～天然素材の涼やかさと、撥水加工に頼らない独自の技術を、 日本橋三越で本日公開～

横浜を拠点に、和裁師・山本宗司が主宰するきもの工房「やまもと工藝」は、2025年8月27日（水）から9月2日（火）まで、日本橋三越本店 本館4階 呉服売り場にて、オリジナル開発の『絹で洗える夏きもの』展示・お仕立て予約・相談会を開催いたします。

本催事では、これまで常識とされてきた「絹は洗えない」という定説を覆す、やまもと工藝独自の技術で生まれた『絹で洗えるきもの』を紹介いたします。撥水加工のような化学的なアプローチではなく、絹糸の製造段階から研究を重ねることで、絹本来の風合いや自然な美しさを保ちながら、自宅で水洗いできる画期的な製品を実現しました。

（写真：糸のより方を工夫し、縦糸と横糸の数や組み合わせ、水通しを重ねて実験を繰り返した。）

【アピールポイント】

1. 「麻よりも涼しい絹」という新提案

夏といえば麻の着物というイメージが強いですが、実は麻は繊維の構造上、保温性が高く、透け感がないと熱がこもりがちです。一方、絹は吸放湿性に優れ、肌にまとわりつかない軽やかさがあります。やまもと工藝では、絹が持つ本来の涼やかさと着心地の良さに着目。暑い夏でも快適に、美しく着られる「新しい夏のきもの」を提案いたします。

実際に着用した様子（モデル着用）

２. ケミカルフリーへのこだわりと技術革新

市場には多くの「洗える着物」が存在しますが、撥水加工を施した物や、化学繊維が主です。これに対し、やまもと工藝の『絹で洗えるきもの』は、絹糸の撚り方から織りの工程まで、素材の特性を最大限に活かす独自の技術を開発。化学薬品に頼ることなく、ご自宅でのお手入れを可能にしました。絹本来の自然で柔らかな風合いを、洗うほどに楽しんでいただけます。

カラーバリエーションは約30色

3. 体型に合わせた「マイ寸法」の追求

期間中は、同時に「山本流採寸の会」も開催いたします（要予約）。和裁師・山本宗司が長年の経験と確かな技術で、お客様一人ひとりの体格や着方に合わせた最適な寸法を導き出します。「着物を着たときのしっくりこない感じ」は、寸法が合っていないことが原因かもしれません。ご自身だけの「マイ寸法」を知ることで、着物をより快適に、美しく着こなす喜びをご提供いたします。

【開催概要】

• 名称： やまもと工藝『洗える絹きもの』展示即売会 〜日本の夏を、美しく、涼やかに、もっと自由に〜
• 期間： 2025年8月27日（水）～9月2日（火）
• 場所： 日本橋三越本店 本館4階 呉服売り場（東京都中央区日本橋室町1-4-1）
• 内容：
  • やまもと工藝オリジナル『洗える絹きもの』の展示・販売
  • 和裁師・山本宗司による「山本流採寸の会」（要予約）
• 入場料： 無料

【やまもと工藝について】

和裁師・山本宗司が主宰するきもの工房。伝統的な和裁技術を継承しつつ、現代のライフスタイルに合わせた着物文化を提案。重要無形文化財「久米島紬大使」を務めるなど、日本の和文化の発展に寄与しています。]

【山本宗司（やまもと しゅうじ）プロフィール】

和裁師／袋師／やまもと工藝 代表。
1994年、「全国和裁技術コンクール」内閣総理大臣賞を受賞（男性初の受賞者）。上皇后陛下（美智子様）のお着物縫製をはじめ、百貨店、文化財修復、工藝美術品より和裁の技術に纏わる依頼を受け、幅広く手がける。重要無形文化財・久米島紬事業共同組合より久米島紬大使に任命され、沖縄染織の伝統文化継承にも力を注ぐ。著書『新・和裁入門』（繊研新聞社）。『なごみ』（淡交社）などの着物雑誌での執筆や特集の監修も多数。

【今後のご案内】

やまもと工藝では、この特別対談のみならず、着物文化をもっと自由に楽しむ提案を広げてまいります。

• 9月21日〜24日には、代官山ヒルサイドギャラリーで、やまもと工藝オリジナル開発商品、絹でありながら洗える単衣着物「絹DE洗える単衣着物〜誕生ものがたり〜展」を開催予定です。
• 11月22日〜24日には橋楽亭（COREDO室町3 内 3F）にて「久米島紬展」を開催予定です。久米島紬の織り手が在廊し、期間中は染色ツアーを1日2〜3回実施予定です。

【本件に関するお問い合わせ先】

やまもと工藝
ウェブサイト：https://yamamoto-kimono.com/
ブログ：https://blog.yamamoto-kimono.jp/
Instagram：https://www.instagram.com/yamamoto_kougei/
TEL：045-410-0410
MAIL：info@ yamamoto-kimono.com