【基準地価】大都市は二桁上昇も⁉“縮む日本”と“膨らむ都市”

株式会社さくら事務所

2025.09.03 10:00

不動産コンサルタント・長嶋修が予測

個人向け総合不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う “不動産の達人 株式会社さくら事務所”(東京都渋谷区/社長:大西倫加)会長・不動産コンサルタントの長嶋修が、基準地価の予測と共に、今後の不動産市場の展望に関するコメントを発表いたしました。  下記をご覧いただき、詳しい内容・取材をご希望でしたら、お気軽にご連絡ください。また、クレジットを表記のうえ、下記のコメントを抜粋して転載いただいても構いません。その場合はご一報いただけますと幸いです。

大宮・池袋・八重洲は急騰、地方は足踏み

■長嶋コメント全文

全国的には上昇基調が続く。インバウンド回復、都市再開発、豊富なマネー供給が地価を押し上げ。金利上昇への警戒感はあるものの、依然として実需・投資需要が強く、平均値はプラス圏を維持。

  • 日本全体全国平均は+2〜3%程度の上昇が見込まれる。人口減少エリアでは停滞が残るが、大都市圏の押し上げ効果が勝る構図。
  • 大都市部:東京・大阪・名古屋は再開発が集中し、商業地を中心に+5〜8%前後の高い伸び。特に東京は世界資金を吸引し、インバウンド需要と再開発が二重に寄与。
  • 商業地:全国平均でも住宅地を上回る伸び。インバウンド回復や再開発が進む都市部を中心に地価上昇(銀座、大阪・心斎橋、福岡・天神など)。銀座、新宿、池袋、大宮など駅前・繁華街で二桁近い上昇もありうる。地方中核都市でも札幌・福岡・広島は観光と再開発が支えとなる。
  • 住宅地:都市圏の駅近は底堅く+1〜2%の小幅上昇。郊外・地方では横ばい〜微減も残り、二極化が一段と鮮明化都心再開発や子育て支援が進むエリアで晴れ、桜新町や千早、吹田などが好天気。
  • 注目エリア:銀座5丁目は最高地価を更新、大宮・池袋・八重洲など副都心や再開発駅前は二桁上昇も視野。大阪梅田、名古屋駅周辺も投資マネーが集中。

全国平均はプラスを維持するが、その実態は大都市の爆発的な上昇に引っ張られたもの。住宅地はじわり、商業地はぐんと。地方は二極化が一層進む。来月の基準地価は“縮む日本”と“膨らむ都市”を同時に映し出す鏡になる。

さらに詳細なお話が聞きたい方はお気軽にお問合せください。長嶋が取材にてお話させていただきます。 

 

さくら事務所について

株式会社さくら事務所は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業です。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行う「不動産の達人サービス」を提供、73,000組を超える実績を持っています。

 

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