知っているようで実は知らない!? お洗濯豆知識
洗剤の選び方は?柔軟剤は沢山入れるべき? すすぎは何回すればいい?早く乾く”裏ワザ”は?
日々かかせない家事の一つである「お洗濯」。
今回は、知っているようで実は知らないお洗濯のあれこれをご紹介します。
【疑問その1】自分に合った洗剤はどうやって選べばいい?
A.「どんなお洗濯がしたいのか?」という目的に合わせて選びましょう。
1.汗や皮脂など汚れをすっきり落としたい!
“液体洗剤“がおすすめ
液体洗剤は「汗や皮脂汚れ、ニオイをすっきり落とす」「抗菌性能に優れている」「柔軟剤入りで香りがいい」など、洗浄力とプラスアルファの機能が備わっています。濃縮タイプの洗剤なら、使用量が少量で済むだけでなく、ボトルがコンパクトなため収納にも場所を取りません。
2.より白く仕上げたい!
“粉末洗剤“がおすすめ
粉末洗剤は、泥や食べこぼし、シミなど色々な種類の汚れに対して高い洗浄力を発揮してくれます。食べこぼしが多いお子様や、ユニフォーム、作業着など汚れの多い衣類を洗うご家庭におすすめです。
3.できるだけ時短、節約したい!
“すすぎ1回や0回で洗濯できる洗剤“がおすすめ
通常2回以上になっているすすぎを、1回もしくは、0回でお洗濯できる洗剤がおすすめです。すすぎの工程が減るので使う水の量も抑えられ、お洗濯時間を短縮しながら節水もすることができます。
4.部屋干しが多く、とにかくニオイが気になる!
“抗菌効果や除菌効果のある洗剤“がおすすめ
お洗濯を夜にすることが多い、外干しできる環境が整っていない、など部屋干しすることが多い方におすすめ。汚れだけでなく、菌に作用するので、生乾き特有のイヤなニオイが抑制されます。
液体洗剤は 「部分洗い剤」 にもなる
ワイシャツの襟や袖口などの皮脂汚れや食べこぼしのシミ汚れ、黄ばみ汚れなど、部分的なガンコ汚れは、洗濯前に液体洗剤を「部分洗い剤」のように塗っておくことで、汚れが落ちやすくなります。頻繁に部分洗いをする方は、専用の「部分洗い剤」を持っていると便利です。


【疑問その2】柔軟剤は沢山入れた方がいい?
A.使用量の目安に従うのがベスト。入れすぎると香りが強くなりすぎたり、吸水性が悪くなったりする恐れがあります。
「タオルをもっとふわふわにしたい!」そんな気持ちから、柔軟剤は入れれば入れるだけ、ふんわりするのではないかと考えたことはありませんか?柔軟剤の量を増やすのではなく、干す際に軽く数回タオル本体をふりさばいたり、衣類用乾燥機を使用して乾かしたりすると、よりやわらかくふんわり仕上げることができます。

<柔軟剤を使う時の注意点> 香りの強さの感じ方は、おひとりおひとり好みにより異なります。商品パッケージにある使用量の目安を参考に、周囲の方にもご配慮いただきながらお使いください。
【疑問その3】すすぎって何回すればいい?
A.洗剤容器の裏面等を見て、適切なすすぎ回数を確認しましょう。
洗剤によっておすすめのすすぎの回数が違うということを、ご存知でしょうか?洗濯機に搭載されている「標準コース」ではすすぎが2回で設定されていることがほとんどですが、実は洗剤によってはすすぎ1回や0回でお洗濯できるものもあります。
■「すすぎ」の回数の見分け方!
使っている洗剤のおすすめのすすぎ回数を確認する際は、「洗剤容器の裏面等」を見ます。「すすぎ1回のお洗濯」ができるのは、裏面に「すすぎ1回OK」マークや「すすぎ1回」の文字が入っている洗剤です。


■「すすぎ1回」お洗濯のメリットは?
洗濯機のすすぎ回数を2回から1回に変えるだけで、すすぎ1回・脱水1回分の、節水・節電・時短・CO₂削減ができます。また、すすぎ2回の時と比べて、洗濯時の水流や衣類同士の摩擦によるダメージも少なくなるため、衣類を長持ちすることにも繋がります。
※必ずしもすすぎを1回にしなければならないわけではなく、もちろんすすぎを2回しても問題ありません。
出典:ライオン調べ
※水・電力・ CO₂は、国内洗濯機メーカー主要4社の縦型代表機種 衣類3kg標準コース洗濯時平均をもとに算出

・スタンダード 頑固な汚れを徹底洗浄
・ニオイ専用 頑固なニオイを無臭化洗浄
・PRO プロ品質の強力洗浄
・部屋干し 生乾き臭を徹底抗菌&消臭
すすぎ2回以上はこんな時におすすめ!
・すすぎ2回以上で使用する洗剤を使う場合
・風呂水をすすぎ1回まで使用した時
・香りが苦手な方
・ひどい泥汚れ、便や尿などの汚物や嘔吐物で汚れた衣類の洗濯をする時
ライオンが取り組む 「Choose one Project」
ライオン株式会社は、サステナブルな社会の実現に向け、生活の中で実践できるお洗濯のエコ活動として、「すすぎ1回」と「衣類のロングライフ化」を啓発する「Choose one Project」に取り組んでいます。このプロジェクトを通じて、生活者の認識変容をはかり、すすぎ1回の実践率を現状の約4割から6割に増加させることを目指していきます。
https://fabric.lion.co.jp/sustainability/chooseone/

【疑問その4】洗濯物が乾きにくい!早く乾く干し方の「裏ワザ」ってないの?
A.「ずらし干し」と「アーチ干し」がおすすめ!
バスタオルの乾く時間を基本形(真っ二つに折った干し方)とずらし干し(前後をずらした干し方)の2つの干し方で比較すると(東京における1月の昼間の気温・相対湿度の平年値に近い状態で実験)、基本形は410分だった一方で、ずらし干しは375分と、35分の違いがありました。

実験条件:縦型洗濯機の標準コースで洗濯したバスタオルを、10℃50%の恒温恒湿室で乾燥させ、乾燥するまでの時間を測定。バスタオル:250g/枚、縦110cm×横60cm。
また、少しでも早く乾かすために実践したいのが、角ハンガーの「アーチ干し」です。
<「アーチ干し」3つのコツ>
①外側に長い衣類、内側に向かって短い衣類を干す
②乾きにくい素材(綿など)を外側に、乾きやすい素材(化繊など)を内側に干す
③厚手の衣類を外側に、薄手の衣類を内側に干す
湿度・温度などの条件によっても乾燥速度は変わりますが、長短干しに比べて約30分程度早く乾きます。

※乾燥条件:25℃、70%RHの無風の高温高湿度室内で扇風機の風を当てながら乾燥
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