新型コロナ等による未完成の引渡しが増加
新築戸建ての8割以上で発生する不具合、住宅性能に影響大
業界初の個人向け総合不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人”株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社長:大西倫加)は、新築戸建てに見られる欠陥とその対策について、弊社サイト内コラムにて公開しました。新築戸建ての不具合発生率は、過去5年間で上昇傾向にあります。当社のホームインスペクション実績データを元に、発生率の高い不具合と、施主が確認すべき点をまとめました。
1. 完成後引渡し前の検査で見つかる不具合
「新築住宅だから完璧なはず」と考える人も少なくないでしょう。実際には、完成後住宅の約半数に不具合が見つかっています。窓の建付けが悪い等、軽微なものから、床下・基礎の目に見えないけれど重要なものまで、多岐にわたります。
2. 工事中の検査で発見!重大な不具合
当社が実施した「工事中検査」において、建物の性能に影響が及ぶ重大な欠陥の発生率は、約8割と非常に高い確率です。
3. なぜ増加?不具合が起きてしまう理由
施工会社が不具合を見逃してしまう要因の1つとして考えられるのは、「未完成の引渡し」です。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う建材・設備等の供給遅延等が続くなか、一時的な措置として未完成でも工事完了検査̽が認められています。
※.国土交通省は2020年2月に建設会社への支援策として、未完成でも完了検査を可能とする文書を関係機関に周知。
4. 新築マイホームの欠陥を未然に防ぐ方法
建物の性能に関する箇所は、工事中に必ず検査してもらうよう施工会社に依頼し、検査項目と内容は報告書で確認することが大切です。また、ホームインスペクション(住宅診断)を活用するのもおすすめです。住まいを守るために行うアドバイスや欠陥の有無などを、第三者の立場に立って説明してくれます。
詳細については弊社コラムにてご紹介:
https://www.sakurajimusyo.com/guide/34363/
■不動産の達人 株式会社さくら事務所■
東京都渋谷区/代表取締役社長:大西倫加
https://www.sakurajimusyo.com
株式会社さくら事務所は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、個人向け総合不動産コンサルティング企業です。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行う「不動産の達人サービス」を提供、2022年12月現在で59,000組を超える実績を誇っています。
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