【神都の祈り日本酒プロジェクト】 農林水産省「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選定
〜10周年を迎える本プロジェクトが選定されました 〜
「神都の祈り」産学官連携日本酒プロジェクトの取り組みが、令和7年度「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」(第12回選定)において、全国から選ばれた30地区のうち、ビジネス・イノベーション部門にて選定されたことをお知らせいたします。 本プロジェクトは、明和町・皇學館大学・農業生産法人有限会社松幸農産・旭酒造株式会社・株式会社伊勢萬・一般社団法人神都の祈りが連携し、酒米栽培・神事・醸造・販売までを一体的に展開しており、10周年を迎える節目の年に、この全国的な選定に至りました。
神都の祈り日本酒プロジェクト
本プロジェクトは、平成27年に三重県明和町・皇學館大学・地元事業者が連携して始動しました。酒米「神の穂」の栽培から醸造、神事、販売までを一体化した取り組みとして継続しており、これまでに160名以上の学生が参画。
学生が主体となってイベント販売や広報、企画づくりに携わることで、地域との関わりが広がってきました。
また、卒業後に明和町へ定住し、地域産業や次世代育成を担うOBが生まれるなど、人材育成と地域活性化の循環が着実に育まれています。
毎年開催する「御田植祭」「抜穂祭」、醸造の無事を祈る「醸造祭」など、年間を通じた神事と体験企画には一般参加者も加わり、関係人口づくりにもつながっています。
10周年を迎える今年、こうした取り組みの積み重ねが今回の選定につながりました。
今後の展望
今後は、これまで以上に「ファンベース」の考え方を取り入れ、体験型コンテンツを磨き、国内外の関係人口の創出を進めてまいります。コロナ禍で得た国際的な評価を活かしながら、海外での販売体制、インバウンド受入の強化にも取り組みます。
神事・酒造り・稲作が一体となった「神都の祈りモデル」を、地域文化を活かした持続可能な取り組みとして、今後も発展させていきます。
ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワードとは
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」は、農林水産省が実施する制度で、農山漁村の活性化や地域課題の解決に先進的に取り組む地域・団体を選定する制度です。第12回となる今年度は、全国から30地区が選定され、その取り組みの成果が広く発信されます。
令和7年12月19日(金曜日)に、農林水産省講堂において「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第12回選定)の選定証授与式が開催されます。
神都の祈りづくりを通じて日本人の心を学ぶ
神都の祈りづくりは、各工程で神事を行います。日本人が古くから大切にしてきたお米作り、そして、酒造りは日本人の暮らしに密接に関係し、食文化の基礎となっています。神事を通じて、豊作、美味しいお酒のために祈り、古くからの日本人のこころを学ぶことを大切にしています。
日本酒神都の祈り<地元 100 %にこだわり、祈りによってつくられる日本酒>
酒米は三重県が開発した酒造好適米「神の穂」を、日本でもトップクラスの雨量を誇る大台ヶ原からの潤沢な水脈がある伊勢平野で栽培しています。できた酒米は、伊勢市の株式会社伊勢萬、明和町の旭酒造株式会社とそれぞれの酒蔵で醸造します。米作りから醸造まで、酒造りの各工程で御田植祭、抜穂祭、醸造祭、完醸祭と神道を学ぶ皇學館大学の学生による神事を執り行い、祈りを込めてつくっているのが特徴です。
神都の祈りは醸造している酒蔵ごとに、
(1)純米大吟醸神都の祈り 斎王(さいおう)旭酒造株式会社
(2)純米大吟醸神都の祈り 御裳濯川(みもすそがわ)株式会社伊勢萬
の2商品をラインナップ。2つの酒蔵で仕込むことにより、同じ酒米と酵母でも酒蔵の特色を生かした異なる味わいを楽しめる日本酒となっています。
神都の祈り販売箇所
■斎宮の小さな商店街minoriya(三重県多気郡明和町斎宮579)
■松幸農産 しあわせ家(三重県多気郡明和町前野1320)
■皇學館サービス(三重県伊勢市神田久志本町1704)
一般社団法人神都の祈りについて
一般社団法人神都の祈りは、明和町、皇學館大学、有限会社松幸農産(明和町)、旭酒造株式会社(明和町)、株式会社伊勢萬(伊勢市)の産学官連携でつくった日本酒神都の祈りの販売を行っています。神都の祈りプロジェクトの学生メンバーのOBを中心に運営を行い、日本酒の販売だけでなく、神都の祈りのPR 及び皇學館大学生の活動機会創出や神都の祈りの関係人口創出、さらには米・日本酒づくりといった明和町の伝統産業を新たな観光資源として活用し、明和町の認知度向上と来訪客増加を目指して活動しています。
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