MS-Japanが管理部門・士業の「昇進意欲」を調査。一般社員の「昇進希望」は3割のみで、「現状維持」が上回る結果に

株式会社MS-Japan

2025.12.03 11:05

昇進を望まない最大の理由は「ワークライフバランス」。昇進が見込めない場合、昇進希望者の49.0%が3年以内の転職を検討

株式会社MS-Japan(本社:東京都千代田区 代表取締役会長CEO:有本隆浩/以下MS-Japan 証券コード:6539)は、全国の管理部門・士業人材に調査を実施いたしましたのでお知らせいたします。 この度、管理部門・士業の総合転職サービスを運営するMS-Japan(エムエスジャパン)は、【「昇進意欲」に関する実態調査】を発表いたしました。 本調査は管理部門・士業のためのビジネスメディア「Manegy(マネジー)」にて調査を行いました。

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調査サマリー

  • 「昇進意欲」がある人は40.6%
  • 一般社員は「昇進希望者」3割にとどまる
  • 20・30代の若手は57.6%が「昇進希望」
  • 仕事で重視する点、一般社員を望む層は「ワークライフバランス」、部長以上を目指す層は「成長・やりがい」重視の傾向
  • 昇進が見込めない場合、昇進希望者の49.0%が「3年以内の転職」を検討

 

調査結果の詳細
『「昇進意欲」に関する実態調査』https://www.manegy.com/news/detail/14052/

調査結果

①【職位別】昇進意欲と目指す最高職位

本調査では、管理部門の社員を対象に昇進に関する意識調査を行いました。

【調査対象の構成比率】
一般社員:33.9%
主任・係長・リーダー:14.7%
課長クラス:17.5%
部長クラス:22.7%
役員クラス:11.2%

回答者全体に「昇進への意欲」を尋ねた結果、
「昇進したい」と回答した人は40.6%、「こだわりはない(26.7%)」、「現状維持がよい(30.3%)」、「職位を下げたい(2.4%)」と、昇進に対する考え方の多様性がうかがえました。
※一般社員以上の回答者が66.1%を占めるため、昇進意欲が全体として高めに出ている可能性があります。

 

一般社員に対し「昇進への意欲」について尋ねた結果、最も多かった回答は「現状維持がよい」(36.5%)で、次いで、「昇進したい」(32.9%)、「こだわりはない」(30.6%)でした。

昇進希望者が目指す職位は、「役員クラス」が40.7%で最多で、「部長クラス」(18.5%)と合わせると昇進希望者の約6割(59.2%)が「部長クラス」以上を目指すという、組織牽引への高い意欲が示されました。 その他は「課長クラス」(22.2%)、「主任・係長・リーダー」(18.5%)でした。

 

【主任・係長・リーダー】は「昇進したい」が54.1%と過半数を占めましたが、昇進に積極的ではない層も45.9%存在しました。 
昇進希望者が目指す職位は「役員クラス」(35.0%)が最多で、次いで「課長クラス」と「部長クラス」が各30.0%でした。

 

【課長クラス】は、昇進意欲層と非意欲層がちょうど50%ずつで二分される結果となりました。 
昇進希望者が目指す職位は、「役員クラス」(52.4%)と「部長クラス」(47.6%)でした。

 

【部長クラス】は、「昇進したい」と回答した人は43.9%でした。昇進に積極的ではない層を合計すると56.2%となり、「昇進したい」と回答した層を上回る結果となりました。

 

【役員クラス】は、「昇進したい」が25.0%と全職位で最も低い割合でした。 最も多かったのは「こだわりはない」(39.3%)で、「現状維持」(35.7%)と合わせた昇進に積極的ではない層が75.0%を占めています。さらなる昇進への意欲は少数派であることがうかがえます。

②【年代別】若手層は「昇進したい」が57.6%、年代が上がると「現状維持」が増加

年代別では、20・30代は「昇進したい(57.6%)」と成長やキャリアアップを重視する層が6割程度を占めることが明らかになりました。

③【部長以上を目指す層は「収入」重視の割合が低下し、「成長・やりがい」の比率が上昇】

将来目指すポジション別に「仕事で最も重視していること」を調査した結果、傾向に明確な違いが見られました。

一般社員の職位の維持を望む層は、「経済的な安定・収入(52.0%)」に次いで選ばれている「ワークライフバランス(30.0%)」の割合が、他の職位と比べて顕著に高く主任クラス・課長クラスは、「経済的な安定・収入」の比率が他の職位と比べ高いことが明らかに。

一方で、部長クラス以上を目指す層では、ほかの職位では過半数に選ばれた「経済的な安定・収入」が36%前後まで下がり、「成長・やりがい社会的意義・貢献感の比率が上がる傾向が見受けられました。

 

④【昇進希望者の半数が「昇進できなければ3年以内転職」】

※全回答者のうち、「昇進したい」と回答した102名の回答内訳

最後に、昇進を望む人を対象に「昇進が見込めない場合、何年で転職を考えるか」を尋ねたところ、3年以内に転職を考える人が49.0%という結果になりました。また全体の約6割が転職を考えると回答しました。

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その他調査レポート

経理求人の年収レポート2025
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「2025年夏のボーナス」に関する実態調査
https://www.manegy.com/news/detail/12962/
「仕事のモチベーションと満足度」に関する調査
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調査概要

調査テーマ:「昇進意欲」に関する実態調査
調査実施日:2025年9月16日~9月24日
調査方法:Webアンケート
調査対象:「マネジー」を利用する全国の管理部門・士業 
有効回答数:251人
調査主体:株式会社MS-Japan(https://www.jmsc.co.jp/

※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。
※調査結果の掲載・利用時につき、本調査で公開しているサムネイル・結果グラフ画像の使用を許可いたします。

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