もしもの災害時/ペットと一緒に避難できる?愛するペットを守る防災知識
「同行」か「同伴」かを必ず事前にチェック
業界初の個人向け不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人”株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社長:大西倫加)が運営するシンクタンク「だいち災害リスク研究所」は、災害時に懸念されるペットの避難に関する特別コラムを11月28日(月)に公開いたしました。 災害により避難生活を送ることになると、人だけではなく大切なペットにも大きな影響が発生します。事前の備えや準備をしておくことで、いざ避難生活を送るにあたって、ご家族とペットへの被害や影響を最小限にとどめることができます。ペットを連れた避難の際のポイントと準備しておくこと、事前に確認しておきたい災害リスクについて解説します。
覚えておきたい「同行避難」と「同伴避難」の違い
まず確認しておきたいのが、お住まいの近くの避難所がペットの受け入れを行っているかどうかです。これは、市区町村などの避難所のホームページ等で情報が公開されていますので、平時のうちに確認しておくとよいでしょう。受け入れ可能な場合には、似通った言葉ですが、飼い主は屋内、ペットは玄関や外など同じ避難所の中で別の場所で過ごす「同行避難」か、同じ避難所の屋内などで飼い主とペットが同じ場所で過ごすことができる「同伴避難」を行っているかを確認しましょう。どのような種類の動物が、どのような条件で受け入れられているかも自治体によって異なっているので、事前の確認が求められます。
ペットが避難するにあたっては日常通りの生活が難しくなることから、日ごろからの備えが重要となります。備蓄品と持ち出し際の優先順位の例としては、動物の健康や命にかかわるもの、情報、ペット用品の順となります。基本的なしつけのほか、適切なワクチンの接種、マイクロチップ挿入、ケージなどに慣れておくことなども、日常から行っておくとよいでしょう。
災害への備えは、立地や住み方によっても異なります。例えば、水害や土砂災害の心配がない立地の方であれば、豪雨が想定される際にも避難所に行く必要がありません。浸水が想定される地域でも、1階床面上などの浸水の想定であれば、2階に避難(垂直避難)ができる場合もあります。地震に関しても津波など影響を受けない耐震性能が高い家であれば、地震後にも自宅で住み続けられます。ペットがいる場合には、公的な避難所では受け入れが難しい場合や条件が厳しい場合もありますが、立地や住宅の構造などで避難が不要なケースであれば、自宅にてペットと避難することができるケースもあります。ハザードマップなどを参考に、災害リスクと建物の構造から、自宅から避難する必要があるかも確認しておくとよいでしょう。
以上、ペットの避難と災害リスクについて、以下の特別コラムを公開してまとめています。
特別コラム:ペットの災害対策、避難はどうする?
個人向け災害リスク診断サービス「災害リスクカルテ」
■不動産の達人 株式会社さくら事務所■
東京都渋谷区/代表取締役社長:大西倫加
https://www.sakurajimusyo.com/
1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業で2022年10月末日現在で58,000件を超える実績を誇る。
■だいち災害リスク研究所■
所長:横山芳春
https://www.sakurajimusyo.com/daichi/
安全性の高い土地選びと住宅づくりを広めることを目的として2021年に大西倫加が設立。防災のコンサルティング事業を開始し、国内唯一の個人向け災害リスク診断サービス「災害リスクカルテ」を提供する、さくら事務所運営のシンクタンク。
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