寒さからの解放が、ダイビングの楽しさを広げる。セミドライという選択。
寒さに振り回されないダイビングへ。もっと自由で、もっと余裕のある海時間を
「寒くて集中できなかった」「景色を楽しむ余裕がなかった」――そんな経験はありませんか? ダイビングの楽しさを奪う最大の敵は、実は“寒さ”です。 そのストレスから解放されるだけで、海はもっと自由に、そして心から楽しめる場所に変わります。 今回は、寒さ対策の現実的な解決策であるセミドライスーツの魅力と、 “快適さが生み出すダイビングの未来”についてお伝えします。
〜寒さは“楽しさ”を奪う〜
「寒くて集中できなかった…」「ボート上で震えて休憩どころじゃなかった…」
そんな経験、少しでも覚えがありませんか?
スキルでも経験でもなく、実は “寒さこそがダイビングの楽しさを奪う一番の敵” です。
寒さに意識を持っていかれると、目の前の景色を楽しむ余裕がなくなり、気持ちまで縮こまってしまいます。
だからこそ僕は、楽しさの土台として 「寒さ対策=快適さの確保」 を大切にしてほしいと思っています。
そこで注目したいのが、今回の主役 セミドライスーツ です。
■ セミドライとは?一言でいえば「余裕を生むスーツ」
仕組みはウェットに近いのに、体に入る水を最小限に抑え、体温で温めた水を逃がさない構造。
それによって、
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水中で冷えにくい
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風の寒さにも強い
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ドライより動きやすい
というバランスの良さを実現しています。
結果として生まれるのは、“寒さに意識を奪われないダイビング”。
この“小さな差”が、潜ってみると驚くほど大きいのです。
■ なぜ“1年中使える”のか
日本の海は、年間を通して 水温15〜25℃が中心。
この水温帯はセミドライがもっとも得意とする領域です。
フードやインナーで調整することで、
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冬 → 本領発揮
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春秋 → 安定して快適
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夏 → 長時間のダイブほどメリットを実感
つまり 「1着で1年」という現実的な選択肢 になるわけです。
■ よく比較される「ロクハン」という存在
寒さ対策としてよく名前が挙がるのが ロクハン(6.5mmウェット)。
ロクハンにも魅力はありますが、方向性が少し異なります。
今回はセミドライにフォーカスしていますが、ロクハンの特徴や比較は次回の記事で詳しく紹介します。
■ セミドライが変えるのは、装備ではなく“気持ち”
セミドライを使う価値は、単に暖かいことではありません。
大きいのは 気持ちの余裕 が手に入ること。
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震えながら潜る自分 → 海に向き合える自分へ
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休憩時間に回復していた時間 → 海の話で笑える時間へ
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「寒いから早く上がりたい」 → 「もっと潜りたい」に
寒さに支配されないダイビングは、
楽しさ・安全・上達すべての質を底上げします。
■ 相場のリアルな話 〜フルオーダーで15万円前後〜
セミドライの相場は フルオーダーで15万円前後が一般的。
既製品より高く感じるかもしれませんが、それは
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フィット感
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防水性
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動きやすさ
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長時間の保温力
これらを最大化するための設計が理由です。
「寒さを我慢する時間」と
「快適に潜れる時間」
どちらを自分は増やしたいのか?
そう考えると 単なる出費ではなく、“快適さを買う自己投資” という見方ができるはずです。
〜寒さに支配されない選択〜
セミドライは、
「もっと余裕を持って海を楽しみたい人」
のための、現実的で効果の高い選択肢です。
視界が広がり、気持ちが自由になり、「また潜りたい」が増えていく。
その変化は、道具ひとつで起こせます。
快適さを手に入れたダイビングは、驚くほど自由で楽しい時間になります。
「もっと余裕を持って潜りたい」そう思えたタイミングが、動きどきです。
セミドライが合うかどうか、まずは気軽に相談からどうぞ。
◆次回予告
次回は、もうひとつの寒さ対策スーツ 「ロクハン」 の魅力とセミドライとの違いを掘り下げます。
店舗・筆者情報
店舗名: 伊豆高原ダイビングスクール渋谷店
住所:東京都渋谷区渋谷1−8−5 グローリア宮益坂503
電話番号: 03−6421-0981
メールアドレス: shibuyadive@tbz.t-com.ne.jp
営業時間: 12:00〜21:00
休み: 不定休
公式LINE: https://lin.ee/4YpNom5
筆者プロフィール
名前: 土屋 遼将(ツチヤ リョウマ)
生年月日: 1998年3月2日
経歴: 大学卒業後、単身で小笠原へ移住。自然の素晴らしさ、海の素晴らしさ、そしてダイビングの面白さ・素晴らしさに魅了される。
ダイビングの魅力を広めるために帰京し、都内の別ダイビングショップを経て、現在 伊豆高原ダイビングスクール渋谷店 店長 に就任。
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