生成AIで首相や有名人の偽動画が拡散中!警視庁も“お金が絡む話は詐欺”と警告

弁護士法人大地総合法律事務所

2025.10.31 10:00

弁護士が注意喚起する最新の詐欺手口とは?生成AI悪用の手口と被害防止のポイントを解説

生成AI技術を悪用した偽動画や広告が急増しています。首相や有名人の映像を無断で加工し、投資詐欺などの詐欺行為に利用されるケースも報告されており、警視庁も注意を呼びかけています。弁護士が被害に遭わないための具体的なポイントや、偽動画の見分け方について解説します。

■生成AIを悪用した偽動画・偽広告の現状

近年、生成AI技術を使った偽動画や広告の作成が急速に広がっています。

特に首相や有名人の映像を無断で加工し、投資や副業を持ちかける詐欺に利用される事例が増加しています。

被害者はSNSやメール、アプリ広告などを通じて偽情報に誘導されるケースが多く、被害額も数万円から数百万円規模に及ぶことがあります。

 

■弁護士が注意喚起する詐欺手口

偽動画詐欺の特徴は以下のとおりです。

  • 有名人の画像を使った広告で、「投資などで収益を得ることができる」と謳い集客を行う。
  • SNSやメッセージアプリ、電話などで金銭要求がある。
  • 「言うとおりにすれば収益が出る」と錯覚させ、振込などを行わせる。
  • 短期間での大きな利益や特典を約束して焦らせる、出金のために手数料が必要と追加の資金を要求するなど、さまざまな方法で金銭の支払いを要求してくる。

これらの手口に遭遇した場合、冷静に判断し、絶対に金銭を送らないことが重要です。

 

■偽動画・偽広告の見分け方

被害を防ぐための基本的な確認ポイントは以下のとおりです。

  1. 公式情報と照合する:首相や有名人の公式サイト・SNSと内容を比較する

  2. URLや送信元を確認する:不明なリンクや怪しいアプリは絶対に開かない

  3. 急な金銭要求に注意する:投資・副業・返金などの名目で金銭を求められた場合は詐欺の可能性が高い

 

■ 弁護士コメント(大地総合法律事務所 代表 佐久間大地)

生成AIを悪用した偽動画や広告は、従来の詐欺よりも巧妙で、一般の方が見ただけでは本物か偽物か判断が難しいケースも増えています。

特に首相や有名人の映像が使われると信頼性が高まるため、被害者が金銭を送ってしまうリスクが非常に高いです。

SNSやアプリで見かけた場合は、決して金銭を送らず、公式情報と照合することが重要です。

『公式っぽいから大丈夫』と思わず、怪しい金銭要求や不自然な動画は詐欺だと考えてください。

もし金銭を送ってしまった場合は、速やかに銀行やクレジット会社に連絡してください。

また、記録を保存して警察や弁護士に相談することも重要です。

 

 

■大地総合法律事務所について

大地総合法律事務所は、全国対応でご相談を受け付けている法律事務所です。

詐欺被害・借金問題に加え、相続や遺言といった生活に密接な問題に特化したリーガルサポートを提供。

ご相談者様の生活をまるごと立て直すことをミッションとし、精神的・経済的な不安を取り除く法的サービスに注力しています。

 

◾️事務所概要

弁護士法人 大地総合法律事務所

本社所在地:〒105-0012 東京都港区芝大門2-9-16 Daiwa芝大門ビル 6階・7階

代表弁護士:佐久間 大地

取扱業務:詐欺被害/債務整理/不貞慰謝料/誹謗中傷/遺言/相続

HP:https://daichi-lawoffice.com/

 

■代表弁護士紹介

佐久間 大地(さくま だいち)

第一東京弁護士会所属(登録番号:55138)

 

中央大学法学部政治学科卒業、中央大学法科大学院修了。都内法律事務所勤務を経て、大地総合法律事務所を開業。

「正しいものが泣き寝入りする社会は許せない」との思いから大地総合法律事務所を設立。詐欺・借金・消費者被害に関する法的支援を専門に扱う。

5万件を超える相談実績から「詐欺師が最も嫌がること」を熟知しており日々の相談対応・交渉・訴訟を通じて、被害者救済と生活再建の支援に取り組んでいる。

近年ではSNSやマッチングアプリを悪用した詐欺、消費者金融を利用させる副業詐欺、仮想通貨詐欺など、複雑化する被害に関するメディア対応も行い、詐欺被害撲滅を目指している。

 

 

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