奇跡の海苔模様猫の壮絶な半生を記したフォトブック『磯辺海苔男という猫』

辰巳出版株式会社

2025.09.17 14:00

5年以上にわたる過酷な野良生活、保護されて一安心と思った矢先に、不治の病と言われていた難病(FIP)を発症……。 波乱万丈の半生を乗り越えて今、幸せに暮らす「磯辺海苔男」という猫の全てが詰まった、笑いあり涙ありの一冊です。

8月8日に刊行されたフォトブック『磯辺海苔男という猫』は、そのインパクト大のネーミングと、海苔をおでこにぺったりと貼り付けたような奇跡的なビジュアルでSNSで一躍有名になった猫・磯辺海苔男の、波乱万丈の猫生を記したフォトブックです。帯には、海苔男がそっくりだと話題になった演歌歌手・細川たかしさんが推薦コメントを寄せています。

海苔男は元野良猫。5年程に及ぶ外での過酷な生活で体はガリガリ、寒空の下よろめきながら歩いているところを著者であるマリリンさんに保護されました。海苔男のいた地域では野良猫が非常に多く、昼夜問わず猫の保護活動に取り組んでいたマリリンさんが自然界で目立ち過ぎていた海苔模様を発見。一目でハートを射抜かれ保護を決意し、あの手この手でなんとか捕獲し、その海苔模様から「磯辺海苔男」と命名しました。

保護後は、同居猫たちと賑やかに暮らしが待っていました。海苔男が来た後に保護された、これまた個性的な髭模様がSNSで話題になった「織田信長子」や、海苔男そっくりの「米俵助六」など、現在では海苔男含め12匹となった猫たちのドタバタな日常も、フォトブックでは紹介しています。

同居猫たちと楽しく暮らしていた海苔男ですが、昨年9月にFIP(猫伝染性腹膜炎)という、かつては致死率99%と言われた難病を発症しました。

FIPは、多くの猫が保有しているとされる「猫腸コロナウイルス」が突然変異し「猫伝染性腹膜炎ウイルス」となって発症する猫の病気です。かつては治療法がなく、発症したらほとんどの猫が助からず、今まで多くの飼い主が悲しみに暮れてきました。

しかし、2020年に世界中で大流行したCOVID-19の治療薬として特例承認された薬がFIPにも有効だと発見されました。これにより、FIPを発症しても助かる確率がぐっと増え、海苔男も懸命な治療により、生死の境をさまよいながらも大好物の味付海苔を食べて食欲を取り戻し、見事復活しました。

本書では、海苔男の闘病の記録だけでなく、FIPの基本的な情報から近年のFIP治療薬発見の経緯まで、詳細に解説しています。

ただ「磯辺海苔男」という猫の魅力を綴るだけでなく、マリリンさんが必死に取り組む猫の保護活動や、FIPの闘病記録、治療方法など、多くの人に知ってほしい内容がてんこ盛りのフォトブックとなっています。

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