■『漁船酒madara』とは？

日本で3番目に古い歴史を持つ「飛良泉本舗」が特別に醸造した日本酒を漁船に積み込み、波で揺らしながら保管・熟成することで完成するお酒です。
「酒漁泊一体」をコンセプトに、お酒単体ではなく、宿泊や飲食、観光と合わせて、にかほ市の観光コンテンツとして提供していく予定です。

Webサイト：https://www.gyosenzake-madara.com/

■商品名の由来について

地域の異なる業種が力を合わせ、混ざり合い、「斑」になる。その想いと地域の魅力が、美しく混ざりあった「斑色」から『漁船酒 madara』と命名しました。

■「酒漁泊一体」がコンセプトである本商品の開発背景、地域における役割とは？

にかほ市の観光は、観光名所を転々とする通過型観光が主流であり、地域内で経済が回る滞在型観光のコンテンツがありません。
新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに、2019年には約2,080,000人いた観光入込客数（延べ人数）は、2021年には約1,240,000人にまで減りました。
2026年には日本海沿岸東北自動車道の「遊佐象潟道路」が開通予定であり、滞在型の観光コンテンツがないにかほ市の観光業は、ますます厳しくなっていくことが予想できます。
そこで地域経済と観光業の活性化に寄与するべく、新たな滞在型の観光コンテンツを開発を目指していくこととなりました。

■『漁船酒madara』の開発について

『漁船酒madara』は、金浦漁港の地元漁師が、お祝いにもらったお酒を船に積み込み、味の変化を楽しんでいたという実話をもとに着想を得て企画が始まりました。
2022年10月29日に行なった、ＪＲ東日本秋田支社とＪＲ東日本びゅうツーリズム＆セールスの鉄道開業150年を記念した観光ツアー（一般社団法人ロンドがプロデュース）にて、約80名のお客様に積み込み体験を行なっていただき、第一号が誕生しました。

■特徴

第一号では、金浦漁港の底曳き網漁船の船長である5人の漁師の方にご協力をいただき、5種類の漁船酒が完成しました。

▼ご協力いただいた底曳き網漁船

• 浩栄丸
• 隆栄丸
• 松宝丸
• 国芳丸
• 第五栄徳丸

船の大きさや重さ、積み込み場所の違いから、積み込んだ漁船ごとに味わいが変化するお酒となりました。元のお酒から角が取れて丸い口当たりに変わったものや、より甘味を感じれるものなど、漁船ごとの違いを堪能することができます。一口飲めば、全ての種類を飲み比べしてみたくなるはずです。

■今後の展望

「漁船酒madara」は、お酒単体での販売は行わず、宿泊や飲食、観光ツアー等のイベントとのセットで提供を行なっていきます。にかほ市の魅力が詰まったこの一杯を通して、多くの皆様ににかほ市を体感しにきてもらいたいと考えてます。

また、2022年12月17日に、ＪＲ秋田支社と株式会社ＪＲ東日本びゅうツーリズム＆セールスの鉄道開業150年を記念した、秋田県にかほ市に行く「漁船酒を初解禁！『特急いなほ』に乗って行くお酒と食の呑兵衛旅」が行われます。参加いただくお客さまに「漁船酒madara」の積み下ろしを体験してもらい、第一号を堪能できる機会を提供します。
（詳細はこちら：https://presswalker.jp/press/5298）
「酒漁泊一体」のコンセプト通り、本ツアーでは地元漁師とのコラボレーションで漁船酒とともによりにかほ市の食、酒、文化、観光を楽しんでもらえるツアーとなっております。今後もこのような観光ツアー等で「漁船酒madara」を提供し、にかほ市の観光業と地域経済の活性化に寄与していきます。

■一般社団法人ロンドとは

⼀般社団法⼈ロンドとは、にかほ市のまちづくり法⼈です。
地域資源を活かした持続的なまちづくりと、まちづくりに取り組む地域プレーヤーの発掘・育成・持続化を⽬的に活動しています。起業創業に興味関⼼を持ってもらうイベントなど様々な取り組みを地域内外に発信し、地域の将来を担う⽅々 がチャレンジをしやすい環境を整えていきます。
Webサイト：https://rondo-nikaho.com/