現代雅楽作曲家・石田多朗 栃木凱旋公演 『陵王乱序 | RANJO』 1/12開催!
エミー賞、グラミー賞ノミネート「SHOGUN」総合アレンジャーが贈る、雅楽×ストリングス×430Hzの革新的、新曲「陵王乱序 | Ranjo」など約10曲披露!
栃木県那須町在住の作曲家、音楽プロデューサーの石田多朗がこのほど、雅楽を代表する舞楽「陵王乱序」を独自解釈で切り取り、原曲にはない「笙」「篳篥」、さらに、西洋楽器や電子音楽を組み合わせた新曲「陵王乱序 | Ranjo」を制作。新曲レコーディングに参加した日本屈指の奏者が那須に大集結し、話題の新曲を初生演奏で披露します。
◆栃木公演では
2024年11月にデジタル配信した、石田多朗作曲の現代雅楽曲「陵王乱序 | RANJO」を初生演奏で披露します。
他にも、同じく11月リリースの「太食調音取|Netori」や、12月配信の「盤渉調|banshikicho」、笙のための曲など石田が独自解釈し、創出した新鮮、斬新な悠久の調べ約10曲を演奏予定。レコーディングメンバー総出演で〝雅楽とクラシックがぶつかり合う、430Hzの世界〟をご体感ください。
◆栃木公演 詳細
2025年1月12日(日)17:00(開場16:30)-19:00 全席自由 3,700円
那須野が原ハーモニーホール 小ホール
324-0041 栃木県大田原市本町1-2703-6
【出演者】
石田多朗:ピアノ・シンセサイザー
篳篥:中村仁美
楽琵琶:中村かほる
笙:中村華子
龍笛:伊﨑善之
バイオリン:田中李々
ヴィオラ:七澤達哉
チェロ:成田七海
◆栃木公演 チケット購入、お申し込み方法
・チケット
こちらよりご購入
https://taroishida20250112.peatix.com/view
・メールでのお申し込み
メール( mail@drftr.co.jp )でのご予約も承っております。
①お名前 ②チケット枚数 ③代表者様のお電話番号をお知らせください。
◆新曲「陵王乱序 | Ranjo」とは 3分24秒
作曲:石田多朗
レーベル:Drifter
配信開始日:2024/11/1(金)
各種配信サービス:https://artists.landr.com/055855754134
現代的音楽に雅楽を取り入れた作曲家・石田多朗が、古典雅楽「陵王乱序」を雅楽楽器にストリングス、シンセサイザー、ピアノを合わせる斬新な楽器編成でアレンジ。雅楽の(自然界の音に近い響きと言われている)ピッチ430Hzに西洋楽器(通常クラシックのピッチは440Hz)を合わせ、重ねたことで幽玄、荘厳かつダイナミック、ドラマティックな曲が誕生しました。
石田が雅楽を取り入れた作曲を始めて約10年。エミー賞2024最多ノミネート、受賞数という功績を挙げたハリウッド・ドラマ「SHOGUN」に総合音楽アレンジャーとして参加した経験を経たからこそ生まれた、【新解釈雅楽】【石田流現代雅楽】第一作目の作品となります。
◆原曲「陵王乱序」とは
古典雅楽「陵王乱序」は、雅楽の中でも外来音楽の唐楽の舞楽(※1)「陵王」(全演奏約40分)の一部です。北斉の国の蘭陵王長恭という人が,その美貌を隠すため仮面をつけて戦いにのぞんだという故事に由来して作られたといわれています。「陵王乱序」は、最も長尺の部分で約11分。舞人(まいにん)が舞台に登るときの舞「出手(でるて)」の部分になります。
鼓・太鼓・鉦鼓(打楽器)の延々と続くビート、全体に漂う雅楽特有のゆったりと揺れるグルーブ、唐突に切り込む龍笛の音がエコーの様に重なり、荘厳かつ、幻想的で幽玄な世界を創っています。
◆新曲「陵王乱序 | Ranjo」― 二つの挑戦 ―
新曲は、大きく二つの挑戦によって誕生しました。
【Challenge1】:雅楽に洋楽器、ストリングスをぶつける
【Challenge2】:ストリングスを雅楽のピッチ430Hzに合わせる
【Challenge1】:原曲「陵王乱序」は、打楽器だけの演奏から入り、舞いが始まり、舞に合わせて複数の龍笛が響きだします。その4拍あとに二つ目の龍笛グループが演奏に参加、さらに4拍遅れて第三の龍笛グループが加わっていくという、所謂、カノン形式です。古典雅楽の中で唯一の「乱序」になります。
石田は、太鼓と笛が追うように重なる響きに戦場へ向かう「進軍」の光景を感じました。そこにストリングスを加えることで「人の感情」を表現できるのではないかと考え、バイオリン、チェロ、ビオラを導入。奏者にも雅楽とぶつかり合うような、闘うような感覚で弾いてもらいました。すると、雅楽の霧、風のような幽玄な響きにストリングスが輪郭を与え、映画音楽のようなドラマティックなサウンドが創出しました。
【Challenge2】:洋楽、現代の音楽のピッチ440Hzです。雅楽は430Hzと大きく異なります。
これまでも雅楽と洋楽、クラシックの協演はありましたが、「洋楽に雅楽が合わせる」が一般的でした。同曲はストリングス奏者に430Hzに合わせてもらいました。すると、洋楽器は、雅楽楽器と近い生き物のような響きを帯び、響きに淡い残想を残していくのです。今までにない感覚を西洋楽器に覚えると思います。
他にも、実は原曲にはない、邦楽器のうちで唯一和音を奏でる楽器「篳篥」「笙」も加えて全体に神々しい光を纏わせ、さらに、ピアノ、シンセサイザーで現代的、無機的なエッセンスもミックス。
原曲の尊い世界価値を保ちながらも、現代だからこそ、石田だからこそ創れた曲となりました。
◆東京公演も開催! 2025年3月9日 @早稲田スコットホール
2025/03/09 (日) 17:30 - 19:30 全席自由 5,500円
新宿区西早稲田2丁目3−1 早稲田奉仕園スコットホール
※チケット販売(Peatixのみで受付)
↓こちらよりご購入ください。
https://taroishida3.peatix.com/view
◆石田多朗について
音楽家・プロデューサー
ディズニー製作・真田広之プロデュース・主演の「SHOGUN」での伝統邦楽の総合アレンジャーとして、アッティカス・ロス、レオポルド・ロス、ニック・チューバとともにサウンドトラックを制作し、エミー賞の作曲賞とテーマ音楽賞の2部門でノミネートされる。さらに、星野リゾート青森屋のねぶた祭りをモチーフにしたエンターテイメント「まつりや」の音楽監督を務めるなど、国内外で活躍。
東京藝術大学音楽学部で学んだ幅広い音楽の知識と技術を生かし、社会に新たな価値を生み出し続ける。
■
1979年カリフォルニア州サクラメント生まれ。
音楽家・プロデューサー。
上智大学にて国文学・漢文学を専攻後、東京藝術大学音楽学部に入学。
作曲・楽理・音楽史・電子音楽など音楽全般について学ぶとともに、映像や絵画、デザインなど美術に関する知見を高める。
また、大学在学中より、映像のための音楽や空間の音楽を作曲・制作。
東京都庭園美術館、ポンピドゥーセンター、森美術館、日本科学未来館、東京都美術館、金沢21世紀美術館、上海当代芸術博物館など、様々な美術館における展覧会の音楽を担当。また、スクウェア・エニックス、NHK、UNIQLO、HONDA、TOYOTA、BMW、NIKE、ASICS、その他多数の企業コンテンツにおける音楽を学生中に制作。
2015年頃より作曲・制作のみならず、音楽監督やプロデューサーとしての仕事を開始。
福島復興のプロジェクションマッピングイベント「はるか」の音楽監督に就任。坂本龍一、大友良英に続き、2016年より指揮をとる。
2018年、株式会社Drifterを設立。
社会における音楽の新たな役割を追求するとともに、雅楽の楽曲制作などを通して、これまでにない日本の音楽のあり方を日々研究・制作し、発表をする。
2019年よりアーティスト活動を本格的に開始。オオルタイチ・スペシャル・バンドにアレンジャー、プレイヤー(ピアノ、シンセサイザー、ゴング)として参加。
2021年、オオルタイチとともに雅楽グループ『どんぶらこ』をスタート。
また同年には初のソロシングル『ドリフターズ』をリリースし、作曲のみならず歌も担当する。
同じく2021年より、株式会社Drifterにてプロデューサー・アートディレクターとしても活動を開始。
2024年、ディズニー製作・真田広之主演の「SHOGUN」公開。伝統邦楽の総合アレンジャーとして参加し、アッティカス・ロス、レオポルド・ロス、ニック・チューバとともに制作したサウンドトラックがエミー賞作曲賞、テーマ音楽賞の2部門にノミネート。
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