私設図書館x書店x絵本作家 『静岡絵本エピソードアワード2024』開催! ~中高生から一般まで~
あなたのイチオシの絵本エピソードを教えて! ~三島にゆかりのある作家さんたちも審査員に!&絵本作家さんのオリジナル色紙や図書カードなどの副賞あり~
人生における絵本との出会いは、子どもの頃の思い出だけでなく、大人になった時、親になった時、あるいは孫に読んであげた時、人生のそのときどきで、特別なエピソードや記憶と共に、心に残っていることでしょう。 今回のアワードでは、そんな心温まるエピソードを募集し、絵本好きの輪をひろげていきたいと思っています。あなたの心に残る絵本との出会いを、ぜひお聞かせください。
私設図書館x書店x地元の作家!
“地元密着型”のアワード『静岡絵本エピソードアワード』 開催決定
~変わりゆく読書環境の中で、静岡から広がる絵本の輪~
静岡絵本エピソードアワード実行委員会(事務局:あひる図書館)は、絵本にまつわる心温まるエピソードを募集する「静岡絵本エピソードアワード2024」を開催します。本プロジェクトは、地元の図書館、書店、作家が連携し、読書文化のさらなる発展を目指す、“地元密着”のユニークな取り組みです。中高生から一般の方まで、静岡県に縁のある方ならどなたでも応募可能で、募集期間は2024年12月1日から2025年1月11日まで。
受賞者には図書カードなどの副賞が贈られます。結果発表は2025年3月9日。
本プロジェクトを通して、絵本を軸とした地元の文化交流の発展を目指します。
イベント詳細: https://mamatone.net/events/ehon_awards2024
募集概要
- 内容: 絵本にまつわる経験や思い出を自由に綴ったエピソード(800文字以内)。
- 応募期間: 2024年12月1日(土)~2025年1月11日(土)。
- 応募資格: 静岡県にゆかりのある方(在住、在勤、在学、過去の居住経験、家族のルーツが静岡、静岡好きなど)。
- 応募方法: 特設応募フォームから投稿。
- アワード: 「一般の部」と「中高生の部」に分けて審査。一般の部では、アワードの副賞として三島市に縁のある絵本作家さんのオリジナル色紙および図書カードを、中高生の部では図書カードをプレゼント(長倉書店協賛)。
【メッセージ】
人生における絵本との出会いは、子どもの頃の思い出だけでなく、大人になった時、親になった時、あるいは孫に読んであげた時、人生のそのときどきで、特別なエピソードや記憶と共に、心に残っていることでしょう。
今回のアワードでは、そんな心温まるエピソードを募集し、絵本好きの輪をひろげていきたいと思っています。あなたの心に残る絵本との出会いを、ぜひお聞かせください。
読書環境の変化と本プロジェクトの背景
#1 全国で読書人口が減少
文化庁の「令和5年度国語に関する世論調査」によると、1か月に1冊も本を読まない「不読層」の割合は過去最高の6割を超え、読書離れが顕著である。
令和5年度「国語に関する世論調査」の結果(p23)より
#2 書店の減少
日本出版販売株式会社の調査では、全国の書店数はピーク時の1999年には2万2000店以上あったのに対し、2023年には約1万店に減少。地域の書店は、単なる本の販売場所ではなく、文化の発信地として重要な役割を果たしてきたため、その減少は、地域文化への影響が懸念される。
#3 新しい取り組みの増加
一方で、独立系書店や私設図書館といった新しい形態の「本の場」が増加。これらの施設は、地域性を活かした選書やイベントを通じて、コミュニティの中心的な役割を担うポテンシャルがあり、新しい読書文化の創世の場として新たな可能性を示している。
私設図書館「あひる図書館」が事務局となって、絵本のエピソードアワードを企画する意味
#1 「みんとしょ」として地域との深い繋がり、地域密着の図書館
今回の事務局の「あひる図書館」(静岡県三島市)は、全国で70館ほどある「みんとしょ」と呼ばれる一箱本棚オーナー型の私設図書館の一つであり、コロナ禍の2021年11月に開館した。本棚オーナーは地元民を中心に74名おり、読書会開催や、地域の本に関するイベントに出展するなど、地域と深く繋がりを持ってきた。
また、今回のプロジェクトの協力書店である「長倉書店」は地域随一の大型書店だが、その代表の長倉氏はあひる図書館開設時より本棚オーナーに登録しており、今までも、あひる図書館オーナーの『推し本』コーナーを書店内に継続的に設置するなど、地域の読書環境を盛り上げるべく協力関係にある。
#2 あひる図書館の運営は、子育て支援団体「一般社団法人ママとね」
一般社団法人「ママとね」は2014年の設立より地域で子育てサークルやイベントを継続的に企画し、季節の絵本の紹介なども行ってきており、地域の子育て層とのつながりや広報に関するノウハウ、絵本や本に関連するネットワークを持っている。本事業は子育て層だけでなく広く一般を対象としたものであるが、「子育て」「絵本」の両方に蓄積した知見を持ち、本事業で中心的案役割を果たしている。
地元密着へのコダワリ
三島市は絵本に関して非常に恵まれた地域となっており、以下のような特徴があり、それぞれ本プロジェクトに関わっている。
#1 特長ある独立系書店や絵本専門店が複数ある。
ヨット(書店|三島市)、ジンジャーブックス(書店|三島市)、絵本専門店グリム(沼津市)、あひる図書館(私設図書館/事務局)が実行委員に入り、実行委員特別賞を設置。
#2三島市に縁のある著名な絵本作家さんが複数いる。
宮西達也さん/えがしらみちこ さん/スギヤマカナヨさん/竹山美奈子さん/マスリラさん が本プロジェクトに協力。
#3三島市が2024年6月「絵本のまち三島」を宣言。
『絵本に秘められた力で老若男女すべての三島市民のウェルビーイングの実現を官民協働で目指す』として宣言(https://www.city.mishima.shizuoka.jp/ipn057775.html)。本プロジェクトも三島市・三島市教育委員会が後援し、実行委員に三島市役所職員や三島市立図書館有志が参加している。
以上より、図書館x書店x作家と、絵本にまつわる地元の団体・個人が連携して本プロジェクトを企画することで、単なるアワードに留まらず、地域全体の読書文化の活性化を目指している。
また、応募対象は「静岡の縁のある人」と柔軟な参加資格とすることで幅広い層に参加してもらい、静岡から絵本好きの輪を広げていきたい。
アワードに「中高生の部」を設置
絵本は子どもだけでなく、すべての世代にメッセージを届ける力を持っている。中高生特有の感受性をもって、幼少期に親しんだ絵本の思い出や新たに触れる絵本に向き合ったとき、どんなエピソードが生まれるのか。若い世代から絵本への想いを語り、発信する機会を設けることで、地域に絵本好きの輪を広げていきたい。
また、事務局となるあひる図書館では、本好きな中高生や、あるいは将来的には不登校のお子さんの居場所の一つとして、場が成長していくことを願っており、図書館の認知向上の期待も込めて、昨年も中高生の推し本バトル(ビブリオバトル)を開催している。本プロジェクトを通して、さらなる中高生の認知向上、利用拡大を期待したい。
※写真は推し本バトルの当日写真より。
アワード内容詳細
A.一般の部
#1 「絵本のまち三島」各作家賞
宮西達也賞/えがしらみちこ賞/スギヤマカナヨ賞/竹山美奈子賞/マスリラ賞
三島市に縁があり、このアワードに共感してくださる各作家さんが、自分の絵本作品“以外”について書かれたエピソードの中から、珠玉の1つを選びます。
《副賞》 各作家さんからのオリジナルサイン色紙。図書カード5000円。
#2 実行委員会特別賞
ヨット賞/ジンジャーブックス賞/絵本専門店グリム賞/あひる図書館賞
三島および近隣の個性的な私設図書館&独立系書店でそれぞれ選ぶ賞(※副賞はお楽しみに)
B. 中高生の部
中高生(高専生含む)は自動的に一般の部と中高生の部の両部門にエントリーされます。
アワードの選考は一般の部のアワードに漏れた作品から実行委員で選びます。
#1 中高生の部 大賞/長倉書店賞: 副賞 図書券5000円
#2 中高生の部 優秀賞: 副賞 図書券 2000円 (1-2名)
✤中高生の部「参加賞」: エントリーした全員にオリジナルお菓子をプレゼント
事務局:あひる図書館について
静岡県三島市。駅から徒歩7分の飲食店「風土」の2階にある一箱本棚オーナー型私設図書館。2024年12月現在、本棚オーナーは74名あり、各オーナーが自由に好きな本を並べている。コロナ禍、地域で子育て層だけでなく人と人の繋がりが希薄になったことに危機感をいただいた子育て支援団体「一般社団法人ママとね」が、本を核に人と街を繋ぐ場を作りたいと2021年11月に開設。街の人の個性が詰まった図書館となっている。運営は一般社団法人ママとねが行う。
【団体概要】
施設名:あひる図書館
本社所在地:〒411-0857 静岡県三島市芝本町9-12
館長: 中島あきこ
設立: 2021年11月1日
HP:https://mamatone.net/ahiru-library/
運営団体: 一般社団法人ママとね(2014年設立、2017年法人化)
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