デスフェス、多様な地域・組織と協働する新事業「Deathフェス POP UP」などの提供を開始
死を起点に、生を見つめ直す機会を広げる
一般社団法人デスフェス(本社:東京都渋谷区、共同代表:市川望美・小野梨奈)は、新たな取り組みとして 「DeathフェスPOP UP」 および 「ミニDeathフェス」 の企画・運営を受託し、提供する事業をスタートいたします。 4,200人を動員した渋谷ヒカリエでのイベント「Deathフェス」など、これまで大規模イベントを中心にしてきた活動を、より多様な規模や場に展開、一人でも多くの方が“生と死のウェルビーイング”に触れられる機会を創出します。

なぜいま「死」について考えるのか
日本は現在、年間160万人以上が亡くなるとされる「多死社会」のただなかにあり、この傾向は今後も長期にわたって続きます。これにより、葬儀や医療、年金といった社会制度だけでなく、私たち自身の死生観も根本から問い直されています。
一方で、都市化や核家族化が進み、「死」は日常から遠ざけられ、多くの人が不安や疑問を抱えながらも、それと向き合う場を持てずにいます。
私たちは、この長期的な課題を乗り越えるため、死を個人的な問題ではなく、社会全体で考え、対話する機会が必要だと考えます。
死を語ることから始まる、ウェルビーイングな未来
私たちは、死を語れる社会こそが、生きることをもっと自由に選べる社会だと考えています。
「死」というテーマに敬意と好奇心をもって向き合い、多様な人々との対話や体験を通して新しい価値観や選択肢を探求する。このプロセス自体が、個人の生き方や社会のあり方をより豊かにする力を持っていると信じています。
こうした想いをかたちにするため、以下の二つの新しいサービスを開始します。
- DeathフェスPOP UP
既存のイベントやフェス、学会、地域催事などの企画の一部に参加し、デスフェスが「死を考えるため」のコンテンツをPOP UP形式で提供します。 - ミニDeathフェス
受託・共催というかたちで、デスフェスが企画の主体となり、提携先と協働して小〜中規模版の「Deathフェス」を企画・運営。地域や組織の特性に合わせた「死をめぐる対話と体験の場」を実現します。
デスフェスは、これらの取り組みを通じて多様な人々と関わり合いながら、誰もが自分らしい生と死を実現できる社会を目指してまいります。
今後予定しているイベント

「生と死を語って踊る MEET UP」
■日時:2025年8月30日(土)13:00〜20:00
■会場:ハラカド3階 THE COFFEE BREW CLUB(渋谷区神宮前6丁目31−21)
■参加費:無料(1drink制)
■内容:
・屋台出店(型抜き、輪投げ、番号くじ、414(よい死)みくじ、わたあめetc.)
・「Death活」座談会(事前申込)
・Deathイノベーション・ピッチイベント(事前申込)
・生死灯名 提灯(ちょうちん)支援
・サイバーマントラ、サイバー南無南無ライブお経で踊ろう! など
■主催:「生と死を語って踊る MEET UP」実行委員会(スナック永子・河野円・一般社団法人デスフェス)
詳細・申込はこちら https://meetup0830.peatix.com/

「Deathフェス POP UP in NoMaps 札幌
〜究極のトトノエ、 “デス活”を体験しませんか?〜」
■日時:2025年9月14日(日)12:00-14:00
■会場:札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ) 北3条交差点広場 https://no-maps.jp/
■参加費:無料
■内容:NoMaps WELLNESSに参加
・「Deathフェス」「デス活」紹介
・入棺体験
・遺影撮影
・Deathみくじ
・エンディングノート展示
・やめたいこと供養「お焚きアゲ↑↑」 など
■主催:NoMaps実行委員会

「Deathフェス × DEATH MIND in教会 〜死を見つめて全力で生きる明日へ〜」
■日時:2025年9月27日(土)13:00〜16:00(12:30開場)
■会場:日本福音ルーテル東京教会(新宿区大久保1−14−14)※JR新大久保駅 徒歩5分
■参加費:無料
■登壇者:
株式会社ライフワークス 代表取締役 野田 和裕
一般社団法人デスフェス 共同代表 市川望美
一般社団法人デスフェス 共同代表 小野梨奈
■内容:
・模擬キリスト教葬儀
・トークセッション など
■主催:一般社団法人デスフェス × 株式会社ライフワークス
詳細・申込はこちら https://www.life-works.co.jp/news/detail.php?id=1153
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【一般社団法人デスフェス】
2023年4月、NPO法人ETIC.の越境プログラム「Beyonders」に参加し、アイデアを発表。
8月より、SHIBUYA QWSのプロジェクト「Deathフェス実行委員会」として活動開始。
毎年4月14日を「よい死の日」として、タブー視されがちな「死」というテーマに出会い直し、生と死のウェルビーイングについて考えるイベントとして「Deathフェス」を提案。
様々な人の協力を得ながら、2024年4月13日より6日間にわたって渋谷ヒカリエで実現。
10代から90代まで2000人を超える来場者から寄せられた様々な思いや託された願いを元に、年間を通した対話の場づくり、創造的なオープンイノベーションの場としていくため、Deathフェス実行委員会から「リビングラボfrom Death」へと発展している。

【共同代表 市川望美】
一般社団法人デスフェス 共同代表
非営利型株式会社Polaris ファウンダー
社会デザイン学修士、日本ファンドレイジング協会 准認定ファンドレイザー
青山学院女子短期大学卒業後、株式会社電通国際情報サービス(現電通総研)に入社。出産を機に退職し、世田谷の子育て支援NPOで「当事者発信型・循環型」の子育て支援に従事。その後、2010年12月に内閣府地域社会雇用創造事業ビジネスプランコンペで採択され、非営利型株式会社Polarisを設立。多様な働き方が選択できる社会の実現に向けた事業が評価され、令和元年度東京都女性活躍推進大賞(地域部門大賞)を受賞。2016年に代表を交代し、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科へ進学。実践と研究をつなぐ役割を担う。
2023年には、より実験的なプロジェクトを推進する場として合同会社メーヴェを設立。2024年には『Deathフェス』を成功させ、その後、リビングラボfromDeathを立ち上げるなど、社会課題解決に向けた新たな文化と仕組みの創出に取り組んでいる。現在は「生と死のウェルビーイング」をテーマに、デスフェスおよびリビングラボfromDeathを通じて、多様な死生観や新しい選択肢を社会に提案し続けている。

【共同代表 小野梨奈】
合同会社カレイドスタイル 代表
nanowaプロジェクト
函館市生まれ。東北大学理学部で宇宙地球物理学を専攻し、当時まだ発見されて間もなかった雷雲上で起こる発光現象「スプライト」の研究に打ち込む。同大学大学院理学研究科修了後、フューチャーシステムコンサルティング(現フューチャー株式会社)に入社。その後、株式会社カフェグローブ・ドット・コムを経て、2006年に独立、2014年に合同会社カレイドスタイルを設立。サイエンス、IT、編集という自身の経歴を生かし、研究機関のサイエンスアウトリーチ事業支援に関わる。並行して、女性フリーランス向けメディアやコミュニティ運営を通して、女性の自立・多様な働き方の支援事業も手掛ける。
2023年に、共同代表 市川とともに「Deathフェス」を企画し、2024年3月に一般社団法人デスフェスを設立。並行して、日本での有機還元葬事業の実現を目指すnanowaプロジェクトを発足し、法人設立準備中。
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