確定申告シーズンと連動してダウンロード数増となるfreeeとマネーフォワード、3月10日前後にDAU数がピークに
確定申告のシーズン真っ只中ですが、みなさんはお済みでしょうか。モバイルデバイスでの処理も手軽にできる現在、日本では『確定申告はfreee 会計ソフト』のダウンロード数とDAUが際立っています。続く『マネーフォワード クラウド確定申告』ではユーザー層に違いも見られます。ここでは、この2つのアプリを中心に確定申告シーズンにおける動向をデータで見ていきます。
確定申告アプリはfreeeとマネーフォワードが人気、例年第1四半期にDL数が伸び、締切近くにアクティブユーザー数が増加
新年を迎えてひと段落するとやってくるのが、確定申告シーズン。例年、2月中旬から3月中旬の1ヵ月間が確定申告期間として設定されており、今まさに手続きの最中という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Sensor Towerのデータによると、日本における過去5年(2020年1月から2024年12月)のTax Preparation & PlanningとBusiness Accountingアプリのダウンロード数では、『確定申告はfreee 会計ソフト』(freee k.k.)が唯一の100万以上ダウンロードを記録してトップとなっています。
2位は『マネーフォワード クラウド確定申告』(Money Forward)となっています。いずれのアプリでも、難しい会計知識が不要で確定申告に必要な書類を作成することが可能となっており、モバイルデバイスでレシートを撮影することで、日付や金額のデータ化が自動で行われるなど、出先での買い物が終わってすぐに処理できる利便性を持ちます。
Sensor Towerのデータによると、日本における同期間のユーザー平均評価は、『確定申告はfreee 会計ソフト』が4.5以上、『マネーフォワード クラウド確定申告』が4.6といずれも高評価を維持しており、日本ユーザーからの支持が大きいことがわかります。
『確定申告はfreee 会計ソフト』と『マネーフォワード クラウド確定申告』のダウンロード数推移は確定申告と大きく関連しています。Sensor Towerのデータによると、2020年1月から2024年12月までの日本におけるダウンロード数を四半期別に見ると、例年第1四半期(1月から3月)に山ができています。
月別に見た場合、2月と3月に増えている年が多く、確定申告期間と関連していることがわかります。
一方、MAUからは3月が確定申告のハイシーズンであることがわかります。Sensor Towerのデータによると、2020年1月から2024年12月までの日本における『確定申告はfreee 会計ソフト』と『マネーフォワード クラウド確定申告』のMAU推移を見ると、3月にユーザー数が大きく伸びていることがわかります。
DAUで見ると例年、3月10日ぐらいからユーザー数が伸び始め、確定申告期限最終日までがピークとなっています。このデータから、締切直前に利用しているユーザーが多いことがわかります。
男性に人気のfreee、女性に人気のマネフォ、35歳~44歳の層ではその差がはっきり
ここまで見てきたとおり、『確定申告はfreee 会計ソフト』と『マネーフォワード クラウド確定申告』は、ダウンロード数やアクティブユーザーの面で似た傾向にありますが、ユーザー分布では若干異なったデータが確認できます。Sensor Towerのデータによると、日本における2024年第1四半期の男女別分布では、『確定申告はfreee 会計ソフト』が男性67%・女性33%であるのに対し、『マネーフォワード クラウド確定申告』では男性46%・女性54%となっています。
日本における同期間の年齢層別にユーザー分布を見た場合、35歳~44歳の層が最多であることは共通していますが、男女別では比率が逆転していることがわかります。
また、2024年第1四半期の日本における『確定申告はfreee 会計ソフト』と『マネーフォワード クラウド確定申告』のユーザーが使用している急成長アプリでは、いずれにおいても『マイナポータル』(内閣府番号制度担当室)がトップで、デジタル化が進む行政関連タスクをモバイルでバイルを活用することで対応していることがわかります。
2025年の確定申告期間は3月15日まで。これからの方は、モバイルデバイスとアプリを活用してより簡単・確実に手続きをされてください。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
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Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用いただけるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
日本オフィスは2025年より東京・神田に移転、日本でのビジネスを強化しており、パートナー企業様も急増中です。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートもより強化していく所存です。
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