9周年を迎えたFGOは人気が継続、日本では2015年から収益トップ10圏内をキープ、過去3年の平均MAU100万以上を記録
リリースから現在まで、日本で人気を博している『Fate Grand/Order』が9周年を迎えました。日本での過去3年間の平均MAUは100万以上で、継続率も高水準を維持しており、日本を代表するモバイルゲームの1つであることがデータからもわかります。
FGOは2016年から日本のモバイルゲーム収益トップ3圏内をキープ、2021年8月からの平均MAUは100万以上
2015年7月にAndroid版、同年8月にiOS版がリリースされたターン制モバイルRPGの『Fate Grand/Order』(Aniplex)が、9周年を迎えました。2004年にPCゲームとして発売された『Fate/stay night』に始まる『Fate』シリーズには多数のゲームがありますが、『Fate Grand/Order』はドラマチックなストーリーを始め、今なお多くのファンから支持を得続けています。
『Fate Grand/Order』はアメリカや中国を始め世界の市場で展開されていますが、日本での存在は際立っています。Sensor Towerのデータによると、2015年から2024年上半期までの各年の日本のモバイルゲーム収益において、同作はトップ10圏内をキープしています。
上記のグラフからもわかるとおり、同作は2016年から2023年までの間トップ3圏内にランクインしており、日本における安定した収益力の高さがわかります。多数の新作や根強い既存タイトルがある中、こうした実績を出せるモバイルゲームは多くありません。
際立っているのは収益だけではありません。Sensor Towerのデータによると、『Fate Grand/Order』の上位市場である日本、中国、アメリカ、韓国のMAUを比較すると、日本が圧倒的高水準であることがわかります。
2021年8月から2024年7月の期間で見ると、日本の平均MAUは100万以上を記録しています。一過性の人気ではなく、日本のモバイルゲーマーから継続的に大きな人気を得ていることがわかります。
モンスト、パズドラなどの日本で人気のモバイルゲームと比較しても継続率が高いFGO
高水準MAUを支えている要因として、継続率が挙げられます。Sensor Towerのデータによると、2024年第2四半期の日本のおけるモバイルゲーム収益トップ5のタイトルは、1位が『モンスターストライク』(MIXI)、2位が『パズル&ドラゴンズ』(GungHo Online Entertainment)、3位が『キノコ伝説:勇者と魔法のランプ』(Joy Net Games)で、『Fate Grand/Order』は5位となっています。
これら5タイトルの日本における継続率を見ると、『Fate Grand/Order』の高い継続率が際立ちます。Sensor Towerのデータによると、同作の継続率は30日目で30%以上、60日目および90日目で25%以上を維持しており、一度プレイを始めたモバイルゲーマーを離さない魅力があることがデータからわかります。比較対象のモバイルゲームはいずれも日本で人気のタイトルですが、継続率において『Fate Grand/Order』は頭一つ抜けています。
Sensor Towerのデータでエンゲージメントを見ていると、平均セッション数/週では『崩壊:スターレイル』(miHoYo)と同程度(グラフの縦軸)、平均使用時間/週(分)では『パズル&ドラゴンズ』や『モンスターストライク』より多くなっていることがわかります(グラフの横軸)。各円の大きさは使用日数/月を表していますが、大きな違いはなく、概ね13日/月となっています。
また、Sensor TowerのAudience Insightsのデータによると、2024年第2四半期の日本における『Fate Grand/Order』のユーザーは、男女比では男性6:女性4の比率で、年齢層では25歳~34歳の層が最も高く45%を占めています。同期間のペルソナでは「コアゲーマー」が一般人口との比較で突出しており、若いモバイルゲーマーからの支持が続いていることがわかります。
Sensor Towerのモバイルアプリインサイトのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
Sensor Towerのモバイルアプリインサイトで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :
https://sensortower.com/ja/demo
Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、モバイルアプリ/ゲームのデータや分析環境を提供する企業です。X(旧:Twitter)、Unity、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業からも信頼されており、モバイル市場のトレンド把握に役立つモバイルアプリインサイト、広告戦略の最適化に活用いただけるデジタル広告インサイトなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
日本オフィスは2023年夏より東京・日暮里に移転、日本でのビジネスを強化しており、パートナー企業様も急増中です。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートもより強化していく所存です。
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