都市空間の共時性を探る現代アートイベント「Synchronicity」が2025年1月に銀座で開催決定!35以上のアーティストが参加。

株式会社qutori

2024.11.26 20:17

ブランドやクリエイターの成長を支援する株式会社qutori(CEO:加藤 翼、本社:東京都港区、以下:qutori)は、現代アートの多義性と包括性、都市空間での想像性を問うイベント「Synchronicity」を2025年1月25日・26日の2日間にわたり開催します。銀座にある約1,500平方メートルの広大な会場で、35名のアーティストが集い、パフォーマンス、音楽、彫刻、立体、平面など、多彩な手法で表現を繰り広げます。

本イベントでは、銀座のフィールドワークを経て制作されるメディア作品や、都市の記号を再考する平面作品が展示され、都市生活と自己の関係に対しても焦点が当たります。また、酒井直之によるパーキンソン病と共に生きる人々を対象としたワークショップ《Dance Well》や、古川実季によるエンゲージメントアート形式の作品《Tejiendo una relación -関係を織りなす》など、参加者同士の対話を通して、新たな共時性を発見する機会もお届けします。

 

■ イベント概要
日時: 2025年1月25日(土) 26日(日) 12:00~21:30
場所:東急プラザ銀座6F (銀座駅徒歩1分)

入場料:1800円(税込)
主催:株式会社qutori
会場協力:東急不動産株式会社・東急不動産SCマネジメント株式会社
協賛:有限会社 タキコウ縫製 ハナロロ、株式会社Louvy

チケットページ:https://artsticker.app/events/53858
イベントページ:http://qutori.jp/synchronicity
SNSアカウント:https://www.instagram.com/dot.axus/

※ 無料でシッターにお預けが可能な「託児ブース」、センサリースペースの設置をします。
※「親子スペース」「託児ブース」の利用可能時間は12:00〜19:00を予定しています。
※ 両日とも20:45以降は中央エレベーターからの入退場となります。



■ メインビジュアル・ロゴ

 

テーマである「Synchronicity(意味のある偶然の一致)」を表現するため、似ているようで異なる2つのフォントを上下に組み合わせました。このデザインでは、異質な要素が結びつきながらも微妙にズレを感じさせる状態を描き出し、偶然性と調和が共存する美しさを示しています。一方、メインビジュアルでは、多様な表現レイヤーが重なり合いながらシンクロしていくイメージを視覚的に追求しています。

デザイン:小林 紗也

■ 参加アーティスト

柴田まお Sculptor

田附希恵 Sculptor

古川実季 Installation Artist

髙瑞貴 Performance Artist

Keisuke Sugawara Choreographer

福永将也 Dance Artist

酒井直之 Dancer / Choreographer

山岸詩音 Dancer / Choreographer

Ami Matsumura Dancer / Choreographer

豊田ゆり佳 Dance Artist / Choreographer

がらんどう Dance Artist, Performance Artist

岩田奈津季 Dancer / Choreographer, Performance Artist

樋笠理子 Dancer / Choreographer, Performance Artist

中島啓之介 Space Designer

rina ohmoto Photographer

矢島美保 Photographer

中野優太 Photographer

Tanaka Kaname Visual Artist

Liu Ten Contemporary Artist

ii eat Food creator

Tatsumi Ryusui Musician

Walm Musician

宮崎栞奈 Performance Artist

今宿未悠 Performance Artist, poet 

(敬称略/順不同)

 


■ 現代アートの可能性と奥行きを広げる

Synchronicityは、実験と共創により生まれるアーティストと現代アート業界を支える全ての参画者のためのイベントです。2023年表参道で開催した現代アートイベントでは、比較的敷居が高いと考えられるアート表現への接続について融和的なアプローチを取るべく、< ボーダーレス > を中核に据え、映像、写真、彫刻、立体といった多様な媒体が混在する実験的な空間で、アーティストと鑑賞者に生まれるオープンな関係性を築きました。Synchronicityでは、会場を10倍以上に広げることで時間軸でも同時性を実現し、参画者が想像を巡らせる場を創出します。

参考:昨年のイベントЯeSpiration
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000149.000040660.html

■ 作品紹介(一部)

《Blue》- 柴田まお


《Blue》- 柴田まお

<作品説明>
会場に置かれた青い造形物。それをリアルタイムで画面上に映し出し、 ブルーバックを利用したクロマキー合成を行う。 ​ 青い作品はカメラの前を通り過ぎる人々と共に、クロマキー合成を施された映像として、リアルタイムでモニターに映し出され、 そこには現実とは異なる姿が現れる。 ​ Covid-19により、表現の場が今までのように行われづらくなってしまった環境に於いて、 作品の物体としての存在はどうなってしまうのか。 画面上では見ることはできな いが、足を運ぶことにより見ることの出来るインスタレーションを構成する。

<略歴>
1998年横浜生まれ。2022年多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。2024年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。現代で多様化する人と人の繋がりや、その中で生まれる「コミュニケーションの在り方」をテーマに、彫刻やインスタレーションを発表する。 主な展示に、2019-2024「極寒芸術祭Teshikaga」/ 北海道・弟子屈町、2024「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD 第4期」/東京・日本橋、2023「六甲ミーツ・アート芸術散歩 2023 beyond」/ 兵庫・六甲山、2023「多層世界とリアリティのよりどころ」/ 東京・ NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、2023「RECONSIDER/ 考え直しなさい」/ 大阪 Marco gallery など

 

《Dance Well》- 酒井直之


《Dance Well》- 酒井直之

<作品説明>
ダンス・ウェルは、美術館や自然の中など、芸術的空間で行われるパーキンソン病と共に生きる方々を主な対象としたダンス芸術活動です。子どもから大人まで、年齢やダンス経験を問わずどなたでも参加できます。2013年にイタリアのバッサーノ・デル・グラッパで誕生し、現在では日本でも活動が行われています。

<略歴>
ダンサー。映像作家。東京藝術大学大学院修了。 文化庁「新進芸術家海外研修制度」研修員として渡伊。パーキンソン病と共に生きる人々との芸術活動「Dance Well」講師。 国内を始め、欧州、中東、アジア諸国での舞台公演に多数出演のほか、RADWIMPSのライブ、森七菜のMV等のメディア出演、ミュージカルへの振付提供等を行う。 春日部市を拠点に芸術によるまちづくりを目的としたイベント開催、映像制作、ワークショップ等を展開。「おかえりかすかべ音頭」で藝大アートフェス<グランプリ>受賞。

 

 

《There is a world of difference between knowing and doing》- 豊田ゆり佳


《There is a world of difference between knowing and doing》- 豊田ゆり佳 

<作品説明>
ポスト・モダンダンス世代のアメリカのダンサー、イヴォンヌ・レイナーが手がけた詩集に収められている「The world upside down」という詩は、" 世界がまるで天と地がひっくり返ったよう" という表現や、" 慈悲の気持ちはどこにあるのか" という問いを投げかけている。 この詩が具体的に何を語っているのかは不明だが、この詩を" 知ることと実際に行動することには天と地ほどの差がある" と新たに解釈し、パフォーマンスを制作した。 詩集自体は1990 年代後半に書かれたものであり、イヴォンヌ・レイナーがアメリカを拠点にしていたことを考慮すると、「The world upside down」は9.11 の同時多発テロの悲劇を目の当たりにして書かれた可能性も考えられます。明日がどうなるか分からないこの世界で、私たちはどのように振る舞い、生きていくことができるのでしょうか。

<略歴>
4歳よりクラシックバレエを始める。 2021年3月 立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。 2021年4月 東京藝術大学美術研究科先端芸術表現専攻入学。 2023年9月 パリ国立高等美術学校(École nationale supérieure des beaux-arts)に交換留学。

 

 

■ 銀座のフィールドワークを経て制作されるメディア作品
4つのスピーカーを配置し、銀座の異なるエリアを巡るような体験をします。都市の視覚と音の交わりをテーマに、Miho Yajima氏が撮影した風景写真と、ベルリン在住の音楽家Tatsumi Ryusui氏が現地で採取した音を融合させ、観客に独自の視覚と聴覚の旅を届けます。

アーティスト:
Keisuke Sugawara
Tatsumi Ryusui
Miho Yajima

■ 本の関連性を自発的に発見することで、第三者に影響されない解釈を持てる場
7つのエリアには、無作為に持ち込まれたアートブックが並びます。参加者はエリアごとに一冊の本を読むことで、自発的に関連する点を発見し、批判を行い、新しい発想を生み出します。アルゴリズムベースで資料を集める潮流とは逆の試みである本企画では、参加者の“レビュー”は共有されず、読んだ本の順番のみが匿名のデータとして公開されます。無意識のうちに他者の感想に影響されやすい現代において、資料選定時の恣意的な誘導を最低限に留め、反対に参加者自身が本と本の関連性を探ることで、自発的な思考を引き出すことを目指します。


■ 親子スペース・託児ブース・センサリースペースの設置
本アートイベントでは、すべての来場者が安心して楽しめる空間づくりを目指し、
・お子さま連れが一緒にアートを楽しめる「親子スペース」
・無料でシッターにお預けが可能な「託児ブース」
・音や光に敏感な方々、静かな環境を必要とする方がリラックスできる「センサリースペース」
を設置いたします。

※「親子スペース」「託児ブース」の利用可能時間は12:00〜19:00を予定しています。

どれも、個々の多様なニーズに配慮し、すべての方が快適にアート体験を楽しむことができるような配慮を行った上で、別々の空間として区切るのではなく、同じ時間・空気感を共有できるようなスペース設計を施します。

スペース運営:そだてるはたらくプロジェクト(株式会社Louvy)




■ 監修アーティスト KEISUKE SUGAWARA

ベルリン在住のパフォーミングアーティスト兼振付家。身体的なアプローチを重視しつつ、観客が空間全体を体験できる構造を取り入れた作品を特徴とする。

2017年の渡独以降、「自己のあり方と他者との関係性」を創作の主なテーマとし、実験的なアプローチを用いて精力的に作品制作を続ける。代表作は『虚無の人。灯りを持つ人。 (2019)』、『空谷の跫音 (2021)』、『(un)gehört (2023)』。ドイツ、デンマーク、エストニアなどの欧州諸国および日本で作品を公演し、高い評価を得る。また、リトアニア、イラクの国際フェスティバルへの招致実績有り。これまでに、ドイツ連邦政府文化振興基金、EU・Japan Fest日本委員会、デンマーク王国オーデンセ市、欧州文化首都、文化庁などの団体・機関から支援対象アーティストとして選出される。
website: www.keisuke-sugawara.com



 

■ 運営会社 株式会社qutori


代表者:加藤翼
所在地:〒106-0047 東京都港区南麻布4丁目12−7
設立:2018年7月
URL:https://qutori.jp/
事業内容:コミュニティとポップアップ関連したコンサルティング及びクリエイティブ事業




 

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種類
イベント

カテゴリ
エンタメ