ひとり親支援

自治体などライフスタイル美容・健康

自立という支援してこそ

ひとり親による自立支援

　全国で多くの支援団体があるが、国に求めるばかりで、解決さえだせない状況。子ども家庭庁による政策は現実的ではない。本来支出を減らさなくてはならいのに予算は増額されている。少子高齢化の中で本当に必要な支援とは何なのかをもう一度考える必要がある。シングルマザーは大変なんですと言うならば、そのシングルマザーが自立できる環境を支援してこそ本来の形だ。有識者会議等に出ているわりに、状況は何も変わっていない。当法人は物を与えるのではなく、当事者で考えさせ、それを可能な限り形にしようとしている。

　しかし、現状では支援は不十分であり、本来の目的である自立支援がうまく機能していない現状がある。支援団体も国も、予算や政策に頼り過ぎているように感じる。そのため、当事者であるひとり親がどのような支援を必要としているのか、そしてどのように自立できるか、その過程を支援することが重要だと考える。

支援団体や国は、ただ物を提供するだけでなく、ひとり親が自ら考え、行動し、成長する機会を提供すべきだ。また、予算の増額よりも、その予算をどのように使い、本当に必要な支援につなげるかが重要である。有識者会議に出て議論をするだけでなく、現場に足を運び、ひとり親と向き合い、共に解決策を模索していく姿勢が求められる。

ひとり親にとって真に必要な支援とは、自立への道を切り拓く手助けであり、ただ援助されるだけでなく、自らの力で立ち上がることができる環境を整えることだろう。そうした支援が、ひとり親とその子どもが自立し、社会に貢献する力を生むことに繋がると信じている。私たちは、そのための取り組みを続けていきたい。