【路線価】加速する“上がる街・下がる街”の選別上昇
不動産コンサルタント・長嶋修が予測
業界初の個人向け総合不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う “不動産の達人 株式会社さくら事務所”(東京都渋谷区/社長:大西倫加)会長・不動産コンサルタントの長嶋修が、路線価予測として、上昇が見込まれるエリア、そして今後の市場予測に関するコメントを発表しました。下記をご覧いただき、詳しい内容・取材をご希望でしたら、お気軽にご連絡ください。また、クレジットを表記のうえ、下記のコメントを抜粋して転載いただいても構いません。その場合はご一報いただけますと幸いです。
2025年全国路線価天気予報
商業地 ☀️ 晴れ〜快晴 ⇒ 都市部はギラギラ快晴、地方は曇りも残る
住宅地 ⛅ 晴れ時々曇り ⇒ 都市周辺・再開発地は安定の晴れ、地方に曇りも
工業地 ☀️ 梅雨明け晴れ ⇒ 半導体・物流特需で全国的に晴れ広がる
「静かに広がる選別上昇」再開発エリアは上昇、それ以外は横ばい・下落
■東京
- 銀座(中央区):再開発+観光需要で地価は国内最高。
- 桜新町・二子玉川(世田谷区):住宅地×商業地のバランス、ブランド化進行。
- 荻窪・阿佐ヶ谷(杉並区):商店街と住宅街が融合する落ち着いた街並みに加え、共働き世代の人気上昇。中古マンション成約も好調。
■大阪
- うめきた・梅田エリア:万博+なにわ筋線、再開発で商業地に爆発的勢い。
- 心斎橋・難波:訪日観光需要の復活、リテール好調で路線価上振れ。
- 千里ニュータウン周辺(吹田市):北大阪急行延伸+万博+再開発の三拍子。古くからの住宅団地エリアがリノベ再評価されており、若い世代が戻ってきている。
■福岡
- 天神・博多駅周辺:商業・ビジネス・スタートアップ支援が集中。 若者人口流入→需要が堅調に推移。
- 千早・香椎(東区):再開発ラッシュ+Wアクセス(JR×西鉄)、若年層移住が集中。
■特定地域の事例
- 千歳市(北海道):ラピダス効果で地価前年比+48%超の爆発力。
- 合志市・菊陽町(熊本県):TSMCによる地価急騰、住宅・商業地ともに上昇確定。
- 白馬村(長野県):スキー観光と国際需要で別荘・滞在型投資が活発となり上昇。
地価の動きは、もはや単なる需給では語れません。
人々の価値観が「便利」や「高級」から、「心地よさ」「安心感」へとシフトする中で、再開発や子育て支援が進むエリア、あるいは自然と調和する郊外住宅地に注目が集まっています。住宅地の路線価は、こうした“未来に住みたい場所”への期待値を如実に映す鏡です。静かなエリアでも、将来性のある街は確実に評価され始めています。今後は、都市・地方にかかわらず、「暮らしの質」が価格を動かす時代。変化の兆しを見逃さずに、個々の街の“物語”を読む目が問われます。
令和7年(2025年)の路線価は、全国的に穏やかな上昇が続く見込みです。商業地はインバウンド回復や再開発が進む都市部を中心に「晴れ」、銀座や大阪・心斎橋、福岡・天神などでは「快晴」となる見通しです。住宅地は、再開発や子育て支援が進むエリアで「晴れ時々くもり」といったところで、桜新町や千早、吹田などが注目されています。地方の郊外では一部「くもり」や「小雨」も残ります。工業地は長年の「梅雨」が明け、半導体や物流需要を背景に「晴れ」が広がっています。熊本や千歳では「快晴」が期待されます。
不動産の空模様は地域ごとに異なります。引き続き不動産市場の三極化が進行する中、「どこが晴れて、どこが雨か」を見極める視点が、これからの時代には欠かせません。
さらに詳細なお話が聞きたい方はお気軽にお問合せください。長嶋が取材にてお話させていただきます。
さくら事務所について
株式会社さくら事務所は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業です。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行う「不動産の達人サービス」を提供、72,000組を超える実績を持っています。
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