■背景

我が国の農業は、担い手の減少や高齢化、耕作放棄地の増加などの課題に直面しています。日本有数の米どころである富山県においても例外ではありません。

こうした農業の課題をデジタルの力で解決するため、富山県では「Digi-PoC TOYAMA」においてサグリと連携し、サグリの農地マッチングサービス「ニナタバ」を活用して、農地の現状把握から担い手誘致までを一気通貫で支援する実証事業を実施しています。

• 富山県プレスリリース
• Digi-PoC TOYAMA
• 令和7年度「Digi-PoC TOYAMA」実証実験プロジェクトの採択について

Digi-PoC TOYAMA 中間報告会の様子：
https://digi-poc-toyama.jp/topics/post-1421/

■実証内容

富山県では地域内外の経営規模に関心のある農業法人を誘致するため、サグリの農地マッチングサービスである「ニナタバ」を用いて、富山県内の農地情報をデジタル地図に可視化します。
可視化した情報を元に、富山県及び関係市町村とともに、地域課題を抽出し担い手誘致を希望する地区の設定を行い、これにより農業規模拡大を求める農業法人や企業等の方とのマッチングを促進します。

―ニナタバについて―
農地マッチングサービス「ニナタバ」は
• 農振法区分
• 圃場の地理的特性（傾斜量、かげ地率 等）
• サグリ独自技術による耕作放棄地率
• 耕作者の意向情報
などを農地のあらゆる農地情報を可視化することができるデジタル地図です。これにより自治体における地域課題を抽出し、農業法人等の誘致が必要な地域を設定することで、担い手誘致につなげます。
また、農業法人・企業・個人の方のうち、農地を「売りたい・貸したい」意向や「買いたい・借りたい」意向のある方向けに、登録フォームを設けており、そちらに登録いただくことで、農地マッチングを進めています。

■富山県において経営規模の拡大等に関心のある方へ

富山県での経営規模拡大や参入に関心のある農業法人・企業・個人の方は、以下の登録フォームからご登録いただけます。
https://ninataba.jp/

■農地を売りたい・買いたい方の登録受付中

「ニナタバ」では、富山県に限らず農地を「売りたい・貸したい」方と、「買いたい・借りたい」方をマッチングしています。関心のある農業法人・企業・個人の方は、以下の登録フォームからご登録いただけます。

• 農地を買いたい・借りたい方向け登録フォーム

• 農地を売りたい・貸したい方向け登録フォーム

「ニナタバ」のトップページからも意向登録が可能です。
https://ninataba.jp/

■自治体の皆さまへ

地域農業を持続可能なものとするためにも、地域内の農地情報の把握のほか担い手の誘致は重要ですが、
• 農地情報が整理されていない、情報収集が大変、属人的な知見に頼っている
• 紙の情報では地域の意思決定が進まない
等の課題を抱えている自治体様がおられます。
「ニナタバ」では、あらゆる農地情報をデジタル地図で可視化したり、可視化した情報を元に担い手の誘致のほかにも様々な活用方法がございます。導入の検討やまずは話を聞いてみたい等の御相談は、下記問合せ先までお気軽にご連絡ください。

（お問い合わせ先）
サグリ株式会社　農地活用事業部　西口
連絡先：customer@sagri.co.jp

■サグリについて

サグリ株式会社は、「人類と地球の共存を実現する」をビジョンに掲げ、2018年に兵庫県で創業した岐阜大学発のインパクトスタートアップです。AIを用いた衛星データ解析技術を主軸に、持続可能な農業の実現と、地球環境の課題解決を目指しており、耕作放棄地を検出する農地パトロールアプリ「アクタバ」、作物の種類を検出する作付け調査アプリ「デタバ」、農地所有者と作り手・担い手のマッチングを行う「ニナタバ」、農地のカーボントレーサビリティーを支援する脱炭素算定デジタルプロダクト「SagriVision」などのサービスを提供しています。
2023年に農林水産省及び経済産業省より令和4年度第2次補正予算「中小企業イノベーション創出推進事業（SBIR）」に採択。「ICCサミット KYOTO 2023」カタパルト・グランプリ優勝。経済産業省「J-Startup 」「J-startup Impact」に選出。2024年にシリーズA約10億円の資金調達を実施。第6回宇宙開発利用大賞において内閣総理大臣賞を受賞。

■会社概要
会社名    　サグリ株式会社
本社住所　兵庫県丹波市氷上町常楽725-1
設立日    　2018年6月14日
代表取締役CEO    坪井俊輔