四日市で270台が浸水、地下駐車場に潜む水害リスク
インフラを超える豪雨が招いた都市型水害
業界初の個人向け総合不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人株式会社さくら事務所”(東京都渋谷区/社⻑:大⻄倫加)が運営する防災シンクタンク「だいち災害リスク研究所」の所長・地盤災害ドクターの横山芳春 博士(理学)が、9月12日夜、三重県四日市市で発生した大雨による地下駐車場の浸水被害について、浸水被害に至った原因と対策について、降水、地形的条件、下水道の処理能力、過去の浸水履歴、ハザードマップなどからその原因と対策について総合的に考察しました また、豪雨の頻発化、局地化が進んでいる昨今、同様の車両被害を防ぐための方法として、気象・防災情報の確認、外出時の駐車する場所の選定、車で走行時の注意について、さらに我が家で車の浸水被害を防ぐ方策として、自宅の浸水リスクの確認、浸水が想定される地域だった場合の対応は、マンション駐車場での注意点についてまとめました。
四日市市の地下駐車場浸水の原因は?
■浸水の原因は3つ。都市排水能力を超えた豪雨と地形的要因か
・120㎜/時を超える猛烈な雨が直接的が原因、主に内水氾濫が発生か
・南北を堤防に囲まれ、海側が高くなっている四日市の地形的要因
・市街中心部の雨水排水設備は50㎜/時の雨で計画、大幅に超える豪雨
■対策は?同様の低い土地の地下駐車場は国内に多数あり
・過去に浸水履歴、ハザードマップでも浸水区域にあった地域では
警報級の大雨が想定される際には施設側で事前の対策・体制を
・利用者側も豪雨時には車の外出を避ける
・やむなく車で外出する際には、冠水しにくい置き場を考慮する
今後想定される車両の浸水被害を防ぐには
・事前の気象・防災情報の確認や、可能なら予定の変更を
・外出時の駐車場所選定。高台でも周りより低い場所は避ける
・車で走行時に、冠水した道路は深さがわからないため突入を避ける
・自宅・駐車場所の浸水リスクを確認。ハザードマップで色がついていなくても要注意
・浸水が想定される地域ではいち早い車の移動、排水施設の清掃・点検、車両保険加入の検討を。
・マンションの立体駐車場は車が出せなくなるリスクも。排水ポンプを過信しない。定期的な防災訓練を
詳しくは、コラム「四日市で車270台が浸水、内水氾濫により地下駐車場が水没か?原因、対策は?」をご覧ください。
https://www.daichi-risk.com/column/39096/
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さくら事務所について
株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社⻑:大⻄倫加)は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業です。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行う「不動産の達人サービス」を提供、73,000組を超える実績を持っています。
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