Webでの車内アナウンス広告販売、川崎鶴見臨港バスで6月2日より本格運用開始
最新AIの人工音声を活用しバスアナウンス広告がオンラインで作成・購入可能に。区間・日時を指定し、デイリーで更新可能。1時間300円~
株式会社ケイエムアドシステム(本社:東京都豊島区 社長 三島 英子)、川崎鶴見臨港バス株式会社(本社:神奈川県川崎市 社長 野村 正人、以下「臨港バス」)、クラリオンライフサイクルソリューションズ株式会社(本社:埼玉県さいたま市 社長 田中 遥)は、バス車内放送システムを完全にオンライン化し、さらに全国初のWebによるバス車内放送広告販売を実施できる新システムを全333両に設置し、6月2日より本格運用を開始したことをお知らせします。
■概要と特徴
本システムは、伊藤昌毅氏(日本バス情報協会代表理事)の技術指導・助言のもと、「バスの車内アナウンスをもっと自由に、もっと手軽に、もっと使いやすく」をテーマに開発がすすめられました。2024年6月~11月の川崎鶴見臨港バスの鶴見営業所管轄路線での実証実験を経て、各種改良を加え、この度全車両へ展開することとなりました。
従来のバスアナウンスシステムでは難しかった①バスアナウンスの更新の完全オンライン化 ②タイムリーなアナウンス広告の更新 ③車内アナウンス広告販売のECサイト化 を実現しています。①の結果として、バス車内音声変更に伴う運転士や職員の業務負担軽減、②の結果として、バスをご利用のお客様に広告情報をリアルタイムでの周知実現、③の結果として、出稿クライアント数の増加や広告収入の増加が期待できます。
■開発経緯と本システム
これまでのバス車内放送はスタジオで事前に収録した音声データを、1台1台手作業でバス車載機器に注入する作業が必要でした。このため作業負担の問題もあり、頻繁なデータ更新ができず多様なニーズに対応できない状況にありました。
今回開発したシステムは専用サーバーとバス車載機器がオンラインで繋がることにより、音声も含めたデータのリアルタイム化が図れる上、車内放送に留まらずGTFS(General Transit Feed Specification=公共交通データフォーマット)データを活用し、バス運行に必要な様々な情報更新もオンラインで行うことができるなど、新しい視点で最新のテクノロジーを活用したシステムです。
車内で流れる音声もリアルタイム化を図るため、ナレーターによる肉声から合成音声に切り替え、最新の高度な音声エンジンにチューニングを何度も重ねて自然な音声となるよう努めました。今後、バスをご利用のお客様に必要な情報をリアルタイムでお知らせするトライアルも予定しており、速やかに車内で的確にお伝えし、本システムの利点を生かしサービスの向上を目指します。
■Webによるバス車内放送広告販売について
今回開発のシステムを活用し、全国初となるWeb申し込みによるバス車内放送広告販売を全面的に運用開始します。これまでのバス車内放送広告は、すべて年間契約でクライアントの自由度が低い状況にありましたが、放送する期間や時間帯をWeb申し込み時に自由に設定し、またアナウンス音声もその場で作成・確認ができるようになりました。このような発注ができるようになることで出稿クライアント数の増加が期待され、広告収入の増加にも繋がる可能性があります。
■役割
バス運行・システム利用
川崎鶴見臨港バス株式会社
車載器の製造・サーバー管理
クラリオンライフサイクルソリューションズ株式会社
システム構築・広告販売管理
株式会社ケイエムアドシステム
・・・今後も3社で協力し利用者の利便性向上を実現してまいります。
【参考】
・広告申込用ECサイトURL:https://rinko.aoi-system.com/
・川崎鶴見臨港バスプレスリリース:
https://www.rinkobus.co.jp/2025/06/06/82ce59d860b0ba590b0f81177c4a4652ef81c4
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