「除菌マーク」取得に必要な試験がJIS S 3303 へ変更になりました -ニッセンケンは日清工が認定した試験機関です-

一般財団法人 ニッセンケン品質評価センター

2025.10.23 11:00

2025 年10 月より、一般社団法人日本衛生材料工業連合会(日衛連)および日本清浄紙綿類工業会(日清工)が運用する「除菌マーク」の取得には、JIS S 3303「ウェットワイパー類の除菌性能試験方法及び除菌効果」 に基づく試験データ※が必要となりました。一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下 ニッセンケン、理事長:安藤 健)は、日清工が認定した試験機関として、除菌マークの申請に必要な除菌性能試験を実施しています。

※2025 年9 月までは日衛連/日清工が定める自主基準による試験を実施

>> 詳細はこちら(公式WEBサイト)

 

「除菌マーク」とは

除菌マークは製品に一定の除菌性能を保証し、消費者の適正な使用と安全性を確保するマークのことです。ニッセンケンは指定試験機関として、除菌マークの申請に必要な除菌性能評価を行っています。

 

JIS S 3303 試験概要

■適用範囲
非多孔質表面(プラスチック製品・セラミックス製品・金属製品など)への除菌を目的としたウェットワイパー類に適用
例)ウェットティッシュ、紙おしぼりなど
※医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器は対象外

■試験方法
1. ステンレス板に試験菌を塗布・乾燥後、試料を装着した拭き取り装置でステンレス板の表面を拭き取る
2. 拭き取り後、5 分間放置し、ステンレス板上の残存生菌数を測定
3. 対照試料との比較により除菌活性値を算出

■除菌効果
除菌活性値が2.0 以上であること
 R=A-B
 R: 除菌活性値
 A: 対照試料で3 回試験した結果の生菌数(Nc)の常用対数値の平均値
 B: 試験試料で3 回試験した結果の生菌数(Nd)の常用対数値の平均値

■ご依頼・お問い合わせ
https://biochemical.nissenken.jp/contact/

 

尚、本試験に関するより詳細な資料【ウェットワイパー類の除菌性能試験 JIS S 3303の解説】(PDF ファイル/18 ページ)は、こちらからダウンロードできます。

 

本試験に関するお問い合わせ先 

一般財団法人ニッセンケン品質評価センター
ライフ アンド ヘルス事業本部 バイオケミカルグループ
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試験内容やカスタマイズ条件についてのご相談も承っております。
詳細はバイオケミカルグループ特設サイトをご参照ください。

 

一般財団法人ニッセンケン品質評価センターとは 

ニッセンケンは、1948年の設立以来、繊維製品を中心とした「試験・検査」を通じて、製品の安全性や機能性を評価し、日本と世界のものづくりを支えてきました。現在では、世界最先端の安全基準「エコテックス®認証」において、アジア地域で唯一の認証機関でもあります。

繊維関連の各種試験に加え、抗ウイルス性能の評価、香粧品検査、海外市場への進出支援、さらには品質やサステナビリティを軸にしたブランディング支援まで、幅広い領域に対応。「品質課題のソリューションパートナー」として、企業や製品の新たな価値創出を支援しています。

設立日:1948年12月6日
本社所在地:〒111-0051東京都台東区蔵前2-16-11
代表者:理事長 安藤 健
ウェブサイト:https://nissenken.or.jp/
事業内容:繊維製品、それに類する製品及び健康と安全性に係わる製品の試験、分析、解析
     エコテックス®国際共同体加盟機関
     厚生労働省登録試験検査機関
     JNLA登録試験事業者

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