PressWalker やまもと工藝国の重要無形文化財の真髄に触れる「久米島紬展」11/22より3日間開催

国の重要無形文化財の真髄に触れる「久米島紬展」11/22より3日間開催

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～織り手来場＆染色ツアー開催！日本橋「橋楽亭」で伝統の技と心を体感～

きもの工房「やまもと工藝」（所在地：神奈川県横浜市、主宰：山本宗司）は、2025年11月22日(土)から24日(月)まで、日本橋COREDO室町3内の「橋楽亭」にて「久米島紬展」を開催いたします。

国の重要無形文化財に指定されている「久米島紬」は、全国に伝わる着物の柄である絣技法のルーツとも言われています。琉球王国時代は、久米島紬と首里織りだけが献上品でした。着物のデザインから織り上げまでの全工程を一人で担う、日本でも類を見ない地域であり、島内の豊かな自然から採れる染料と泥染めによって生まれる、唯一無二の風合いが特徴です。

人気漫画家東村アキコの『銀太郎さんお頼み申す』（集英社）第８巻で久米島紬特集が組まれるなど、着物好きに人気があります。やまもと工藝代表の山本宗司は、同漫画の登場人物「和裁師　末本さん」のモデルでもあり、東村アキコ氏の久米島紬取材に、久米島紬大使として協力もさせていただきました。

本展は、その生産量が限られる貴重な久米島紬を一挙に50点以上展示し、その魅力を深く掘り下げます。期間中は、解説ツアーや実演を交え、久米島紬の伝統と職人の技を間近で感じていただく貴重な機会です。

期間中、久米島紬事業協同組合のご協力の元、織り手が会場に滞在し、来場者の皆様との交流を通じて、久米島紬に込められた想いや製作の裏側をお伝えします。期間中開催される「解説ツアー」では、久米島紬の美しい色彩がどのように生まれ、織られるのか、織り手の比嘉さんがその魅力について写真も交えながら解説いたします。また、随時「絣くくり」の実演を行なっており、製作の一端を間近でご覧いただくことができます。

日本橋「橋楽亭」は、茶会や着物のお稽古など、和文化に親しむ方々が多く訪れる場所であり、本展を通じて、久米島紬が持つ「新しいラグジュアリー」としての価値と、日本の誇るべき伝統文化の奥深さを、より多くの方々に体感していただきたいと願っております。

やまもと工藝の代表である山本宗司は、久米島紬大使として、この貴重な文化の継承と普及に尽力しており、本展が伝統工芸への理解を深め、未来へと繋ぐ一助となることを目指します。

久米島紬の特徴と見どころは、染め残す「白」と、泥染の「黒」とその中間にグラデーションでその間に現れる「赤茶」。この３色の現れ方は、染色の工程が関係しています。一般的に、綺麗な白を残すことが技術的に難しいとされています。

【開催概要】

イベント名：　久米島紬展

期間：　2025年11月22日（土）～24日（月）

時間：　10:00～19:00（初日13時開場、最終日18時閉場）*開催時間を訂正しました。

場所：　橋楽亭（COREDO室町3内 3F）
　　　　東京都中央区日本橋室町 1-5-5

主催：　やまもと工藝

協賛：　久米島紬事業協同組合

内容: （いずれも予約不要）

50点以上の久米島紬の展示・販売（お仕立て相談・予約も承ります）
久米島紬事業協同組合の織り手よる絣くくりの実演（随時）
解説ツアー（1日3回、12:00、15:00、17:00）
久米島大使「かたぶい」によるハープ演奏会（11/23（日）14:00）

【やまもと工藝について】

きもの工房「やまもと工藝」は、和裁師・山本宗司が主宰し、着物仕立て、着付け・和裁教室、茶道具の袋物仕立てなど、多岐にわたる和装関連サービスを提供しています。特に、すべて手縫いにこだわるお仕立てや、独自の「絹de洗える着物」の開発など、伝統技術と革新性を融合させたものづくりを追求しています。また、重要無形文化財「久米島紬」大使として、その魅力を国内外に発信する活動にも注力しています。

【山本宗司（やまもとしゅうじ）プロフィール】

和裁師／袋師／やまもと工藝代表。
1994年、「全国和裁技術コンクール」内閣総理大臣賞を受賞（男性初の受賞者）。上皇后陛下（美智子様）の着物縫製をはじめ、百貨店、文化財修復、工藝美術品より和裁の技術に纏わる依頼を受け、幅広く手がける。重要無形文化財・久米島紬事業共同組合より久米島紬大使に任命され、沖縄染織の伝統文化継承にも力を注ぐ。著書『新・和裁入門』（繊研新聞社）。『なごみ』（淡交社）などの着物雑誌での執筆や特集の監修も多数。日本橋三越カルチャーサロンでは『着物豆知識」という講座を月に一度開催。『美しいキモノ』の「着物にまつわるお悩みを、プロが解決します！プロが答える着物お悩み相談室」の回答者の一人であり、東村アキコ『銀太郎さんお頼み申す』の和裁師末本さんのモデルでもある。