日本トピアリー協会が日比谷公園と連携し「循環型トピアリー」製作に挑戦

NPO法人日本トピアリー協会

2025.08.21 15:00

都立日比谷公園で都立蘆花恒春園の「竹」の廃材を活かした花壇づくり

植物アート・トピアリーの普及活動を行うNPO法人「日本トピアリー協会」(理事長:宮崎雅代)は、この度、蘆花恒春園(世田谷区)から出た竹の廃材を、トピアリー※のフレーム(枠)として活用し、 「循環型トピアリー」のある花壇づくりを、日比谷公園(千代田区)のボランティア花壇で行うプロジェクトをスタートします。公益財団法人東京都公園協会の助成を受けた取り組みで、今回は8月25日~27日の日程で「竹フレーム」作成から、植木の植え込みまでの作業を行う予定です。   ※トピアリーとは…植物を刈り込んで、人工的・立体的に形づくる造形物のこと

猛暑で高温になる金属フレームの代わりに「竹」を利用し、持続可能なトピアリーに

植物を様々な形に仕立てる植物造形「トピアリー」は、通常「鉄」などの金属で型となるフレームを作成し、植物をそのフレームに沿わせるように仕立てます。しかし昨今の猛暑の影響で、金属に接する部分が枯れる、熱がこもって蒸れるなどの弊害が見られるようなり、金属に変わるフレーム素材を模索しています。


そこで今回、都立蘆花恒春園の竹林で手入れのために間伐された竹を、日比谷公園の花壇でトピアリーの材料として活用。「循環型トピアリー」の見本として展示する、初の実験的な取り組みに挑戦することといたしました。 

作業は当協会インストラクターら4人ほどで行う予定で、太さ10㎝前後、長さおよそ2メートルの竹を、細く割る作業からスタート。「コーヒーカップ」の形(カップの口径約70㎝・皿の直径約1.5m)に組み立てて、日比谷公園内にある「緑と水の市民カレッジ」前のボランティア花壇に設置し、キンメツゲの木を植え込みます。
 

 

皆で成長を見守る 公園の新たな見どころとして楽しんでほしい

当協会は、NPO法人として15周年を迎える、国内唯一のトピアリー団体です。民間団体時代から17年にわたり、日比谷公園のボランティア団体として、花壇へのトピアリーの設置、メンテナンスなどを行っています。

今回の挑戦にあたり、竹を活用した植物造形の事例をお持ちの水戸市植物公園にご協力いただき、技術研修も行いました。

都立公園同士での循環型の取り組みにより廃棄物削減に寄与するともに、皆で成長を見守る、新たな公園の見どころとして、来園者に楽しんでいただけたらと願っております。

 

プロジェクト概要

◆名称:竹を活用した「循環型トピアリー花壇」制作プロジェクト

◆日時:2025年8月25日(月)~27日(水) 9:00~16:00

◆場所:日比谷公園 緑と水の市民カレッジ前 ボランティア花壇・バックヤード

◆内容:蘆花恒春園の「竹」を活用したキンメツゲのトピアリーを日比谷公園の花壇に制作

 

トピアリーとは?

トピアリーとは、ひとことで言うと「植物のアート」。NPO法人日本トピアリー協会では「植物を人工的・立体的に形づくる造形物」と定義しています。
映画「シザーハンズ」でエドワードがハサミの手で樹木を様々な形に刈り込んでいたのを覚えていますか?あれがトピアリーです。また、ディズニーランドで見かける植物で形作られたキャラクターたち、あれもトピアリーです。

 

NPO法人日本トピアリー協会とは?

1999年に民間団体として設立。NPO法人として15周年を迎える、国内唯一のトピアリー団体です。毎年秋に日比谷公園でトピアリー愛好家向けの講座を開催するほか、日比谷公園、芝公園のボランティア花壇へのトピアリー設置、トピアリーイベントの監修、インストラクター養成などを通して、国内へのトピアリー文化の普及、海外への発信などを行っています。

 

これまでの日比谷公園での活動実績 (一部)

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