岡山県立西大寺高等学校（岡山市）では、令和７年１１月１８日（火）に「総合的な探究の時間 本発表会」を開催します。本校では、この「総合的な探究の時間」をCCT（キャリア・コア・タイム）と呼んでおり、発表会は２年生がCCTで１年間取り組んできた探究学習の成果を発信する総まとめの場です。各グループは、自ら設定した社会的・地域的テーマについて、研究成果をポスターセッション形式で発表します。本校では、『西大寺高校で身に付けさせたい６つの力』を設定し、様々な教育活動を通してその育成を目指しており、今回の発表会はその集大成として位置付けられます。　　

【開催概要】
日時：令和７年１１月１８日（火） ６・７時間目　【13:５０～15:２０】
会場：岡山県立西大寺高等学校　第１体育館・第２体育館・剣道場
対象：本校２年生（発表）・１年生（見学）
来校者：企業や団体の関係者、保護者、学校評議員、アドバイザー笹埜健斗氏（指導講評） ほか

【発表会のねらい】
本発表会では、各グループがこれまでの探究を通じて得た学びを、自分の言葉で発信します。発表テーマは、「地域の魅力発信」「環境問題」「働き方」「福祉」「教育」など多岐にわたります。参加者との質疑応答を通じて視野を広げ、次の探究や進路選択への意欲を高めることも目的です。

今年度の発表スローガン「歩進（ほしん）」～未来の自分とその先へ～は、２年生CCT実行委員の生徒が考えた造語です。「歩んで進む」という意味には、自分の意思で道を切り開き、探究を通してさまざまな体験を重ねる姿勢が込められています。成果よりプロセスを大切に、一歩ずつ前に進む意志を表しています。

テーマの一例：
 ・フェイクニュースへの防御法（笹埜健斗氏との共同研究）    
 ・環境にいい服作り（官公学生服×村田製作所×西大寺高校　共同研究）
 ・売れる漫画の秘密
 ・AIは養護教員の代わりになれるのか
 ・防災に強くておしゃれな家を安く作るには

【これまでの取り組みと今後の展望】
２年生の「総合的な探究の時間（CCT）」では、４月からグループごとにテーマを設定し、約半年にわたって調査や分析を進めてきました。

今年度は、笹埜健斗氏を教育DX戦略アドバイザーとして迎え、「探究ボット」を導入。生成AIと生徒との対話を通して、思考の広がりや深まりをサポートしています。これにより、「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指しています。

                                               
９月３０日（火）には「リサーチDAY」を実施し、生徒たちは企業や地域団体を訪問してフィールドワークやインタビューを行い、自らの問いをさらに深めました。

これまでの成果として、「コノヒトカン１００缶プロジェクト」や「家庭クラブ」など、外部コンテストで発表したグループもあり、探究の成果を社会に発信する機会が広がっています。

そして現在、生徒たちは探究の集大成として発表会の準備を進めています。探究活動は、生徒が「自分の生き方や在り方を考える」きっかけとなり、将来の進路を自ら決定・実現する力を育てる学びの中心です。

今後は、BeLive・PBLフォーラム・慶應義塾大学学術交流会など、校外での発表を予定しており、生徒たちはさらに探究を深めていきます。

【昨年度の本発表会の様子】
昨年度は、環境・防災・地域活性化などをテーマに、活発な質疑応答と発信が行われました。今年も生徒の創意あふれる発表が期待されます。

【学校概要】
学校名：岡山県立西大寺高等学校
所在地：〒704-8112 岡山県岡山市東区西大寺上2-1-17
校長名：髙山公彦
創立年：1906年（明治39年）
URL：https://www.saidaizi.okayama-c.ed.jp/wordpress

【本件に関するお問い合わせ先】
岡山県立西大寺高等学校
DXハイスクール推進担当　細川暁子
電話番号：086-942-4150
メールアドレス：akiko_hosokawa@gse.okayama-c.ed.jp

取材歓迎・写真撮影可（事前連絡をお願いします）
地域とともに学び、未来を切り拓く高校生たちの探究の姿を、ぜひご取材ください。