令和6年度『仙台市 NanoTerasuトライアルユース事業』に選定
3D Architech合同会社(本社:東京都港区、代表:成田海、以下「3D Architech」)は、宮城県仙台市が行う令和6年度「仙台市 NanoTerasuトライアルユース事業」に選定されましたのでお知らせします。
仙台市 NanoTerasuトライアルユース事業概要
仙台市は、NanoTerasu(ナノテラス)の利活用を促進するため、「仙台市NanoTerasuトライアルユース事業」に取り組んでいます。この度、令和6年度の事業候補者として10社が選定され、当社もその一つに選ばれました。
東北大学・青葉山新キャンパスに位置する世界最高レベルの高輝度放射光施設「NanoTerasu」は、太陽光の10億倍の明るさを持つ光を使用して、ナノメートルレベルで物質を可視化することができ、「巨大な顕微鏡」とも称されています。この施設は、物質の表面電子状態やその変化を高精度で追跡できることから、基礎研究から産業応用まで幅広い分野での活用が期待されています。
この「NanoTerasu」を地域企業も利用できるように設けられた「トライアルユース」枠に、令和6年度は10社が選ばれ、当社も採択されました。当社は、ミクロレベルで設計された構造と現象の可視化を通じて、水素製造装置をはじめとするエネルギーデバイスの改良を目指します。特に、自社の金属3Dプリント技術により製造した部材(拡散層)を使用し、水の電気分解によるガス生成時の気泡生成をリアルタイムで観測することで、気泡生成挙動と電気分解性能の相関を調査し、製品の性能向上を図ります。
関連リンク:https://www.city.sendai.jp/research/risakon/trialuse/202405kisyahappyou.html
会社概要
3D Architechは、カリフォルニア工科大学(Caltech)から生まれた最先端の3Dプリンティング技術を基に設立されたスタートアップです。ミクロ単位の高解像度を実現する金属3Dプリンティング技術を提供しています。この技術は、データセンターの冷却用ヒートシンクや水電解および燃料電池の部材・製品製造において、効率と性能の大幅な向上を可能にします。
会社名 :3D Architech, Inc.
所在地 :ケンブリッジ(マサチューセッツ州、アメリカ合衆国)、仙台市(宮城県、日本)
代表者 :成田 海
ホームページ:https://www.3d-architech.com/ja/home
本件に関する問い合わせ先
3D Architech 広報
contact@3d-architech.com
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