ドッカンバトルが10周年キャンペーン開始当日に収益ランキングトップに、世界のモバイルパズルRPGでも収益2位で安定した人気
「ドラゴンボール」IPを活用したモバイルゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』がリリース10周年を迎えました。世界のモバイルパズルRPGにおいて収益2位を誇る同タイトルは、日本では若い男性に圧倒的な支持を得ています。
10周年キャンペーン開始に合わせて90ランクアップで収益ランキングトップに、モンスト、ドッカンバトル、パズドラが世界の3強モバイルパズルRPG
2015年にリリースされた『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』(Bandai Namco Entertainment)が10周年を迎えました。同作は世界的にも人気のある「ドラゴンボール」IPを活用したモバイルパズルRPGです。Sensor Towerのデータによると、2020年1月1日から2025年2月28日までの世界におけるモバイルパズルRPGの収益において、同作は25億ドル近い収益を記録して2位となっています。
上記のグラフからもわかるとおり、トップ3はいずれも日本パブリッシャーのタイトルです。加えて、リリースから10年以上という点も共通しており、モバイルパズルRPGのジャンルでは日本の長寿タイトルの独壇場であることがわかります。
『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』の10周年のインパクトは、収益ランキングでも確認できます。Sensor Towerのデータによると、同作の10周年記念キャンペーンが始まった2025年1月29日に日本のモバイルゲーム収益ランキングでトップを獲得しています。
10周年記念キャンペーン開始前日は96位のポジションだったので、90ランク以上の上昇です。同作はユーザーからも支持されています。Sensor Towerのデータによると、2015年1月から2025年2月までの世界のユーザー評価は95万件以上で、星5評価は94%となっています(App Store)。また、2025年2月8日にはオフラインイベント「リアルDOKKAN感謝祭」も行われ、同作のファンと共に10周年を祝いました。
前述した世界におけるモバイルパズルRPG収益トップ5のタイトルを継続率で見ても、ほぼ同じ傾向がわかります。Sensor Towerのデータによると、2015年10月から2025年2月までの日本における継続率では、30~90日目において『モンスターストライク』(MIXI)がトップとなっています。
『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は『モンスターストライク』に次ぐ継続率を誇っています。
日本発のモバイルパズルRPGは若年男性から圧倒的支持、ドッカンバトルは10周年に合わせてYouTubeを中心に広告展開
日本のパブリッシャータイトルが強いモバイルパズルRPGですが、ユーザーの傾向はどうなっているでしょうか。Sensor Towerのデータによると、2024年第4四半期の日本のApp Storeにおける男女比では、『モンスターストライク』『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』『パズル&ドラゴンズ』の3タイトルは90%近くが男性ユーザーです。一方、海外パブリッシャー発の『エンパイア&パズル』(Take Two Interactive)は、男性60%、女性が40%となっています。 年齢層でも違いが確認できます。Sensor Towerのデータによると、同期間の年齢層では日本パブリッシャー発の3タイトルは、いずれも18歳~24歳の層が最も高く30~35%を占めています。それに対し、『エンパイア&パズル』は35歳~44歳の層がメインとなっており、同じモバイルパズルRPGでもユーザー層の違いがわかります。
『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は10周年に合わせてゲーム内イベントを展開したことに加え、広告展開も強化しています。Sensor TowerのPathmaticsのデータによると、同作はYouTube、Tiktok、X(旧:Twitter)を中心に10周年記念広告を展開しています。10周年記念キャンペーン開始当日にはTikTokとXで伸びが確認でき、2月に入ってからはYouTubeでの広告強化の傾向がわかります。
同作は俳優の山本耕史さんを起用した10周年記念TVCMも2025年1月30日から公開。山本さんは自身も熱烈なドラゴンボール愛で知られていますが、TVCMでも同作の魅力を熱弁する内容となっています。広告展開のメインとなったYouTubeでもこのTVCMのクリエイティブが活用されており、同作の魅力を伝えることに成功しています。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
Sensor TowerのApp Performance Insightsで過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :
https://sensortower.com/ja/demo
Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用いただけるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
日本オフィスは2025年より東京・神田に移転、日本でのビジネスを強化しており、パートナー企業様も急増中です。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートもより強化していく所存です。
Sensor Tower - モバイル市場の羅針盤
-
メディアに関するお問い合わせ:press-apac@sensortower.com
-
ビジネスに関するお問い合わせ:sales@sensortower.com
-
ブログ・レポートの更新情報はSensor Tower Japanツイッターで:@SensorTower_JP
※コンテンツを共有する場合は、「Sensor Tower」と出典を明記してください。
企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。