輪島市街の緊急現地調査から見えた浸水の原因

株式会社さくら事務所

2024.09.29 09:00

地震の影響、なぜ仮設住宅が浸水したか、ハザードマップ評価

個人向け総合不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人”株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社長:大西倫加)が運営する防災シンクタンク「だいち災害リスク研究所」は、地震で被害があった能登地方で発生した、豪雨災害を受けて、地盤災害ドクター・横山芳春による現地の緊急調査結果について調査結果をサイト内で公開しました。

輪島市街地で浸水被害があった6地域、仮設住宅について、まず何が起きていたか、被害はどのような原因が考えられるか?ハザードマップの評価は?仮設住宅の被害は?地震の影響は?今後の対策は?

などについて実際の各地を歩いて見聞した内容を纏めています。


        調査範囲と想定される浸水の経路(重ねるハザードマップに加筆)

輪島市街地の被害の原因と地震との関係性は?

 

■浸水の原因は3つ。ハザードマップの想定外の被災も

輪島市街の浸水被害の原因は?1)平野の川の氾濫、2)山間部を流れる小さな川の氾濫、3)山からの水・土砂の流入の3種類を確認

・仮設住宅の浸水は、ハザードマップで想定されていない山間部の川の氾濫が原因とみられます。

 

■地震の影響は?山側の地盤の亀裂によるものを確認など

・輪島市街、中心部の水・土砂流入は近くの高台のグラウンドで大きく亀裂があった場所からの流出を確認。

・流木や土砂が多い原因には地震による流域の土砂崩れ、土の堆積の可能性も

 

同じような被害を繰り返さないために

・ハザードマップはまず参考に。ただし想定外もありマップで色がついていない=安全の担保ではないことを周知。

・安全な地形(台地の平坦地)を活用。災害履歴がある場所は避ける、水を堰き止めるような場所も避けるなどで回避を。

・地震後の豪雨災害は懸念されますが、全く想定されていない被害は少なく、立地の災害リスクを見極めた備えが重要です。

 

詳しくは、調査結果「輪島市街の緊急現地調査から見えた浸水の原因 地震の影響?今後の対策は?
~輪島市街の仮設住宅被害の多くは山から下る小さな川の氾濫」をご覧ください。

https://www.sakurajimusyo.com/guide/38862/

さらに具体的なお話が聞きたい方はお気軽にお問合せください。専門家が事例と共に取材にてお話させていただきます。

 

さくら事務所について

株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社⻑:大⻄倫加)は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業です。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行う「不動産の達人サービス」を提供、67,000組を超える実績を持っています。

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