特定技能外国人5名が難関国家資格「令和7年熱絶縁施工技能士1級」に合格

保温ベトナム実習協議会

2025.10.30 09:37

~ 保温ベトナム実習協議会による「全20回WEB学科講習会」が成果を結ぶ ~

保温ベトナム実習協議会は、特定技能外国人材の育成・活躍支援の一環として、特定技能外国人5名が国家資格「熱絶縁施工技能士1級」に合格したことを発表しました。 本成果は、協議会メンバー企業および協力会社が連携して実施した独自の学習プログラムの成果であり、外国人材の高度技能化とキャリアアップを実現した事例となりました。

1. 熱絶縁技能士1級合格の意義と成果

「熱絶縁施工技能士1級」とは、実務経験7年以上(または2級合格後2年)が受験要件とされ、技能試験と学科試験からなる高度な国家資格です。特定技能外国人がこの資格を取得することで、熟練技能者として正式に認定され、家族が呼べる特定技能2号ビザや永住資格への道が開かれます。 今回、当協議会に在籍する特定技能外国人6名のうち5名が合格(合格率約83%)、という高い成果を収めました。以下が合格者の一覧です。

【合格者一覧】 

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※全員、ベトナムから技能実習を経て特定技能外国人として日本の建設現場で活躍中。
※合格者の平均年齢は約30歳。平均入国年数7.5年

2.合格を支えたWEB学科講習会(全20回)

最大の課題は、「日本語で実施される筆記試験の壁」。
この課題を克服するため、協議会では週2回・全20回のオンライン講習会を開催。主幹企業を中心に、各社の有資格者が講師として参画し、現場勤務と両立しながら学べる体系的なWEB環境を整えました。毎回のWEB講習会は録画され復習も出来る環境を作りました。

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【全20回WEB講習の講義内容】

3.今後の展望:技術継承と外国人材の長期活躍支援

家族が呼べる特定技能2号ビザへの円滑な移行支援を通じて、外国人材が日本の建設業界で熟練技術者として継続的に活躍できるよう、実践的な支援を進めてまいります。
保温ベトナム実習協議会は、外国人材が“教わる側”から“教える側”へと成長し、次の世代へ技術と誇りを受け継ぐことのできる環境づくりを目指しています。
高度な技能を持つ外国人材とともに、「技術継承」と「人材不足」という建設業界の二大課題の解決に、これからも積極的に取り組んでまいります。

そして本協議会は今後も、現場と教育をつなぐ「架け橋」として、外国人材一人ひとりが安心して成長し、誇りを持って働ける社会の実現に貢献してまいります。

― 保温ベトナム実習協議会 ―

団体名:保温ベトナム実習協議会

HP:https://www.hoon-vietnam.jp/index.html

参画企業:野田工業㈱、㈱ショーケン、島工業㈱、黒姫断熱㈱、アケボノ産業㈱、㈱ミヤデラ断熱

(一般社団法人 日本保温保冷工業協会会員)

 

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