【児童書新刊】寂しさ抱えた少年が、読書を通して友情をはぐくみながら乗り越えていく姿を描いた『マイ・ディア・フレンド』

株式会社くもん出版(代表取締役社長 泉田義則)は、新刊『マイ・ディア・フレンド』(著:小手鞠るい)を刊行いたします。寂しさを抱える小学3年生の主人公・若葉が、図書館で出会った上級生との読書を通して、友情をはぐくみながら、悲しみを乗り越えていく過程を描いた一冊です。小手鞠るいさんが子どもたちに届ける、「友情」と「本」の物語をお楽しみください。
――あしたも会おうね。図書館であの本のつづきをいっしょに読もう!
小学3年生の若葉くんは、いつも図書室で本を読んでいる。友だちに誘われても、いっしょに遊んだりはしません。だって、ひとりでいるのが好きだから。若葉くんの心のなかには、1本の木が立っています。木には名前はないけれど、たったひとつだけことばを持っています。そのことばは「さびしい」。木がそんなことばをつぶやきだしたのは、1年前のあの日、エンジェルがいなくなってしまったから……。
ある日、若葉くんは図書館で『マイ・ディア・フレンド』という書籍を見つけて読み始めます。そんなとき、一人の上級生の女の子が声をかけてきたのです。


小手鞠るい&松倉香子が生み出す「命」の物語
くもん出版では、小手鞠るいさんと松倉香子さんのコンビは、『ゆみちゃん』に続く2作目となります。小手鞠るいさんの物語にそっと寄り添う、繊細なイラストにぜひご注目ください。

担当編集者より
本作は、寂しさを抱えた少年が、読書を通して友情をはぐくみながら、悲しみを乗り越えていく物語です。小手鞠るいさんの詩的な言葉で綴られた物語と、松倉香子さんの繊細なタッチで描かれたイラストを通して、この本を手にしてくれる子どもたちに、「友情の尊さ」と「読書の喜び」、そして「本を通じてだれかとつながることのすばらしさ」を感じてもらえたらうれしいです。
書誌情報
マイ・ディア・フレンド
作:小手鞠 るい、絵:松倉 香子
■対象:小学校中学年以上
■定価:本体1,500円+税
■判型・ページ数:A5変型判/88ページ
■ISBN 978-4-7743-3904-7
ゆみちゃん
作:小手鞠 るい、絵:松倉 香子
■対象:小学校中学年以上
■定価:本体1,400円+税
■判型・ページ数:A5変型判/96ページ
■ISBN 978-4-7743- 3461-5
著者/小手鞠 るい(こでまり・るい)
岡山県生まれ。1993年『おとぎ話』で海燕新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』(新潮社)で島清恋愛文学賞、2009年に、原作を手がけた絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)でボローニャ国際児童図書賞、2019年『ある晴れた夏の朝』(偕成社)で小学館児童出版文化賞を受賞。その他の作品に『空と星と風の歌』(童心社)、『どろぼう猫とイガイガのあれ』(静山社)、『答えは旅の中にある』(あすなろ書房)、『あなたの国では』(さ・え・ら書房)、『ゆみちゃん』(くもん出版)など多数。
絵/松倉 香子(まつくら・かおり)
東京都生まれ。イラストレーター。小手鞠るいさんの児童書の装画を多く手がける。装画を手がけた作品に『少女は森からやってきた』(小手鞠るい 作/PHP研究所)、『うさぎタウンのおむすびやさん』(小手鞠るい 作/講談社)など。
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