【MOM UP PARK】が第19回キッズデザイン賞にて「キッズデザイン協議会会長賞」を受賞!
「動く」「学ぶ」「つながる」の3本柱で、妊娠・育児期女性を包括的に支援
妊娠・子育てママの“からだとこころ”を専門家といっしょに整えるオンライン・コンディショニング・プログラム「MOM UP PARK(マムアップパーク)」はこの度、第19回キッズデザイン賞の子どもたちを産み育てやすいデザイン部門において「キッズデザイン協議会会長賞」を受賞いたしました。
「キッズデザイン協議会会長賞」は、キッズデザイン賞に選出された作品の中から、優れていると評価された作品に贈られる賞です。当プログラムは、妊娠・育児期女性が抱える身体的・心理的な不調に対し、同じ経験を持つ人々が交流し、改善を促すことができる場を提供している点、さらに蓄積されたデータに社会的な活用可能性がある点について高い評価と期待が寄せられ、応募総数411件の中から選出されました。

【MOM UP PARK担当者のコメント(つくばウエルネスリサーチ)】
このたび、このような名誉ある賞を受賞させていただいたことを大変嬉しく思っております。
我が国の抱える様々な問題の中でも、少子化は国家の存続に関わる問題であり、早急に対策が必要な社会課題です。少子化による人口減少を堰き止めるためには、子育てがしやすく、子育てが楽しいと思える社会を醸成することが不可欠です。
そこで、MOM UP PARKでは、ママ自身が健幸リテラシーを身に付ける「ママ(当事者)の自律性向上」とともに、子育て世代をあたたかく見守ることのできる「社会(非当事者)の寛容性向上」をゴールとし、DX(Digital Transformation)」伴走型支援の取り組みをおこなっています。これは、単なる「健康教室」や「育児講座」ではなく、様々な育児課題を抱えながら現代を生きる母親を「心身の健康」「社会的つながり」「知識の習得」の3つの柱を通してサポートし、ママもパートナーも子どもも、より健幸で楽しく暮らせるサービスとして展開しています。
今後も、“楽しいと思える育児”に貢献できるサービスとして、より多くのママ世代に選んでもらえるサービスとなるよう努めてまいります。
【全国14の自治体やNPO等が協働し、社会実装を目指すMOM UP PARK】
妊娠・育児期女性の心身の不調を軽減し、楽しく子育てに向かえるように設計された専門家協働型サポートプログラム。筑波大学を中心に全国14の自治体やNPO等と連携し、国家的な課題解決を目指す「内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一環として、2023年から科学的根拠に基づいた産官学の支援体制で取り組む、不定愁訴や疲労、孤立を含む心身の負担に悩むママに寄り添う「ポピュレーションアプローチ(集団全体を支える予防型支援)」による新しい子育て支援モデルです。
「MOM UP PARK」では、筑波大学や全国の自治体・NPO・企業、保健師・助産師・運動指導士などの専門家と連携しながら、女性たちに「動く」「学ぶ」「つながる」の3本柱で包括的に支援する場を展開しています。オンラインと対面を組み合わせた柔軟な参加形態により、子育て中のママが自分のライフスタイルに合わせて参加できることも特徴です。
【確認された効果】
■参加者の満足度が非常に高い!
■1か月間の継続でこころもからだも元気に!
■肩こりや腰痛、むくみなどの気になる症状が改善!
■「ほかの子の成長ぶりを嬉しく感じた」など寛容性も向上!
今回の受賞は、「すべての人にやさしい社会のデザイン」を評価するキッズデザイン賞において、ママたちのウェルビーイング向上や社会課題解決への実践的なアプローチが評価された結果です。
今後も「MOM UP PARK」では、育児を“ひとりでがんばらない社会(包摂的な社会)”を目指し、ママたちの心身の健やかさと笑顔を支える環境づくりを産官学連携で進めてまいります。
企業の福利厚生や健康経営等のメニューとして展開するモデルも、開発中です。
【MOM UP PARK(マムアップパーク)の背景】
以下のような社会構造の変化を背景にMOM UP PARKは開発されました。国家的課題の解決とその社会実装を目的とした「内閣府SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)」にも採択されています。
①働く女性が70%を超え、そのうちの約3人に2人が産後も継続就業している。子育てと仕事を両立する女性が急増する中、 子育て支援等のサービスが行き届きにくくなっている。
②子どものいる世帯が減少し、ママ同士の交流機会が激減している上、周囲の人たちの子育てに対する社会的寛容性が低下している。
③運動習慣が乏しい若い女性が妊娠・出産、家事・育児、仕事に追われ、自分のケア時間が確保できなくなっている。
*本技術開発には、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「包摂的コミュニティプラットフォームの構築」JPJ012248の研究開発資金を一部充当し、開発を推進しています。
【世の中ちょっと良くする部】
内閣府が主導するSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)は、社会課題を解決するための国家プロジェクト。そのテーマの一つである「包摂的コミュニティプラットフォームの構築」は、誰もが安心して関われる社会づくりのための“場”や“仕組み”をつくる取り組みです。その実現に向けた活動を「世の中ちょっと良くする部」と名付け、さまざまな領域で具体的なアクションを進めています。
◆キッズデザイン賞とは?
「キッズデザイン賞(主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会)」は、子どもや子育てに関わる優れた製品・サービス・活動を表彰する内閣府後援のデザイン賞です。「子どもたちの安全・安心に貢献する」「創造性と未来を拓く」「子育てをしやすい社会をつくる」という目的を掲げ、社会課題に向き合い、すべての人にやさしい社会をデザインする取り組みを評価する、信頼と権威のある賞として広く認知されています。
【お問い合わせ先】
株式会社つくばウエルネスリサーチ 「ママもまんなか」プロジェクト事務局
e-mail:info.bansou@twr.jp
マムアップパークURL https://www.mamamo-mannaka.jp/momup-park/
つくばウエルネスリサーチURL https://www.twr.jp/maternity
*概要や成果については、こちらも参照ください。
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