MADE IN GREENラベル10周年」を迎え、18,000点以上の製品に適用。グローバルキャンペーンを通じて、世界で800万人以上にリーチしました。

 

化学物質管理とデューデリジェンスの国際整合を強化
― OEKO-TEX®が最新の取り組みを報告 ―

化学物質管理では、ビスフェノール類や香料に関する規制強化を含むRSL/MRSLの改訂を実施し、ECO PASSPORT認証を一般化学物質と補助化学物質へ拡大。The BHive®プラットフォームには285拠点(前年比6%増)が参加し、化学物質データの透明化が進展しています。

さらにOEKO-TEX®は、OECDガイダンスに準拠した「RESPONSIBLE BUSINESS」を開発し、国際基準に整合した企業責任支援体制を強化しました。


OEKO-TEX® CEO のAlfred J.Beerli 博士は、「この1年の成果は、世界中の試験機関、認証保有企業、パートナー組織、産業界、市民社会との協働の賜物です。ともに次のステップを形作るため、ぜひ本報告書を手に取ってほしい」と述べています。

 

OEKO-TEX®年次報告書2024/2025

OEKO-TEX®年次報告書2024/2025は、一般財団法人ニッセンケン品質評価センターの公式サイトでご覧いただけます。

https://nissenken.or.jp/news/oeko-texrannualreport_2024-2025/

 

OEKO -TEX®認証の詳細はこちら:https://www.oeko-tex.com/jp/
OEKO -TEX®認証取得方法はこちら:https://oeko-tex-japan.com/authenication/

 

一般財団法人ニッセンケン品質評価センターとは

ニッセンケンは、1948年の設立以来、繊維製品を中心とした「試験・検査」を通じて、製品の安全性や機能性を評価し、日本と世界のものづくりを支えてきました。現在では、世界最先端の安全基準「OEKO -TEX®認証」において、アジア地域で唯一の認証機関でもあります。

繊維関連の各種試験に加え、抗ウイルス性能の評価、香粧品試験、海外市場への進出支援、さらには品質やサステナビリティを軸にしたブランディング支援まで、幅広い領域に対応。「品質課題のソリューションパートナー」として、企業や製品の新たな価値創出を支援しています。

設立日:1948年12月6日
本社所在地:〒111-0051東京都台東区蔵前2-16-11
代表者:理事長 安藤 健
ウェブサイト:https://nissenken.or.jp/
事業内容:繊維製品、それに類する製品及び健康と安全性に係わる製品の試験、分析、解析
     エコテックス®国際共同体加盟機関
     厚生労働省登録試験検査機関
     JNLA登録試験事業者

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