PressWalker ライオン株式会社寝室のニオイの原因は枕かも？枕カバーと枕のお洗濯豆知識

寝室のニオイの原因は枕かも？枕カバーと枕のお洗濯豆知識

ライフスタイル

「水洗い」でダニ対策にも？

「最近、寝室のニオイが気になってきた」「寝室の嫌なニオイを何とかしたい」と思ったことはありませんか？
汗や皮脂が付いた寝具、洋服に付いたニオイ、ペットのニオイなど原因は様々ですが、その発生源のひとつが、直接髪の毛や頭皮が触れる枕や枕カバーのニオイかもしれません。枕のお手入れ方法は、素材によって異なります。そこで今回は、素材ごとのお手入れ方法をご紹介します。

枕カバーは月に何回お洗濯する？

寝具の中でも、特にニオイが気になる枕カバー。ライオンが実施した調査によると、枕カバーのお洗濯頻度は、既婚女性では週1回が最も多く単身男性は月に約3回が平均という結果となりました。更に、既婚女性の4人に1人、単身男性の約半数に1人は月1回もしくはそれ以下と回答しました。

枕カバーなどからにおう体臭の主な原因は、「汗」「皮脂」に含まれる成分の分解物や酸化物が発するニオイです。放置していると、変質して落ちにくく、また嫌なニオイの元になってしまうので、ニオイ汚れに効果の高い液体洗剤で、こまめにお洗濯するよう心がけましょう。

【枕カバーの洗濯頻度】

★POINT　お洗濯で落ちにくくなったニオイ汚れには「つけおき洗い」！

普段のお洗濯で枕カバーのニオイや汚れが気になるようになってきたら、「つけおき洗い」を試してみましょう。通常よりも濃いめの洗剤液に浸すことで、汚れ落ちがぐんと良くなります。（下グラフご参照）

【枕カバーをつけおき洗いした時のニオイのもととなる汚れの洗浄力結果】

Step.1　濃い目の洗剤液をつくる

洗濯おけや洗面器などに、枕カバーがつかるぬるま湯5L（40℃、お風呂のお湯くらい）を入れ、「使用量の目安」に書いてある水量30Lの時の洗剤量を入れます。洗剤は、ニオイ汚れに効果の高い液体洗剤（NANOX one ニオイ専用）がおすすめです。洗剤に加えて液体酸素系漂白剤（ブライトSTORONG 漂白&抗菌ジェル）を適量加えるとさらに効果がアップします。

＊酸素系漂白剤が使用できるか洗濯表示で確認してから行いましょう。

▲“高い洗浄・消臭力”すすぎ１回「NANOX one ニオイ専用」　

▲液体酸素系漂白剤　「ブライトSTRONG 漂白&抗菌ジェル」

Step.2　枕カバーをつけておく

30分〜2時間ほどつけおきましょう。濃色の衣類は色落ちする場合があるため、
事前に目立たない部分で確認してから行うのがおすすめです。

Step.3　洗剤液ごと洗濯機に入れる

縦型洗濯機の場合は、つけおきした枕カバーと洗剤液をそのまま洗濯槽に入れ、ほかの衣類と一緒に洗いましょう。ドラム式洗濯機の場合は、枕カバーの水気を軽く絞ってから洗濯機に入れ、通常通り洗濯します。

枕の洗濯方法！素材別の洗い方と上手な干し方！

「枕に残ったニオイが気になる」「枕にシミがついている」そんな時の対策、自宅でできる枕の洗濯方法をご紹介！

洗濯表示を確認し、洗えるマークがついていたら、家でお洗濯できます。汚れを放置していると変質して落ちにくくなってしまいますし、汗や皮脂、角質などの汚れをエサとするダニ対策、ニオイ対策としても、定期的なお洗濯がおすすめです。

★Point　枕にもいる？「ダニ」　効果的な対策は水洗い!!

家の中にいる代表的なダニは「チリダニ」といわれ、気温22〜28℃、湿度60℃以上の環境を好み、このチリダニの死骸や排泄物に含まれる特定のたんぱく質がアレルギーの原因（ダニアレルゲン）になります。

ダニのアレルゲンは、天日干ししたり、叩いたりするだけでは、効果的に落とすことができません。ダニのアレルゲンは、水に溶けやすい性質があるため水洗いすることで除去できます。下グラフはダニのフン、死骸由来のアレルゲンのついている布を洗濯したものです。洗濯により布に付着したダニのアレルゲンは、なんと99.9％も除去できました。

【洗濯によるダニのアレルゲンの除去】

Step.1　洗濯表示を確認する

枕についている洗濯表示をチェックして、家庭で洗えるかどうかを確認します。

Step.2　洗剤を選ぶ

タグの注意書きを確認して、適切な洗剤を選びます。

Step.3　＜素材別＞枕の洗い方・干し方

枕を洗う時は、メーカーの取扱説明書に従って洗濯しましょう。

1.ポリエステルわたや羽毛の場合

ポリエステルわたや羽毛は水に浮きやすいので、手洗いがおすすめです。洗面台などを桶代わりにして洗いましょう。枕が浸るくらいの水に、おしゃれ着用洗剤（アクロン）を適量入れて洗剤液をつくり、枕を浸して全体を上下に2~30回程度優しく押し洗いします。軽く押し絞った後、すすぎも「洗い」と同じ操作で行い、脱水はバスタオルなどに挟んで上から押して水分を吸い取りましょう。洗った後には、水をよく切ってから風通しの良い場所で陰干ししましょう。乾かしている途中で、時々両側から軽く叩いて中のわたや羽毛をほぐします。

▲色あせや型くずれを防ぐ　おしゃれ着用洗剤「アクロン」　

2.パイプ・ポリエチレンの場合

パイプ・ポリエチレンの枕の場合、洗濯中にファスナーが開いて中のパイプが漏れ出すこともあるので、網目の細かい洗濯ネットに入れて洗います。洗い方は1と同じです。パイプに水分が残らないよう、乾かしている途中で時々振ったり、向きを変えたりして、完全に乾かしましょう。

▲パイプの拡大写真

３. 洗えない素材（そばがら、ウレタンパフなど）の場合

そばがら、ウレタンパフなどの洗えない素材の枕には、普段から枕カバーをつけるとともに、頻繁に枕カバーを洗濯しましょう。使用頻度、環境、個人差などによって汚れ具合は異なるため、お手入れする頻度に決まりはありませんが、ダニ対策や菌対策のためにも、定期的に、そばがらは天日干し、ウレタン素材は陰干ししましょう。

★Point　枕を干す際の注意点

干す際には形を整えて干しましょう。枕の中は乾きにくいので、お天気の良い日にお洗濯するのがおすすめです。
下の画像のように洗濯ネットごとハンガーに吊るすと、干しやすく、早く乾きます。