紙の“地産地消”循環モデル「都会の森林ペーパー」プロジェクト、8 ⽉に2 商品発売! 10 ⽉に⼤阪・関⻄万博で展⽰・発表へ!

丸楽紙業株式会社

2025.08.08 12:00

「サーキュラーエコノミー」と「脱プラ」に貢献、全国への普及⽬指す

紙の販売や古紙回収などを⼿掛ける「丸楽紙業株式会社」(※1)(代表取締役社⻑・杉⼭喜久尚(※2)、⼤阪府⼤阪市中央区)は、都市部の紙資源を循環させて製造する古紙再⽣製品「都会の森林ペーパー」プロジェクト(※3)を巡り、8 ⽉1 ⽇(⾦)から2 商品の販売を開始した上で、10 ⽉7 ⽇(⽕)に2025 年⽇本国際博覧会(⼤阪・関⻄万博)の会場(⼤阪市此花区)で実践内容を展⽰・発表します。 同プロジェクトは、阪神間の⾃社配送網で紙製品を納品した際、帰り便で紙資源(古紙)を回収し、再⽣紙に活⽤する「循環型配送回収システム」で展開。⼤阪府の2024 年度「おおさか環境賞」で準⼤賞を受賞しています。販売を開始する2 商品は2026 年カレンダーで、このうちインテリアとしても楽しめる『「マトリョーシカ」三⾓カレンダー』は2024 年、⼤阪府の「⼤阪代表商品プロジェクト」の地域代表商品に選定された逸品です。 当社は、同プロジェクトの推進を通して、「都市型サーキュラーエコノミー(循環経済)」の構 築と、紙製品による「脱プラスチック社会」への移⾏に貢献。⼤阪・関⻄万博の舞台を通して共 創の機運を⾼め、⽇本各地で「紙の“地産地消”循環モデル」の普及を⽬指します。

■経緯■「都会の中にこそ森林がある」
・レアメタル(希少⾦属)を含む⼤量の廃棄品を「都市鉱⼭」と呼び、再利⽤する動きが活発化した2010年代、紙も同様の視点で取り組める点に着⽬しました。
・阪神間の⾃社配送網で紙を販売していた顧客からは、古紙回収の要望もあり、納品時の帰り便で持ち帰る「循環型配送回収システム」を2017年に導⼊。排気ガス排出の無駄もなく、2024年には年間1,000トン超の回収量に達しました。
・2023年には、再⽣紙を活⽤したオリジナル製品を開発。紙資源を都市部の「森林」に⾒⽴て、都会の森林ペーパー」のブランド名で展開しています。

 

◇万博会場での展示・発表概要◇漫才風プレゼンも(詳細は※4
・「都会の森林ペーパー」の循環モデルと製品の紹介をします。
【発表】⼤阪らしい「笑い」と共に届ける漫才⾵プレゼンテーションを実施。
【展⽰】循環モデルの仕組みを図解、映像、実物で紹介。再⽣紙製品は、⾒るだけでなく、紙の質感やデザイン性について、触れて体感していただきます。

 

◆2026 年カレンダー◆(詳細は※5
「マトリョーシカ」三⾓カレンダー

・⾼さ14.5〜9.5センチの6種類の三⾓柱の組み合わせ。絵柄とカレンダーの⾯があり、並べて、眺めて楽しめます。

「企業×恐⻯」卓上カレンダー

・縦10センチ、横14.8センチのはがきサイズ。台座まで都会の森林ペーパーを使⽤し、6枚の表裏に各⽉を表⽰。⽉ごとに「使わないコンセントは外そう」などと呼びかけを掲載しています。

 

 

モデル広め世界に発信※6

杉⼭ 喜久尚代表取締役社⻑のコメント
将来的にはこの地域循環型の紙再⽣モデルを他府県の紙卸売業者にも広め、⽇本から世界に発信していくことが⽬標です。

 

 

※1)丸楽紙業株式会社について

丸楽紙業の営業本部=東⼤阪市

■企業概要
社名:丸楽紙業株式会社
代表者:代表取締役社⻑ 杉⼭ 喜久尚
創業:1940(昭和15)年7⽉
設⽴(株式会社化):1959(昭和34)年1⽉
本社所在地:⼤阪府⼤阪市中央区上町1-26-14
営業本部:⼤阪府東⼤阪市⻑⽥中3-4-27
⾃社⼯場:⼤阪府堺市堺区⽯津町3-2-1
関連会社:三楽紙⼯株式会社、BPO⽂書電シカ株式会社、株式会社⽯本洋紙店、株式会社池⽥睦会
経営理念:「豊かな⼈⽣の上に良い仕事がある」
企業ドメイン(⾃社の活動範囲):「紙から始まるを創る」を掲げ、紙に関する事業の創造を進めています。
事業ドメイン(事業の活動範囲):【こまかく、ひろく・紙・機密資源・デジタルシステム・ハンドプロセスを阪神間から全国へ!】をテーマに、紙の販売や機密⽂書処理、書籍のスキャニング、PDF化、再資源化などを提供。さらに、デジタル出⼒機や⽂書管理ソフトの販売、⼿作業での検品・組み⽴てに取り組んでいます。


※2)代表取締役社⻑ 杉⼭ 喜久尚(すぎやま・きくひさ)

 
■略歴■
2003年 丸楽紙業株式会社⼊社
2010年 丸楽紙業 代表取締役に就任(祖⽗が創業者、3代⽬)
■保有資格■
個⼈情報保護⼠
ファイナンシャルプランナー2級
ビジネス会計検定2級
⼤阪府知事賞 紙⼯匠技術者 特級
■関連企業■
三楽紙⼯株式会社 代表取締役
BPO⽂書電シカ株式会社 代表取締役


※3)「都会の森林ペーパー」プロジェクト
都会の中で発⽣し、処理に困ってゴミとして扱われていた余剰紙を、森林資源として考え、再⽣可能な資源として活⽤するプロジェクト。

■プロジェクトの歴史■
・2017 年、阪神間の顧客に紙製品を納品すると同時に、帰り便で資源を回収する循環型配送回収システムを導⼊。
・年間回収量は、2022年500トン、2023年700トン、2024年1,000トン超と、年々増加。

・印刷業や製造業、⾏政機関など、現在約150社超の地域事業者が紙資源の提供に協⼒。2025年は1200 トンを収集する⾒込み。「都会の森林」という概念が、環境に配慮しようとする地域企業の「エシカル」な意識に響き、継続的な参加事業者が増加していると分析しています。
2020年、⾃社オリジナルの再⽣紙製造への挑戦を開始。2022年には紙のモールド(⽴体成形品)が完成。2023年には阪神地域の製紙メーカーと協⼒し、循環型再⽣紙「都会の森林ペーパー」の⽣産を開始。同じ2023年に当社の東⼤阪営業本部は、⽊材や紙のサプライチェーンの厳格な管理を認証する国際認証「FSC®/CoC認証」を取得しました。


■「都会の森林ペーパー」の製品■
・「都会の森林ペーパー」は、紙の繊維質を⽣かした質感や、多様な紙を原料に使うからこそ浮かぶ粒模様などが意匠性を⾼めています。
・これまで、マトリョーシカ三⾓カレンダー、卓上カレンダー、紙ファイル、トイレットペーパーなどを製品化。卓上カレンダーは1万部規模で⽣産、流通しています。


■プロジェクトの社会的意義■

  1.「脱プラスチック社会」「環境負荷低減」への貢献
・環境保全の観点から、⽯油由来のプラスチック資材から、⾃然由来・再⽣可能な紙素材への転換が強く求められています。

「都会の森林ペーパー」では、紙製の製品展開を通じて「プラ製品の紙化」を推進。また、⼆酸化炭素(CO2)の排出削減・吸収量を国が認証して売買できるようにする「J-クレジット制度」も適⽤されるため、企業によるCO₂削減への直接的な貢献もできるのが特⻑です。
・加えて、配送における「帰り便」を活⽤した回収体制を構築し、不要なCO₂排出を抑制。「製品」と「物流」の両⾯から環境負荷低減に取り組んでいます。

配送の「帰り便」を活⽤した紙資源の回収の様⼦


2.「都市型地域循環資源」の創出と「地産地消」の推進

・現代の都市部では、紙資源が多く排出されながらも、地元に還元される仕組みがないと考えています。「都会の森林ペーパー」は、阪神間で回収された印刷物やオフィス紙などを起点に、地域内で再資源・商品化を⾏い、再び地元企業の商品パッケージや広報物として循環利⽤される「都市型サーキュラーエコノミー」の実装を進めています。
・特に、⼤阪府、兵庫県と連携し、⾏政⽂書や学校広報誌を再⽣紙で製作するプロジェクトにも着⼿しており、公共部⾨との協働による地域資源循環モデルの確⽴に向けた挑戦を続けています。


3.「資源⼤国・⽇本」の再構築と地域のエンパワーメント

・地⽅創⽣・地域経済循環の観点からも、都市・地域で発⽣する資源を地域内で最⼤限活⽤することで、「輸⼊資源に依存しなくても持続可能な経済活動が成⽴する」というモデルケースづくりに挑んでいます。
・また、将来的にはこのモデルを全国47都道府県へ展開し、それぞれの地域で「地産地消型再⽣紙ブランド」が確⽴されることで、「ALL JAPANによる資源循環ネットワーク」の構築につなげていくのが⽬標です。


■⼤阪府の「おおさか環境賞」で準⼤賞■
・⼤阪府は、豊かな環境づくりに向けて環境の保全⼜は創造に資する活動に関し、他の模範となる特に優れた取組みを⾏っている団体等の功績をたたえる「おおさか環境賞」を設けており、2024度の準⼤賞に「都会の森林ペーパー」プロジェクトが選出されました。
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/fumin/o120020/prs_51145.html

 

■社会貢献活動■
・森林整備や緑化活動を推進するための「緑の募⾦」活動に貢献するため、⼤阪府で募⾦活動を展開している「公益財団法⼈⼤阪みどりのトラスト協会」に2025年5⽉、「都会の森林ペーパー」で作ったしおりを寄贈しました。
・緑の募⾦がどのように活⽤されているかを掲載しているホームページURLのQRコードを掲載していますので、街頭募⾦などでチラシの代わりにも配布されています。
https://www.ogtrust.jp/info/collaborator/20250515.html

「緑の募金」のしおりデザイン

 

※4)⼤阪・関⻄万博への参画

■万博への参加の経緯■
・2021 年、再⽣紙の製品化に向けて⼀定の成果が上がっていた段階で、2025 年の⼤阪・関⻄万博への参画を検討。
・2024年、「都会の森林ペーパー」プロジェクトは、「関⻄から始まる地産地消再⽣紙」の名称で、市⺠参加型プログラム「TEAM EXPO 2025 共創チャレンジ」に登録されました。
https://team.expo2025.or.jp/ja/challenge/C10081

 

■展⽰と発表の狙い■
1.社会実装モデルの“⾒える化”
・地域発・住⺠参加型の再⽣紙モデルがすでに実現可能であることを、ストーリー・実物・体験を通じて具体的に可視化。「脱炭素は特別なことではなく、⾝近にできること」というメッセージを伝えます。


2.全国展開への呼びかけと共創拡⼤
・阪神間で確⽴した都市型資源循環モデルを、全国47都道府県へ展開。各地域で「地産地消の再⽣紙ブランド」を⽣み出すためのネットワークを構築し、ALL JAPANでの世界発信へつなげます。


3.「関⻄発・持続可能な未来社会」像の提案
・「⼤阪代表商品プロジェクト」の地域代表商品選定の実績などについて、関⻄らしい笑いを交えて発信。環境と経済の両⽴を「楽しく」「わかりやすく」伝え、未来志向の消費⾏動と事業参画を促します。

 

■発表の概要■
⽇ 時:2025年10⽉7⽇(⽕)16:00〜16:30
会 場:⼤阪・関⻄万博 フューチャーライフヴィレッジエリア
「TEAM EXPOパビリオン」ステージ(⼤阪市此花区・夢洲内)
登壇者:杉⼭喜久尚、⼤屋貴浩
内 容:関⻄のお笑いの⽂化を盛り込み、お笑いコンビ「ミルクボーイ」⾵の漫才形式で「都会の森林ペーパー」についてプレゼンします。ボケあり、ツッコミあり、笑いありのステージです。


登壇者:⼤屋貴浩(裁断荷役チーム課⻑)のコメント
エンターテインメントと社会課題解決策のプレゼンを融合させ、「共感」と「⾏動の促進」を図ります。来場者の皆さまが循環型社会の担い⼿になれるのを伝え、⼤阪から始まった私たちのモデルが全国に広まってほしいと願っています。


※プレゼンだけでなく、本プレスリリースの発表は、「笑いの⽇」とされる8 ⽉8 ⽇に⾏いました。笑い声の「ハ(8)ハ(8)ハ」という語呂合わせにちなむとされます。


■展⽰の概要■
⽇ 時:2025年10⽉7⽇(⽕)10:00〜21:00
会 場:⼤阪・関⻄万博 フューチャーライフヴィレッジエリア
「TEAM EXPOパビリオン」展⽰エリア(⼤阪市此花区・夢洲内)
内 容:
・阪神間で回収された紙資源が、再⽣紙→商品→再利⽤へと循環する仕組みを図解・映像・実物サンプルで紹介。
・「マトリョーシカ」三⾓カレンダー、卓上カレンダー、紙ファイル、トイレットペーパー等の実物を展⽰。製品は実際に触れてもらい、紙の質感やデザイン性を通じて「紙の価値」を再認識していただきます。


⼤阪・関⻄万博担当:畔堂美幸(業務部課⻑)のコメント
万博を機に、⽇本各地で紙という資源が改めて価値を持ち、循環と共創の⽂化が広がっていく未来を⽬指しています。本展⽰はその“原点かつ出発点”として、社会に対する具体的な提案と呼びかけの場となるよう、準備を進めてまいります。

 


※5)2026 年カレンダーの概要

■「マトリョーシカ」三⾓カレンダー■
特 徴:「紙」をもっと⾝近に感じていただくため、カレンダーとしての実⽤性と置物として飾れる装飾性を融合させました。職場やご家庭でカレンダーとして活⽤しながら、マトリョーシカで⽇常の中に彩りを加えられます。
定 価:1部 1,500 円(税込1,650円)※注⽂時期や部数によって最安で1部945円(税込1,039.5円)の割引価格になります。


実⽤性と装飾性を融合させたカレンダー
規格:⾼さ14.5〜9.5センチ、横6.7〜5.6センチ、奥⾏き5.5センチの6種類の三⾓柱の組み合わせ。絵柄とカレンダーの⾯があります。
購⼊⽅法:当社ホームページまたはinfo_art@moriage.co.jpまでお問い合わせください。


「⼤阪代表商品プロジェクト」の地域代表商品に選定
・⼤阪府は、府内の中⼩企業・⼩規模事業者を対象に、2025年⼤阪・関⻄万博を機に国内外の訪問者へ訴求できる商品の磨き上げ⽀援と、出品の場づくりを⾏うOSAKAPRIDE PRODUCTS 2025」を実施。このうち「マトリョーシカ」三⾓カレンダーは、「⼤阪代表商品プロジェクト」地域代表商品に選定されました。
https://www.osaka-daihyo.jp/local/


開発担当:⼩⻄朝⼦(営業部リアル阪神課)のコメント
紙の魅⼒を⼀層感じていただくため、並べてインテリアとして楽しめるマトリョーシカを企画しました。6種類を組み合わせられるので、思い思いの姿で使っていただきたいです。楽しみながら紙の循環モデルを感じてもらい、年が変わってカレンダーを買い替える際には、ぜひリサイクルする側になっていただきたいです。

 

■「企業×恐⻯」卓上カレンダー■

特 徴:企業ビルが恐⻯に姿を変えた「企業ザウルス」のイラストを描いた卓上カレンダーです。企業ザウルスは、愛くるしい⾒た⽬に反して、⼤昔に環境問題で絶滅しかけた過去があるため、環境問題に⼿厳しいです。
定 価: 1部750 円(税込825円)※注⽂時期や部数によって最安で1部472円(519.2円)の割引価格になります。
規 格:縦10センチ、横14.8センチのはがきサイズ。台座まで再⽣紙を使⽤し、6枚の表裏に各⽉を表⽰。⽉ごとに「使わないコンセントは外そう」などと呼びかけを掲載しています。

 
購⼊⽅法:当社ホームページまたはinfo_art@moriage.co.jpまでお問い合わせください。

 

※6)「都会の森林ペーパー」プロジェクトに関する杉⼭喜久尚(代表取締役社⻑)のコメント
都会の森林ペーパーは「脱プラ」「都市型資源循環」「地域共創」という三本柱を軸に、今の社会課題に対する“地に⾜のついた実践的解決”を⽬指しており、紙が持つポテンシャルを最⼤限に活かしながら、「環境×地域×経済」の好循環を実現してまいります。
今後は他府県の紙卸業者さまとの連携により、地域ごとの「地産地消型再⽣紙」のネットワークを構築。それぞれの地域で「地産地消型再⽣紙ブランド」が確⽴されること、ALL JAPANによる資源循環ネットワークとなり、世界に向けて⽇本の再⽣技術や環境⽂化を発信していく構想を描いています。

 


※リリースの内容につきまして、必要な素材や場⾯などございましたら迅速に対応いたします。ご取材のご検討のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。



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