『トアルコ トラジャ』発売45周年

キーコーヒー株式会社

2023.01.04 11:00

~オリジナルロゴとムービーを公開~

キーコーヒー株式会社(本社:東京都港区、社長:柴田 裕)は、インドネシア・スラウェシ島 トラジャ地方の直営パダマラン農園と地域の協力生産農家と共に、スペシャルティコーヒー『トアルコ トラジャ』の栽培から商品化までを行っています。 本年、『トアルコ トラジャ』が発売45周年を迎えることを記念して、オリジナルロゴマークの制定およびオリジナルムービーを公開しました。

■ロゴマークに込めた思い

従来から使用している『トアルコ トラジャ』のロゴマークは、当社が品質を認定したインドネシア・スラウェシ島 トラジャ地方で栽培・収穫されるアラビカコーヒーにのみ付されるマークで、トラジャ地方の伝統家屋「トンコナン」をシンボルとしてデザインしたものです。新たに加えられたロゴマークには、45周年を視覚的に伝えることに加え、持続可能なコーヒー生産やサステナブルな取り組みをこの先の未来も続けていくことをイメージし、コーヒーのチェリーと葉で表現しました。現地の生産農家や第三者機関とこれまで以上に連携し、トラジャ事業をこれからも発展させ続けることに加え、トラジャコーヒーのおいしさや現地の魅力を今後も伝え続けていくという強い決意を示しています。

 

■オリジナルムービー「トアルコ トラジャ45周年オープニングムービー」

今回公開する動画は、当社のトラジャ事業を約2分30秒にまとめたオリジナルムービーです。昨年開催された「第10回KEY COFFEE AWARD※1」やスラウェシ島のマカッサルに新たに建設した工場のほか、近年世界のコーヒー生産国で問題となっている気候変動に対し、非営利のコーヒー研究機関World Coffee Researchと協同して行っているIMLVT※2 (国際品種栽培試験)の様子などを紹介する動画となっています。

  

 

■トラジャ事業の歴史

トラジャコーヒーは、かつて「セレベス(スラウェシ)の名品」と謳われ、大戦の混乱の中、市場から姿を消したことから「幻のコーヒー」と言われたインドネシア・スラウェシ島 トラジャ地方にのみ産するアラビカ種のコーヒーです。

 当社は1973年にインドネシアで現地調査を開始し、その後インドネシアに現地法人トアルコ・ジャヤ社を設立しました。日本企業が持つ直営農園としては最大級の530haにもおよぶ「パダマラン農園」を開墾し、本格的なトラジャ事業をスタートしました。トラジャコーヒーの栽培地域は、弱酸性の土壌、適度な年間降雨量、昼夜の大きな寒暖差など、コーヒー作りに必要な理想的条件をすべて満たしているため、実が固く引き締まり、香り高く味わい深いコーヒーが特徴です。商品名には“トラジャアラビカコーヒー(Toraja Arabica Coffee)”の頭文字からトアルコ(Toarco)と地域名のトラジャを合わせて『トアルコ トラジャ』と命名し、「いま甦る幻のコーヒー」のキャッチコピーで1978年に発売し、本年45周年を迎えました。

トラジャ事業開始時は、荒れ果てた農園の開発や道路などのインフラ整備からスタートし、近隣の生産農家へ苗木の無償配布や栽培指導、雇用の創出など、SDGsの概念が今ほどない時代から地域と一体となり事業を行ってきました。現在では、KEY COFFEE AWARDの開催のほか、World Coffee Researchやインドネシア・コーヒー・カカオ研究所(ICCRI)との連携、独立行政法人 国際協力機構(JICA)の民間連携プロジェクトの実施など、持続可能なコーヒー生産の実現に向けた取り組みを強化しています。

 

 キーコーヒーは、『珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー』を掲げ、喫茶文化の継承と持続可能なコーヒー生産を実現する事業活動を行ってまいります。

 

※1 KEY COFFEE AWARDとは

毎年その年に収穫されたコーヒーを数量や品質など複数の項目で総合的に選考し、「生産者」、「仲買人」(小規模生産者のコーヒーを村単位でまとめて持ち込む仲介者の役目)、「生産エリア」各部門で表彰するセレモニーです。2013年よりスタートした「KEY COFFEE AWARD」は、2022年に10回目を迎えました。コーヒー生産者の栽培へのモチベーションを高めることに加え、栽培技術や品質、生産量などを向上してもらうことを目的に開催しています。代表取締役社長の柴田が、現地の人々にインドネシア語で感謝を伝えるスピーチを行い、同じコーヒーをつくる「仲間」として互いの絆を確かめ合う機会にもなっています。

 

※2 IMLVT(国際品種栽培試験)とは

国際的な研究機関World Coffee Researchが世界18ヵ国29ヵ所(2022年12月時点)で実施しているIMLVT(International Multi-location Variety Trial)と呼ばれるコーヒーの品種栽培試験です。当社も同試験に協力し、2017年からインドネシア・トラジャの直営農園で実施しています。在来品種や、遺伝的に純粋な親木から試験管で複製された品種など約40種の苗が配付され、天候、土壌、標高などの環境による変化や耐病性、収量、品質などについて測定しています。 現在は複数の試験区で収穫も行えており、味わいについて評価も実施されました。

参考URL:https://www.keycoffee.co.jp/sustainable/imlvt.html 

 

 

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食・グルメ