ファッション写真を変えた男「ノーマン・パーキンソン」の「ヴォーグ」に寄稿した作品のみで構成した「ノーマン・パーキンソンのヴォーグ黄金時代」が2025年4月1日発売!
「すべてのページが──例えば、それは構図、色使い、そして何よりメタファーの差し込みにおいて
──インスピレーションに満ちている。
時代とファッションとは、密接な因果関係を結んでいることに改めて気がつく一冊。」
__シトウレイさん推薦!
(ストリートスタイル・フォトグラファー/ジャーナリスト)
1930年代から1980年代初頭まで、ノーマン・パーキンソンが『ヴォーグ』に
寄稿した作品のみで構成した“初”の書籍“STYLE :Photographs for Vogue”の本邦初訳!!
オードリー・ヘプバーンからツイッギー、グレース・コディントン、ジェーン・バーキン、
アン王女、ジェリー・ホール、イマンまで時代を象徴するモデルやセレブリティが登場!!
掲載写真の大半は、オリジナルのヴィンテージプリント、またはネガからのニュープリントからセレクト!
写真だけじゃない、時代別コラムやキャプションも読み応えあり!
1930年代:パーキンソンは1930年代、ウェストミンスター・スクールに入学し、その後ボンド・ストリートで王室・社交界御用達の写真家リチャード・ N・スペイトに2年間弟子入り。そこでマーガレット王女の最初の撮影に立ち会い、当時の一流人物や新進気鋭の女性たちの写真を撮るという有益な経験を積む。1934年、21歳のときにドーバー・ ストリートに最初の写真スタジオを開設したときも、こうした人たちが主な被写体となった。
1940年代:40年代前半は戦争勃発によりパーキンソンはイギリスの田舎へ移住。戦後、1947年2月号の『ヴォーグ』に掲載された「ブリュッセルで過ごす週末」と題された初期のヨーロッパ旅行記は、後の彼の旅企画の雛形となる。同年、ヴォーグ・スタジオでの旅行服の写真撮影で、彼はミューズとなる女優ウェンダ・ロジャーソンと出会う。1949年にアメリカ版『ヴォーグ』のアレクサンダー・リーバーマンの招きで初めてニューヨークを訪れ、以後毎年6ヵ月間NYでの撮影を依頼されるようになった。
1950年代:1951年の結婚直前・直後のウェンダ・パーキンソンの写真は、写真家とミューズとしての2人の完璧なコラボレーションとして、時代を超えた記録となっている。また、ニーナ・フォン・シュレプルゲ(女優ユマ・サーマンの母)の可能性を見出すなど、新しい才能に対しての審美眼を発揮するようになる。また、この頃からオードリー・ヘプバーンほか演劇・音楽界の著名人、芸術家、作家、知識人のポートレート写真家として名を馳せる。
1960年代:この時代、パーキンソンは遊び心に満ちたスタイルを試みた。最も独創的だったのは、彼が二重露光で撮影した、キャサリン・パストリーをグスタフ・クリムトの名画と並べたイギリス版『ヴォーグ』 の写真。女優のジェーン・バーキンは、ヴィダル・サスーンによるウィッグをつけ、貴族の邸宅で撮影された印象的なポートフォリオに登場した。彼が撮影した1960年代の『ヴォーグ』は、マリー・クヮント、ルディ・ガーンライヒ、ピエール・ カルダンといった伝説的デザイナーたちによる画期的なファッションデザインの記録であった。
1970年代:1971年、21歳の誕生日を迎えたアン王女をイギリス版『ヴォーグ』のために撮影。また、19世紀にカロタイプと呼ばれる初期の写真技法を発明したウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットの旧邸宅、ラコック修道院でパーキンソンは時代を超越する一連の写真を撮影。モデルは彼が1950年代に多くの仕事を共にしたイーニッド・ボールティングの娘、イングリッド・ボールティング(BIBAを象徴するモデルとしても有名)で、衣装はオジー・クラーク。後期にもジェリー・ホールやイマンをモデルにした代表作を撮影している。
時代を象徴するモデルを紹介するコラムも充実。モデルたちの証言を一部抜粋。
- 「パーキンソンとは1960年代に一緒に撮影をしたことがありますが、私が一番好きなショットは1970年代後半に撮られたものです。彼はとても楽しい人。風変わりで、すごく背が高くて、やせていて、口ひげを生やして、美しい刺繍が施されたカシミール帽とヒッピー風の服をいつも身につけていて、大好きでした。彼はあらゆる点でユニークなのです」__ツイッギー
- 「ノーマン・パーキンソンは昔ながらの紳士的な写真家で、ずっと憧れの存在でした。あるとき、彼はシャッタースピードを遅くしてレンズから光を多く取り込む長時間露光という技法で撮影していました。そうすることで、動いているものの軌跡を記録することができ、写真に躍動感が生まれるのです。彼とは何度も仕事をしたけれど、私のお気に入りの撮影のひとつは、アントニオ・ロペスとスタイリストのグレース・コディントンとジャマイカで行ったイギリス版 『ヴォーグ』の撮影でした」 __ジェリー・ホール
- 「写真は共同作業であり、ノーマン・パーキンソンはダンスの相手に喩えるならフレッド・アステアのようだった」__イマン
◆書誌情報
『ノーマン・パーキンソンのヴォーグ黄金時代』 著者:ノーマン・パーキンソン 日本語版監修:本郷 誠
仕様:B5変型/上製/256ページ 定価:7,700円(本体7,000円+税)
発売日:2025年3月31日(月)
発行:K&Bパブリッシャーズ
ISBN978-4-902800-97-5
【書籍に関するお問い合わせ先】
株式会社 K&B パブリッシャーズ
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電話 03-3294-2771 FAX 03-3294-2772
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ファッション写真を変えた男「ノーマン・パーキンソン」の「ヴォーグ」に寄稿した作品のみで構成した「ノーマン・パーキンソンのヴォーグ黄金時代」が2025年4月1日発売!
2025.03.18 13:08