【夏休みの体験支援】映画館で映画を観たことがない親子へ、夏休みに映画鑑賞の体験支援プロジェクトがスタート。
本企画は、夏休みの体験不足に悩む親子へ『映画館での鑑賞体験』をプレゼントするための体験支援プロジェクト。 NPO法人チャリティーサンタでは「子どもたちに〝愛された記憶〟を残すこと」を目的に、これまで十数年に渡り、子どもたちに特別な思い出を届けてきました。 活動を続ける中で「長期休み」へのサポートを求める声が、毎年、多くの生活困窮する子育て家庭から寄せられていることに気付きました。 今回アンケート調査を行い、特に多かったのは「夏休みなのに特別なことをさせてあげられない」という声でした。 「子どもの体験格差」という言葉が広がっていますが、一年で一番長く、子どもにとっては楽しみであるはずの夏休みは、心にずっと残ることの体験を「できる子」と「できない子」の格差が生まれやすいのです。 こんな子どもたちに、夏休みの特別な思い出を届け、親にとって「子どもにやりたいことを諦めさせる」というつらい気持ちを少しでも和らげたいと考え、夏休みの子どもの体験ニーズを調べ、「全国の子どもを対象に実施できる活動」を検討したところ、今回の企画「映画館での映画鑑賞体験」にたどり着きました。
▼はじめに
映画鑑賞体験支援の始動は、2024年8月実施はプレ開催として、運営費用は助成金なども一部活用し団体で負担し、380組(親子1,000人)の家庭を招待しました。 実際に行う支援プログラムの内容は、「それぞれの家庭が観たい映画を観られる」ことを大前提として、忙しい子育て家庭であってもできる限り参加しやすいよう場所も時間も自由に選べるように考え、好きな映画を観られるデジタルギフト「映画GIFT※」を贈ることにしました。
この企画には、まだ正式なプロジェクト名がありません。今回のプレ実施に際し、事前アンケート/事後アンケートを実施し、正しくニーズを確認しながら、今後の本格スタートに向けての仕組みづくりを行います。以下で紹介するアンケート結果は事前アンケートからわかった内容ですが、さらに今後、事後アンケート調査を行いこの取り組みが有効なのかについても検証していきます。
また、同時に行っているクラウドファンディングは、本格始動への資金調達ということもありますが、メインの目的は、映画好きな方、映画業界の方に仲間になってもらい、立ち上げに力を貸してくださるメンバーの募集です。皆さまにご協力いただきながら、映画鑑賞体験支援を本格展開していきます。
(※)映画GIFTとは、全国の映画館で利用できるデジタル映画鑑賞券「ムビチケ」を購入の際にご利用いただけるプリペイドコードです。ムビチケのウェブサイトから観たい作品を選んだら、購入画面で映画GIFTコードとPINコードを入力してムビチケを購入し、映画館のサイトで座席指定することで映画を鑑賞できます。
▼事前調査でわかったこと
子どもが毎週見ているテレビ番組ではCMで映画の宣伝が流れたり、街なかにはポスターが貼られたり、子どもたちの周りには、これでもかというほど「映画を観に行きたくなるような環境」が溢れています。 実際に、私たちが行った「生活困窮する子育て家庭への映画鑑賞に関するアンケート調査」でもそういった声が散見されました。
▼調査結果とアンケート
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▢調査概要
調査目的:経済的に厳しい子育て家庭における「映画館での鑑賞体験の実態」「夏休みの体験ニーズ」を把握する
調査対象:公的な支援を受けている子育て家庭(児童扶養手当受給家庭、就学援助受給家庭、生活保護受給家庭)、左記と同程度の経済状況の家庭
回答人数:1,855世帯(ひとり親家庭:94.6%、両親家庭:5.4%)
調査期間:2024年7月31日~8月4日
調査方法:オンラインアンケートフォームにて回答
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【1】保護者の84.7%が「経済的な理由で映画館での鑑賞を諦めさせた経験がある」と回答。「今後あるかもしれないと不安に感じている」も合わせると96.9%に。
【2】子どもの64.4%が「この1年の間に映画館で映画を観ていない」と回答
【3】保護者の5人に1人が「親子一緒に映画館で観たことがない」と回答。「1年以上観ていない」「覚えていない」も含めると割合は71.3%に。
*アンケート調査について 上記は調査内容の一部のみです。映画を観るためにかかる「その他の金銭的コスト(交通費)」「映画館までの時間」なども確認しています。
さらに、一般家庭との比較も含めた追加調査を行う予定です。詳細データは寄付者向けの活動報告会などで紹介いたします。
▼実際に届いている声
※一部抜粋
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主人がいた頃は毎年1回は映画館に行っていたのですが、亡くなってからは、経済的な理由で行かせてあげることが出来なくなりました。今回、このような企画があり、是非また映画を見せてあげたいと思い、応募させていただきました。(子ども:中学1年生 小学4年生、小学2年生)
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最後に映画館に行ったのは4年前くらいのポケモンでした。家族みんなでいくと、かなり高額なので子どもたちは遠慮してか「少し待てばテレビでみれるから行かなくていいよ!」と言います。連れて行ってあげたら喜ぶだろうなと思いました。(子ども:中学1年生、小学5年生、小学2年生)
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素直に書くと、家族3人でポップコーンを食べながら子供の大好きなアニメを映画館でみてみたいです。金銭的に余裕がなく家族で映画をみに行った事がありません。初めて家族で映画をみに行きたく応募しました。どうか宜しくお願いします。(子ども:高校1年生、小学4年生)
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毎年「コナン映画に友達が行こうって言うけど、行っていい?」など夏休み春休み冬休みとそう言った会話が何度も出てくるが、良いよ、行っといで。と言えない。子どもも経済状況を知ってるから、強く行きたいっていえずにいるから今している映画も行きたいなって言っていたので。(子ども:高校1年生)
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記憶を辿っても最後に子供と何を観に行ったか思い出せません。それくらいの年月一緒に行ってなかったのだと寂しさすら覚えました。子供が子供でいられる期間は限られていて、あとどれだけ一緒に出かけられるか。機会があるなら一緒に映画でも久々に観て、楽しませてあげたいです。(子ども:中学3年生)
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友達が行ってきた、という話で頻繁に映画の話なども出てくるので行かせてあげたいです。最後に観たのは保育園の頃に近所で子供を対象に公民館で行われていた鑑賞会なので10年以上前になります。中学3年生なので本当の映画館に連れていって体験させてあげたい気持ちでいっぱいです。(子ども:中学3年生)
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映画館で見るのは高いので連れていったことがありません。子どもたちも昔は「鬼滅の刃」や「スラムダンク」などお友達が観に行ったのを羨ましがっていましたが、最近は高いのを察して、行きたいと言わなくなりましたが、この機会に一度は映画館に連れていってあげたいなぁと思ったので、応募させていただきます。(子ども:小学6年生、小学5年生)
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夏休みになにかひとつでも思い出作りをしてあげたいと思いますが、夏休みはお昼の食材費がかかり、普段以上に経済的に厳しくなるので、とても難しいです。映画のチケットで観れる映画を検索したところ、娘がからかい上手の高木さんをずっと前から観たかったと言いました。主役の俳優さんのファンらしいですが、お金がなくて観に行けず、友達からのお誘いを断ったんだと聞きました。
どんな映画だったかを、友達から聞いて観たつもりになって我慢したと言っていたので、今回チケットが当たったら、ぜひ見せてあげたいと思い応募しました。(子ども:中学2年生、小学5年生)
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息子と映画を観たことがありません。(中略)女の子の前で恥をかかないよう、経験させたいと思うことはたくさんあります。カラオケ、ボウリング、旅行、映画…どれも行ったことはありません。先日初めて、やっと焼肉を初体験させることができました。映画を初体験させるお手伝いをいただけると大変嬉しいです。(子ども:小学6年生)
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小学校に上がると友達が家族で映画に行った話を子どもがよく耳にすることが増えました。「僕も映画館に行きたい。◯◯の映画が観たい。お金かかるの?」と聞いてくるので、うちは行けないと子どもに説明して諦めさせていました。
今回、好きな映画が見られる支援があるとチャリティーサンタさんのメールで知り、子どもに確認したところ、ぜひ映画館に映画を観に行ってみたいとのことだったので応募させていただきました。長い夏休み、かつお金もかけずにどう過ごすか、休みが始まって2週間弱で既に困り始めていたので、この映画体験が今年の夏の思い出に、そして人生で初めてのよい経験になるのではと思いました。(子ども:小学3年生、小学1年生)
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まだ3人とも映画館で映画を観たことがなく、つい最近、映画館で映画が観てみたいと言われたところでした。子ども3人と大人1人で観に行ったら5,000円はかかります。ひとり親で毎月越すのもやっとなので、今の状況では我慢させるしかありません。
今までは子供が観たいと言った映画はテレビ放送があるまで1年待って金曜ロードショーなどで見てました。でも他の子は1回は行ったことあるであろう映画館で観る体験をそろそろ(上の子は小学5年生なので)させてあげたいです。絶対喜びます!当たったら子どもたちが大好きなミニオン観に行きたいです。ご縁があればどうぞよろしくお願い致します。(子ども:小学5年生、小学3年生、5歳)
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▼クラウドファンディング開始から、わずか4時間で目標金額「100万円」を達成!
まったくのゼロからの立ち上げプロジェクトにも関わらず、多くの方がご賛同くださり、シェアしてくださったお陰で、開始4時間で当初目標の100万円を達成し、開始から12時間で300人を超える方から支援をいただきました。同時に、SNSやメールでも賛同の声が直接私達に届いていることにも反響の大きさを実感しました。 今回集まった金額は、次回以降の本格スタートの際の親子招待に活用する計画ということもあり、ネクストゴールとして「親子4,000人を映画鑑賞に招待する金額=550万円」に目標設定しています。
▼映画鑑賞体験支援の本格展開のための映画業界の仲間集め
今回のクラウドファンディングは、このプロジェクトがプレ実施、仕組みづくりの段階ということもあり、どのような形にするか真剣に考えた結果、「①調査活動(困窮家庭✕映画館)」「②本格展開前のプレ実施」「③映画業界の仲間集め。」の3本の軸を目的にすることにしました。
まず「①調査活動(困窮家庭✕映画館)」では、事前に行う実態調査、終了後のフィードバックアンケート等を行い、映画鑑賞体験支援のリアルな必要性やそのニーズを叶えるための必要なことを正しく把握します。
次に「②本格展開前のプレ実施」では、本格的に全国展開する前に、まずは団体負担でプレ実施を行い、運営上の負荷やリスクを洗いだすことで、より安心・安全・低コストで実施できるような仕組みを作っていくための材料にします。
最後は、「③映画業界の仲間集め」です。現在は、プロジェクトの立ち上げにあたり、わたしたちの考えに賛同してくださり、期待を込めてご支援くださった大切な資金を活用し、本格展開のための仕組みづくりを行うという最も重要なフェーズです。恥ずかしながら、わたしたちには映画業界の知見やつながりが少ないのが現状です。クラウドファンディングをきっかけに、映画業界の仲間・同志を募り、専門的な視点やアドバイスをいただきながら多角的な視点で見て意味のある仕組みづくりを一緒に行うことで、このプロジェクトを完成させたいと考えています。
プロジェクト締め切りの9月10日(火)まで引き続きご支援を募集しています。
https://camp-fire.jp/projects/770314/view
1組でも多くのご家庭に支援を届けられるよう、ご寄付はもちろん、口コミやシェア、拡散していただきますようお願いいたします。
▼運営団体「NPO法人チャリティーサンタ」について
NPO法人チャリティーサンタは、「子どもたちに愛された記憶を残すこと」をミッションとして掲げ、「子どものために大人が手を取り合う社会」を目指し、活動を展開しています。2008年に活動を開始し、2014年にNPO法人化を果たしました。 全国31都道府県41支部で行う「サンタクロースの訪問活動」をはじめ、全国の書店と協働する「ブックサンタ」、洋菓子店と協働する「シェアケーキ」、全国の困窮する子どもを支援する団体とのネットワークづくりなど多岐にわたって活動しています。現在は、クリスマスにとどまらず、1年を通じて困窮する子どもたちへ体験を届ける活動の仕組み作りをおこなっています。
特定非営利活動法人(NPO法人)チャリティーサンタ
所在地:〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町3-21-5 ヒガシカンダビル307号
代表者:代表理事 清輔(きよすけ)夏輝
設立:2008年9月(NPO法人化2014年4月)
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NPO法人チャリティーサンタ
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