【猫が飛ぶ島】映画『さなぎの猫』ロシア五大映画祭「アムールの秋映画祭」にて上映【SFコメディ】
「猫が飛ぶ島」として知られる香川県「佐柳島」のノスタルジックな風景の中で繰り広げられる日本ならではの静かなSFドラマを描き、国内外の映画祭で多数の賞を受賞している猫島SF・ヒューマン・コメディ『さなぎの猫』が2024年9月14日から22日までアムール州の首都ブラゴヴェシチェンスクで開催されるロシア五大映画祭の一つ「アムールの秋映画祭」で9月15日にロシアプレミア上映される。
『さなぎの猫』は香川県多度津町地域おこし協力隊からの発案を受けて大阪の映像制作団体U.M.I Film makersが主体となって製作した香川県佐柳島を舞台にした長編SFコメディ映画。
佐柳島の島民の方々の全面的な協力を得て佐柳島の魅力である美しくのどかな風景をふんだんに散りばめた。
猫島として人気の高い佐柳島が舞台とあって昨年の一般公開では、遠く山梨や愛媛からわざわざ足を運ぶ人もおり、佐柳島や多度津町にゆかりを持つ人たちが訪れるなどして、SFコメディでありながら地元愛に溢れた地域おこし映画としても好評を博した。
日本の伝統的な日常とその中に突如現れる非日常の交錯が生み出す民話的感覚とSF的世界観の融合したユニークな物語が、ベラルーシ最大の映画祭である昨年度のミンスク国際映画祭で日本映画として唯一となる正式上映や、ウクライナのリリーインディフィルム映画祭で最優秀長編受賞など、海外の映画祭でも高く評価されている「日本ならではの静かで優しいSF作品」である。
監督・脚本は前作『さようなら』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭フィルミネーション賞(日本)・コーカイ国際映画祭最優秀犯罪映画賞(インド) など国内外の映画祭で数々の賞を受賞したオパンポン創造社の野村有志。
劇作家としてペーソスと笑いを融合させた独自のテンポと間を駆使した作品が支持されている野村が、様々な場所を住む場所に選んだ者たちの未来・過去そして今にまつわる切なくて美しい人間(?)模様を丁寧に描いた。
今回のロシアでの上映はフェスティバル実行委員会から野村監督の現地参加を含めた招待を受けて実現したもの。
国際情勢の影響も有り野村監督の現地参加は実現しなかったが、本年度日本からの唯一の参加作品となる。
【あらすじ】
猫島として有名な瀬戸内海の佐柳島に靖という一見ぶっきらぼうな男が暮らしていた。
ある時、靖はびしょ濡れで島を徘徊する花子と名乗る女と出会い、海に落として無くしてしまった「鞄」を探して欲しいと頼まれる。
おりしも帰省中だった靖の幼馴染である千佳とその夫の清は偶然にも浜辺で不思議な丸いカプセル型の「鞄」を発見するが、その中身は有り得ない程の大量の札束だった。
やがて花子の存在は徐々に島の人々の生活を狂わせ始める…
【予告編】
https://youtu.be/l1KUEr9wMso
【上映情報】
会場
アムール地方民俗芸術の家
(ロシア連邦 アムール州 ブラゴヴェシチェンスク ピオネルスカヤ通り-1)
https://maps.app.goo.gl/v2hAJPYLv6EYntqM6
日時
9月15日(日)18:00~
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