2025 中小企業白書 小規模企業白書に掲載
大望閣の取り組みが、中小企業白書、小規模企業白書に掲載されました。
地域資源を活用し、売上げを拡大するとともに地域の発展に貢献している企業として
有限会社大望閣が「2025版 中小企業白書小規模企業白書」に掲載されました
佐賀県唐津市にて観光宿泊業を営む有限会社 大望閣(代表取締役:古舘 博)は、経済産業省が発行する「2025版 中小企業白書小規模企業白書」において、地域資源を活用して売上を回復・拡大し、地域全体の発展に貢献している企業として取り上げられました。
掲載では、コロナ禍での大幅な売上減少という危機的状況から、唐津地域の食・文化・歴史を活かした商品・サービス開発と、SNSや動画を駆使したプロモーション活動により、国内外から新たな顧客層を開拓した実績が高く評価されています。
■背景:観光客激減の危機から、地域資源に活路を見出す1967年創業の観光ホテル大望閣は、呼子のイカの活き造りをはじめとする料理や玄界灘を望む絶景風呂が人気で、九州を中心とした観光客から長年支持を集めてきました。
しかし、2020年の感染症拡大によって観光客が激減。売上は半減し、事業継続が危ぶまれる状況に直面しました。
そんな中、市の宿泊キャンペーンで利用した地元住民から「地元にこんなに美味しい料理があるとは」との声を受け、地元の価値を見直し、地域資源を活かした新たな戦略へと舵を切ることになりました。
■取り組み:唐津Qサバや文化体験など、商品・サービスを多角化● 地域食材の発信力強化
古舘健一支配人を中心に開発された、完全養殖「唐津Qサバ」を使用した「甘夏オイル漬け」は、自社ECサイトやふるさと納税を通じて販売。テレビでも紹介され、販売会では約2,000個が即完売する反響を得ました。
● インバウンド需要を見据えた観光コンテンツの開発
名護屋城跡の英語ガイドツアーや唐津焼の器を用いた料理提供など、文化・歴史・工芸を体験として組み込む観光サービスを導入。あわせて外国人スタッフの採用、客室のベッド化など、訪日観光客への受入環境を強化しました。
● SNS・動画を活用した国内外へのPR
唐津上場商工会の支援や観光庁の事業を活用し、インフルエンサーや動画を使った情報発信を実施。中でも「呼子の朝市」や「名護屋城博物館」などを紹介したPR動画は、196万回を超える再生数を記録するなど、大きな話題を呼びました。
取り組みの結果、唐津地域の認知度が飛躍的に向上し、全国各地からの宿泊予約が増加。外国人宿泊者も2019年時点の月30名程度から、現在は月100名規模へと拡大しています。
これにより、コロナ禍で落ち込んだ売上は完全に回復。現在はコロナ前の水準を大きく上回る売上を記録しています。
■今後の展望:地域一体で「唐津ブランド」の発信と体験価値の向上へ古舘博代表は、次のように今後の展望を語っています。
「唐津の観光資源と魅力を見つめ直し、地道なPR活動で国内外に発信し続けた結果、徐々に成果が見え始めました。
今後は地域全体で観光資源の価値をさらに高め、新しい体験型プログラムの開発にも取り組みながら、唐津の観光を持続可能な産業として育て、地域経済全体の発展につなげていきたいと考えています。」
今後も観光ホテル大望閣は、「唐津の魅力を伝える宿」として、地域とともに成長し続ける企業を目指してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
有限会社 大望閣(たいぼうかく)
所在地:〒847-0401 佐賀県唐津市鎮西町名護屋1399
TEL:0955-82-1711
担当:古舘 健一(支配人・広報)
Webサイト:https://www.taiboukaku.com/
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